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鋏角種の編集履歴2013/11/11 12:41:40 版
編集者:AGILE
編集内容:ティガとは事情がちょっと違う

鋏角種

きょうかくしゅ

「モンスターハンター」シリーズのモンスターの分類の一つ。現在ネルスキュラのみ確認されている。

概要

モンスターハンターシリーズのモンスターの分類の一つであるが、現在のところ牙竜種同様該当モンスターが一種(ネルスキュラ)しか存在しない。

種としての特徴は、「鋏角という独立した間接を有した顎を持つ節足動物型のモンスター」だと思われる。

この種も、今後のシリーズで該当するモンスターが出るかもしれない。

鋏角(実際の生物学)

文字通り鋏状の、顎に相当する器官。

左右にかみ合わせるために「鋏」角ではなく、左右の顎それぞれがハサミの形状をしている。

ヒヨケムシなどの二節構造の「さはみ型」と呼ばれる形状が、この器官の特徴が最もわかりやすく、「顎がカニ爪状となっている」というのがのがよくわかる。

サソリなどの鋏角は頭部とハサミをつなげる節が一つある「三節はさみ型」と呼ばれ、カブトガニのそれなどは一見小型の脚のようである。

ネルスキュラのモデルとなった蜘蛛の鋏角は「折りたたみナイフ型」と呼ばれはさみ型をしておらず、モンハン世界で例えればショウグンギザミの鎌足のような形状をしている。ちなみに、サソリ等の「3節はさみ型」がもっとも原始的な形状であるとされている。

しばしば中空の構造を持ち毒腺を有する。

この器官をもつ生物群は、総称して「鋏角亜門」と呼ばれる。

鋏角種以外のモンスターとの関係

モンスターハンターシリーズで完全オンラインのシリーズであるMHFのオリジナルモンスターで、牙獣種ゴゴモアというモンスターがいるが、ゴゴモアの初期デザインを見ると元々蜘蛛型のモンスターであることが分かる。「パッケージモンスターが蜘蛛なのはプレイヤーの嫌悪感につながる可能性がある」として猿型モンスターに変更となったようだ。オンラインゲームである以上ユーザーには遊び続けてもらう必要があり、特に女性プレイヤー離れを引き起こす可能性は未然に防がなければならない、という事情もあったのかもしれない。こういった事情・経緯がなければ、フロンティアで一足先に鋏角種が誕生していたかもしれない。

同じくフロンティアオリジナルモンスターとして、鋏角亜門のサソリのような姿をしたアクラ・ジェビアアクラ・ヴァシムがいるが、両者は鋏角種でも甲虫種でもなく甲殻種に分類されている。

これは、「大型の腕一対+歩脚二対」という体節構造が甲殻種特有のもの合致したためと思われる。

ネルスキュラとアクラ系の種を隔てるものは第一歩脚と見られるものが鋏状であるが歩脚状であるかの違いである。(ちなみに現実のサソリのハサミは胸から生えた「歩脚」ではなく、「触肢」と呼ばれるもので頭から生えており、「顎」が発達したものだと考えられている)

また逆にアクラ系の顎は二重構造になっており、これが左右二本づつで一つのハサミを形作っているのならばまさしく鋏角であり、鋏角種の特徴を十分に有していると考えることもできる。

飛竜種から蛇竜種へと変更されたガブラスの例もあるので、アクラ系が鋏角種に分類される可能性もなくはない。

ちなみに現実の昆虫類(≒甲虫種)とエビカニ類(≒甲殻種)とクモ・サソリ類(≒鋏角種)は共通の祖先を持つ全く別の種であることをここで補足しておきたい。

なお、海外版のオンライン作品であるモンスターハンターオンラインにも、「Baelidae(鬼狩蛛)」と呼ばれる蜘蛛型のモンスターが存在するが、こちらもやはり甲殻種のモンスターとして扱われている。

こちらも将来的に鋏角種に変更されるかもしれない。

というより、単純に甲虫種に収めることができなかったため甲殻種となっただけの可能性が高い。

生命の多様性が判明するにつれて新たな種が定義され、既存の種に分類されていた生物がそれらに編入されるのは現実の生物学でも良くあることで、モンハン世界の生物学もまた同じである。このような現象もまた生物学のロマンである。

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