本作のネタバレが含まれます
概要
世界に異変を起こし運命を逆流させる「堕転」を目的とした「八芒星」の名を持つ謎の組織。全員が元ソロモン王の家臣の魔術師たちである。「計画書(アジェンダ)」と呼ばれるものに従い、政治家、貿易商、官女など様々な姿に扮して国々の中枢に入り込み歴史を裏で操ろうと暗躍している。一味が特定の組織名を名乗ることはなく、この名称もシンドバッドが仮称としてつけたもの。
…のはずだったが結成時に全員で「アル・サーメン!アル・サーメン!」と叫んでいた。
なお、アルバを除く全員が本体は異次元におり、人形の体をリモコンのように操って現世に干渉している(が、描写上壊されると本体も死んでしまう人形もあるようである)。
その出自から一人一人が極めて高い実力を持ち本来の肉体ならばソロモン王が降臨して直接マゴイを供給したジン72体と渡り合える程であり、人形の姿でさえ全員集合すれば極大魔法の複数同時発動も可能。玉艶のセリフからすれば十数人程度の自分の取り巻きでさえ並のマギ+王程度なら勝てると踏んでいたフシがある。
その上現地の人間と交配を繰り返し、子孫に乗り移ることでアルマトラン時代の力を取り戻せる。しかし実行したのはアルバのみであり意外とそちらの倫理観は強かったようである。
組織としての真の目的は、「イル・イラー」をこの世界に呼び出し「偽の神も運命もない清浄な世界」にする事。
…なのだが主要メンバーはウーゴとシバを除く名前ありのソロモンの家臣ほぼ全員であり、はっきり言えばとにかく現ソロモン政権が気に入らないものを全員集めたに等しく、末端の方にはあまりイラーを尊重してると思えない発言をしたものもいれば、リーダーのアルバは運命がどうの等気にした様子が無い。
なお、自分たちが正義だと狂信してるわけでもなく人の心を失っている自覚はあった模様。
メンバー
初期は彼らの内情が不明であり、かつアラジンたちが最初に遭遇したイスナーン達が例外的に現地人に優しかったため、アル・サーメンに協力した人間も含めてアル・サーメンの構成メンバーと考えられていたが、基本的に現地人は道具扱いであり仲間とは思われておらず、イスナーン組以外協力者も自分がアル・サーメンだなどと思っていない。
また、戦闘シーンでは旧神杖使いのアルバ、イスナーン、ファーラン、ワヒードが前面に立っていたが、彼らが幹部やリーダーであるとは原作中一言も明言されていない。基本アルバでさえ他のメンバーに有無を言わさぬ命令を下すことができたわけではないらしく、イスナーンに至ってはマグノシュタットの技術をこっちにもよこせと要求したアルバに対して「嫌だ」というだけで拒否している。しかも、何回も交配を繰り返し、アルマトラン時代の力を取り戻すアルバの方針では、相当長期間他のメンバーに働かせて自分は王宮で遊んでることになるではないかと面と向かって指摘したり、モブでさえそれに賛同しても嫌味以上の制裁はまったくない。
アルマトランの魔導士
マギ
黒き王とその眷属
シンドバッド(闇の金属器をもらうだけもらって)