pixiv内では、主にこちらの意味で使われる。
1.本家『千夜一夜物語《アラビアンナイト》』のユナン
イウナンとも。ルーム人(ローマ人)の国ファルスの国王。
王はハンセン病を患っており、誰にも治すことが出来なかったが、ドゥバーン(ルイアン)という賢者がその治療を施すとたちどころに治癒した。王はドゥバーンに手厚い恩赦を賜ったが、これをよく思わなかった大臣にそそのかされてドゥバーンを処刑しようとする。ドゥバーンは王に一冊の本を献上し「私を殺したら、この本を開いて読めば、私の首はどんな問いにも答えるでしょう」と言った。王は驚き、ドゥバーンを殺す前に本を読もうとするが、本の紙は張り付いていて、容易にページをめくることができず、王は指をなめながらページをめくるが、実は本には毒が塗ってあり、毒をなめた王は死んでしまった。
2.『マギ』のユナン
CV:石田彰
漫画『マギ』の登場人物。
アラジン以外に、世界に三人いるというマギの一人。
長弓に蔓を巻き付けたような、釣竿のような杖を持っている。
『第1の迷宮』を出現させた「マギ」。
その後、誰の配下に就くことも無く、世界各地に迷宮を生み出しては一人で世界を彷徨っているため、「さすらいのマギ」と呼ばれる。
シェヘラザード同様、正確な年齢は不明で30年ほど前から外見は全く変わっていない。かつて、祖国の現状に苦しんでいた若きシンドバッドを第1の迷宮へ導いた張本人でもある。
現在は暗黒大陸の南部に続く巨大な谷「大峡谷」に住んでいる。
その目的、素性、全てが不明。おっとりした口調と身のこなしで世界を見つめる。
曰く「僕、そんなにいいお兄さんじゃないよ?」とのことだが…?
敵か味方か。善人か悪人か。カテゴライズや判別の難しい、非常にCV:石田彰的なキャラクターとなりつつある。