※ネタバレ注意。
プロフィール
出身地 | バルバッド王国 |
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立場 | バルバッド王国元第三王子 |
年齢 | 22歳(初登場時は16歳) |
身長 | 168cm |
体重 | 64kg |
家族構成 | 異母兄2人 |
特技 | 王宮剣術 |
趣味 | 商売 |
好きな食べ物 | パパゴラス鳥の丸焼き |
嫌いな食べ物 | 無し |
好きなタイプ | 彼女になった子(彼女が出来たことは無い) |
嫌いなタイプ | 屈強すぎるNO.1ホステス |
好きな休日の過ごし方 | シンドバッドの自叙伝を読む,自叙伝を書く |
悩みごと | バルバッドのこと |
弱点 | 太りやすい |
CV | 梶裕貴 |
概要
迷宮(ダンジョン)攻略を目指し、一攫千金を夢見ていた少年。
登場当初、アラジンの乗っていた荷車の運転手をしていたものの、魔物に襲われ退治するために積み荷の葡萄酒を全て捨ててしまい、莫大な借金を背負う。
アラジンが見せた力は利用できると踏んで、それを切っ掛けに前から抱いていた迷宮攻略を決意。
第7の迷宮『アモン』を攻略し、財宝と共にジンの金属器を手に入れた。
迷宮攻略の末にアラジンとは友情を育み友達となるが、脱出の際に離れ離れになってしまう。
その後、迷宮攻略によって得た財宝のほとんどを費やしてチーシャン領主の支配下にあった奴隷解放(なお、この奴隷解放の際に、モルジアナも助けたため、彼女からは恩人として慕われている。)と今後の生活の保障をし、彼らに伝言を託して単身で故郷バルバッドへと旅立った。
終盤で何故かハニワの様な外見になり、同じく暗黒大陸に飛ばされたジュダルと共に暗黒大陸から帰還したが、すでに世界は3年の年月が経過しており、ユナンから現在の世界の事を聞かされ、新たな旅の始まりとなった。
人物
安定した職も身分も無いただの放浪少年のようだが、今では南方の少数民族しか用いないとされる難解なトラン語を解読出来たり、身分ある者が指導によって身につける王宮剣術をこなしている。
無垢なアラジンに財産や要領の重要性を語ってみせていたが、その実は困っている人を見捨て切れない優しさを持つ人徳者であり、そこをアラジンに気に入られる。ただし、モテない。
まだ若い身であるものの、様々な場所で出会った、彼を慕う仲間は徐々に増えており、人望は厚い。
シンドバッドに伴われ、シンドリアに食客として迎え入れられた後は、彼の命でシンドリア八人将の一人でもあるシャルルカンの弟子となり、剣術を磨いた。後に旅立ちの際には、海上で出会った大聖母率いる海賊団の少年少女を解放。その身柄をシンドリアへ託し、その後、アラジン達とは別れ、己の中の魔力操作の腕を磨き、魔装を完成させるため、レーム帝国へと向かう。そこで魔力操作の一族ヤンバラの剣闘士シャンバル・ラマーに弟子入りし、下記の新たな力を得ている。
実際のところ、この段階では運命(物理)に阻まれ恋人こそできなかったものの、人気剣闘士として美少女と言って良いレベルに絞ってもかなりのファンに囲まれていた。
その後も、モルジアナに求婚されたと勘違いして求婚し返してふられて発狂など、モテないエピソードは繰り返されていたものの、マギ本編314夜でようやく…
両耳に青緑色のピアスを付けているのだが、バルバッド編以降、カシムの形見である赤いピアスが二つ程片耳に増えている。
過去
その出生は、スラム出身でありながら、実は確かな血を引くバルバッド王国第3王子。
母親のアニスは王宮に仕える下女であったが、先王の御手付きとなった以降スラムで娼婦となり、アリババはそこで育てられた。
同じスラムに暮らしていたカシム・マリアム兄妹とは、アリババの母親が引き取ったこともあって、実の兄弟のように育った。
母親の病死後、出来の悪い他の王子たちを見てバルバッド王国の行く末を憂えた先王により王宮に連れ戻されて高度な教育を受けたが、その後、カシムら「霧の団」の宝物庫襲撃事件が原因でバルバッド王国を出奔した。
