シャルルカン(本家)
オマル・ビン・アル・ヌウマン王とふたりの息子シャルルカンとザウ・アル・マカンの物語に登場するネマーン王の息子。剣・弓・槍を持てば並ぶものなく、数々の武勲で世に知られた勇猛な王子。シャールカーンとも呼ばれる。
後に運命のいたずらから異母妹ノーズハトゥと結婚して娘をもうける。
シャルルカン(マギ)
週刊少年サンデー連載の『マギ』の登場人物。
pixivではこちらの意味で使われる。
概要
CV:森久保祥太郎
エリオハプト出身。21歳。180cm。
浅黒い肌に、後れ毛を後ろで結った銀髪の持ち主。腰に巻いた、金属板を連ねたような分銅付きの帯(防具?)は自分では「カッコイイ」と思っているらしい。
軟派な風貌で酒好き。勤務外は仕事しない主義と言い切り、たとえ上から仰せつかった弟子の指導でさえも、勤務時間が過ぎれば途中であろうと切り上げて飲みに行く程。
その一方、実力は確かであり、凄まじい剣術の持ち主。シンドバッドはアリババに紹介する際に「自分よりも剣術に長けている」と高評価し、シンドリアに滞在以降のアリババの剣術の師として指導するようになる。アリババ曰く、指導となると性格が豹変するらしい。
ただし、幼い頃は根暗で人に話しかけるのが苦手だったとか。
同じ八人将であるヤムライハとは会うたびに口喧嘩をしており、登場当初から「剣」と「魔法」どちらが最強かで揉めていた。
だが、ある酔っ払いに手を出されかけたという事実を聞いて顔色を変えたりなど、すくなからず彼女に好意を抱いているようには思われる。
主であるシンドバッドへの忠義も固く、眷属器・流閃剣(フォラーズ・サイカ)を扱う。
一度放った斬撃を数秒間空間に留め、さらにその軌道をコントロールすることができる、鞭状の長くしなる剣である。
ただし、シャルルカン自身の体内の魔力の量が少ないため、発動は一日に数分しかできない。
ちなみに作者のものと思われる手書きブログによると、祖国エリオハプトでは女性は胸がほとんど丸出しで当たり前という文化だったためか、彼は女性の胸にはあまり魅力を感じないらしい。
逆に、彼が隠すべきだと(文化的に)認識しているのはヘソ。他人のヘソが見えると自分で視線を反らし目を隠し「不謹慎だ」と言って逃げ回る程である。
明記はされていないが、幼少期、エリオハプトにて王族だったのではないかと思える描写が本編にある。
また、軽そうな風貌に反して「小さく整った字を書きそう」という作者の談からも、育ちの良さが伺える。
更に、ヤムライハとは逆に結構繊細で細かいところを気にするタイプだとか……。
エリオハプト現国王であるアールマカン・アメン・ラーが、どうやら彼のことを「愚弟」と呼んでいた点も、上記の推測を裏付けるかもしれない。