曖昧さ回避
ジュダル(マギ)
pixivではこちらの意味で使われている。
プロフィール
出身地 | 極東平原寒村 |
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立場 | 煌帝国神官 |
年齢 | 23歳(初登場時18歳) |
身長 | 173cm |
体重 | 60kg |
家族構成 | 無し |
特技 | 魔法 |
趣味 | 空中散歩 |
好きな食べ物 | 桃 |
嫌いな食べ物 | 野菜 |
好きなタイプ | 強いやつ |
嫌いなタイプ | 弱いやつ |
好きな休日の過ごし方 | 紅玉をからかう |
悩みごと | 不明 |
弱点 | 野菜 |
CV | 木村良平 |
最終回までのネタバレ注意! |
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概要
煌帝国の神官。
世界に四人いる「マギ」の一人。 「黒い太陽」。
堕転しており、黒いルフを操る。
赤い瞳と太い三つ編みにした黒の長髪、中東風の装いが特徴的な青年。偏食家で他の同年代のキャラより若干肌が青白い。
迷宮を乱立させて煌陣営に金属器を多数斡旋しており、煌の勢力拡大の一因となっている人物。しかしその実態はアル・サーメンの構成員であり、幼い頃から練玉艶(アルバ)や「親父達」と共に行動、過去には虐殺を働いている。
金属器を手にした練紅玉などには感謝されており、煌の皇族たちとの仲は概ね良好だが、素性を知っている練白龍や国外からは要注意人物として警戒されている。特に建国時を襲撃・国民を殺したシンドリア、及びシンドバッドとは深い因縁がある。
人物
我儘で気性が荒くプライドが高い性格。誰に対しても不遜で、歯に衣着せぬ物言いをする。大変好戦的で戦争好きであり、昔の将来の夢に「世海征服」、最終巻では「異次げん征服」を掲げているほど。
ただし戦闘時以外は「毎日つまんねー」と気だるげで自堕落的。神官職についているもののこれといった仕事をしている様子は特に見受けられず、城で桃を食べてゴロゴロ昼寝をしたりしている。
一方で、マギとしての自分にこだわりが強く、マギの役割を全うすることへの意欲が非常に高い。他人をよく観察して顔つきで内面を判断しているらしく、理想の王の器像は「沸点の低そうなギラギラの激情型の面構えの人間」。具体的には白龍、シンドバッド、練紅炎らに王の器を見い出だしており、煌帝国先代皇帝の練白徳のことも王として慕っていた模様。
特に白龍のことは、後にマギとして正式に王として選定し、煌帝国編では白龍を「我が王」として精力的に魔法で支えようとする、打って変わって献身的な振る舞いを見せる。
しかし組織の歪んだ生育環境のせいか、自虐的で自分が嫌い、他人のことはよく見ているが自分のことがよくわからない、自分の葛藤や内面を他人に打ち明けられない等の不安定な一面がある。
好きなこと・興味のあることには意欲的だが、嫌いなこと・興味のないことは全くダメな極端な気質。後者は「白龍がやってくれる」と度々彼に投げる発言をしている。
魔導士として
相性のいいルフは2型(水)。氷系や雷系の魔法、遠隔透視魔法が得意で8型(命)の魔法は苦手。マタル・モガメットの黒ルフから魔法式を読み取れるようになってからは多彩な結界や複合魔法、空間転送魔法(いわゆるワープ)、一定範囲で魔法を無効化する絶縁結界なども使用するようになる。
杖は赤い石の付いた短いものを使っていたが、迷宮ベリアル攻略時に怒りを具現化した黒い槍状の長杖へと変化した。長杖になってからは浮遊しながら寝そべったり、戦闘時に槍として使用したりしている。
強力な魔導士だがフィジカルが大変貧弱で魔法を使わない近接戦闘は全くできず、女性の武人である紅玉や白瑛より運動能力が低い。マギが受けられるルフの加護が無くなると、体力の低さに起因する自前の魔力量の少なさから大きく弱体化してしまう。
技
- 降り注ぐ氷槍(サルグ・アルサーロス)
ジュダルが一番得意な魔法。大気中の水分を凍らせ、上空から無数の氷の槍を降らせる。着弾点から氷結化が広がっていく。
モガメットの黒ルフ取得後は城よりも巨大な氷柱を発生させられるほどパワーアップした。
なおルフの加護が無くなった際には爪楊枝レベルにまで落ちる。
- 雷槍(ラムズ・アルサーロス)
雷を発生させる。作中ではルフの加護が無い状態だったため静電気レベルにまで落ちていた。
黒い雷を降らせる「黒い雷槍(イル・ラムズ・アルサーロス)」という技もある。
- 追跡する氷竜(サルグ・サルゲツヤ)
氷魔法と風魔法の複合技。巨大な冷気の竜巻を形成し相手を追撃する。
アラジンの灼熱の双掌を打ち消すほどの威力。
来歴
