越谷卓とは、漫画『のんのんびより』に登場する旭丘分校に通う中学3年生。
校内では最年長かつ唯一の男子生徒であり、越谷家長男。小鞠と夏海の兄。
黒髪の眼鏡男子でおたく少年。身長171cm。
とても存在感が薄く、滅多に出てこない(妹達とも基本的に別行動で、登下校も一緒にしない)。無口・無表情でセリフがほぼ無く、「ウン」としか言わない(吹き出しは使われない)。どんなにヒドイことを言われても反論せず、やっぱり「ウン」としか言わない。また誰からも名前で呼ばれず、担任教師である一穂ですら「兄ちゃん」呼ばわりする。
キャラ紹介からしてとても目立たない部分(カバー裏表紙の折り返し部、しかもオビ付きだと隠れて見えない部分)に配置されている。本編でも一番損な役回りの時に限って現れ、予定調和のごとく何らかの災難を受け、みんなに呆れられたり無視されたところで出番は終わりなのでさっさと画面外に追いやられる。逆に騒動の外で安全ポジションを確保している事もある。意外と身体能力が高く、母の雪子から俊足で逃げたり、4人と一緒にうどんを食べていた中一人だけ素早く汽車の席についてたりしている。
一風変わった特技を多く持っているが、それが役に立つことはほとんどない。
単行本オビで「ゆるゆり」の赤座あかりに「他人とは思えない人が…」、「じょしらく」の蕪羅亭魔梨威に「たまには兄ちゃんのことも思い出してあげてください」などといじられたことがある。アニメ公式ホームページでは中の人が伏せられているだけでなく、インタビュー時撮影の写真は「靴だけ」、そしてインターネットラジオでは「ヘッドセットも着けてスタンバイしているのに一切喋らない」というお兄ちゃんイジメが徹底されている。
アニメでは少なくとも6話まで一言も喋ってなく(原作とは違い文字通りウンともスンとも声を出さない)、公式サイトでもCVが「???」となっている。アニメで喋る時は来るのだろうか?