そして、上記のように、アラジンと出会う。
魔装
金属器は腰に刺した剣。
当初はアリババが初めて商売の交渉で手に入れたナイフだったが、戦いの中でナイフを破壊された後は、シンドバッドから託された、かつてシンドバッドがバルバット王……アリババの父親より賜った「バルバッド王家に伝わる宝剣」へと変わっている。
その剣は、魔装時には元の剣から大きく姿形を変えた大剣となり、剣を持つ両手は赤黒く脈打ち、変色する。
コツが掴めないのか、アリババ自身の魔力(マゴイ)の不具合もあって、全身魔装は長く不可能となっていた。
しかし、シンドバッドの助言でレーム帝国へと赴き、シャンバルの元で魔力操作の修行を積むことで魔力の不調を克服、全身魔装を可能とする。
全身魔装時は、強化され筋骨隆々とした上半身が目立つ体を赤く燃え上がらせ、結った長髪をたなびかせ、炎を模した羽衣が両足に巻きついているなど、非常にパワフル。
しかし、全身魔装お披露目と同時に、いざ極大魔法をお披露目しようとしたら、まさかの紅炎に出番を横取りされて武器を構えたまま不発。
初発を打ちそびれてしまった。
ちなみに原作カラーだと魔装時には赤髪と見えなくもない色使いがされている。
しかし、常時炎をまとうという特性上、「変身すると髪が赤くなる」のか「炎の照り返しで赤くなっている」のかは曖昧であった。このためpixivに投稿される画像でも一時期半々程度であったが、アニメやゲームで金髪扱いされたため、現在そちらが主流である。
しかし、アニメもゲームも一通り終了し、原作も最終盤になってから「変身すると髪が赤くなる」のが正しいと作者が宣言。投稿された殆どの画像が間違っている大惨事が生じてしまった
ジン
アモン
アリババとアラジンが挑戦した第7迷宮深部に広がる地下都市で出会ったジン。礼節と厳格の精霊。
髭を蓄えた筋骨隆々で威圧感のある老人の姿で現れ、炎を操る力を持つ。
アリババが持つ剣を金属器として、その身を宿す。
厳格そうな姿をしているものの、その性分はややお茶目であり、時には、主であるはずのアリババにすら、鼻で笑う様な素振りを見せる。
ちなみに初対面時には、アリババを一目見た瞬間、失笑を零していた。その理由は不明だが……。
アリババがザガンへ赴いた際には、「浮気者」と駄々を捏ね、モルジアナの装飾品が「眷属器」として目覚める際にはジョーク(?)を零していた。
因みに『モンスターハンター4G』にて、「アモンの剣」という名称で登場。形状は魔装時の大剣を模したものとなっている。カテゴリーはもちろん大剣である。
技
- アモンの剣(アモール・サイカ)
上述の通り、剣を魔装によって身の丈ほどもある漆黒の大剣へと変化させる。高熱によってどんなものでも溶解して切り裂くため防御は不可能。
しかしこの形状では、アリババの得意とする王宮剣術を発揮出来ず魔力消費も多いという欠点があるため、元の剣の大きさまでさらに収束させた「アモンの宝剣」というのもある。
- アモンの轟炎剣(アモール・ゼルサイカ)
全身魔装で使用。「アモンの宝剣」から巨大な炎で形作られた剣を作り出し振るう。黒いジンを複数体焼き尽くすほどの威力。
- 炎の壁(アモール・ベルカ)
巨大な炎の壁を形成する。
アモール・ベルカという名称は全身魔装からだが、技自体は「霧の団」時代から使用している。
- 炎宰相の裂斬剣(アモール・アルバドールサイカ)
極大魔法。
炎の大剣を持った巨人を出現させて振り下ろすことで超強力な斬撃を放つ。
物語後半では変化し、不死鳥を纏って突撃する技になっている。
眷属器使い
翼をモチーフとするものが多いように見える。
余談
作者によれば、当初のアリババは剣闘士として登場させるつもりだった模様。実際、原案の彼はマスルール並みに屈強な姿をしていた。ただ性格設定があまりに暗すぎたため、明るい作風を目指すためにボツにした経緯がある。