実は赤ん坊の頃に村を襲われ両親を殺され、組織に強奪された挙句に魔法で強制的に堕転させられている。
本人はバルバッドで邂逅したアラジンに教えられるまでその出自を知らず、「何故マギの中で自分だけがこんな目に遭っているのか?」「攫われ、玉艶に育てられなければ、自由で真っ当な生き方ができたのではないか?」という疑問と怒りを募らせるようになる。
玉座が紅徳から玉艶に移った後、組織からの国の奪還を目論む白龍と手を組み、煌帝国を脱走。自身の怒りを貫く道を選び堕転した彼を自らの王と定め、玉艶を殺害するべく黒ルフから魔法採取を行ない準備を進める。
が、決行直前、玉艶の殺害を阻止するため紅炎が掛けていたフェニクスの「戒め」が発動。白龍の神経を塞がれ反逆を諦めかけたが、激痛に苛まれてなお立ち上がった白龍の姿を見て自身も奮起する。そして激闘の末に玉艶に勝利し、アル・サーメンから解放され自由になった。
そのまま白龍の意向に賛同し紅炎陣営と、ひいては世界を敵に回して死ぬまで戦おうとしていたが、説得に来たアラジンと戦闘になり「暗黒点」と化す前に宇宙の果てまで吹き飛ばされる。
だが何者かの介入で暗黒大陸の南端に不時着、ハニワと化したアリババと合流。原始竜の好意で彼女の背中に乗り、2年掛けて元の世界に戻った。
帰還後は白龍が行方知れずになっていたため、戦争をする気のある唯一の金属器使いであったネルヴァの元に身を寄せる。しかし元々妥協の選択だったこともあり、「すげーつまんねー!」と早々に見限り故郷に里帰り。レーム革命軍に畑仕事を強制していたが、白龍が迎えに来たため煌に戻った。
シンドバッドが「世界の人間のルフを書き換える魔法」を発動させた際は堕転していたため対象から外れ、白龍と共にアラジン・アリババと合流して聖宮へ突入。シンドバッドの迷宮では「めんどくさい事は他の奴の役目だから自分は理不尽な運命とは当然戦う」と答え、出現した14歳の彼を「生まれが違っていれば違う人生を送れていたかも、と夢想するガキ」「白龍と暴れて自分の人生にはもう満足している、おまえも自分の人生を満喫しろ」と説き伏せた。結果的に「理不尽な運命の前には破壊か屈服以外のやり方がある」とシンドバッドを納得させたことで迷宮を攻略した。
「世界をルフに還す魔法」発動後はシンドリア上空で白龍と天使を迎え撃つ。過去に虐げたシンドリア国民には非難され、倭健彦と鬼倭の空中要塞の到着で挫けかけるも、アラジンと白龍の策や駆けつけた白瑛の加勢を得てシンドリアを守りきった。
迷宮の塔が出現してからはマギであることに未練を残しつつも、「世界のために死ぬとか生きるとかつまんねー生き方はもうゴメン」と金属器やマギシステムの無い世界を選択。塔を崩壊させたためにマギではなくなった。
最終回後はアラジンとアリババに連行され、暗黒大陸の調査に行っている。
余談だがジュダルという名前はアル・サーメンに付けられたもので、本名が別に存在することが里帰りした際に判明している。白龍曰く「顔に似合わない名」らしいが詳細は不明。
主な交友関係
練玉艶(アルバ)
アル・サーメンの首領で育ての親。
幼い頃は「大きくなったら結婚する」と無邪気に懐いていたが、真実を知ってからは理不尽な運命の元凶として憎んでいる。
マギとして選んだ王の器。相棒。
かつて理想の王として慕っていた彼の父である初代皇帝白徳に似ているとして、早くから迷宮攻略の誘いを掛けるも拒絶されていたが、煌帝国編にて結託。「おまえだけが俺と同じ」と互いの身の内の怒りを肯定し合い、2人きりで世界を向こうに回して暴れてもがいた。
過去に勧誘していた王の器。「バカ殿」。
その強さと器に執着し、彼のマギになることを理想の人生として描いてもいたが、白龍と組んだことで今の自分に満足して吹っ切った。
中東風の衣装は彼に「モテる」と言われた影響で着ている。
ライバル意識を抱く相手。「チビ」。
運命を理不尽に押しつけられたマギとしては同じ境遇ながらも、自由で「みんなを大好き」と謳うまっすぐな彼に複雑な感情を寄せている。彼の絶大な能力に対して劣等感もある様子。
煌帝国編にて説得に失敗・決闘に至った件で双方気まずいらしく、2人きりになると態度がぎこちない。
暗黒大陸で同行することになった相手。
王の器としてとにかく好みではないらしく、「顔に覇気がない」「女に幻想を抱きすぎ」と面と向かって貶しまくる。が、一緒に2年過ごしたこともあり、なんだかんだと落ち着く相手らしい。
金属器を斡旋した相手。宮廷に居場所がない姫だった彼女に武人としての道を与えた為、感謝されている。
「ババア」と呼んでしょっちゅうからかっており、街にお忍びで出たがった際には付き合ったりしている。
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