概要
越谷卓とは、漫画『のんのんびより』に登場する、旭丘分校に通う中学3年生。
校内では最年長かつ唯一の男子生徒であり、越谷家長男。小鞠と夏海の兄。卒業した加賀山楓、富士宮このみ、宮内ひかげも含めてクラスメートは全員女の子である。
最終話で旭丘分校卒業後に在校生の前で校歌を演奏、4月から高校に進学した。
プロフィール
学年 | 中学3年生 |
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誕生日 | 4月11日 |
血液型 | A型 |
身長 | 171㎝ |
アニメにおける声優 | ??? |
人物像
とても存在感が薄く、滅多に出てこない(妹達とも基本的に別行動で、登下校も一緒にしない)。
とはいえ、完全に別行動というわけではなく、誰にも気づかれずに、いつのまにかバスの前のほうにすわっていることから、ただ単に女の子ぞろいのクラスメートには入りにくいのかもしれない。
無口・無表情でセリフがほぼ無く、「ウン」としか言わない(吹き出しは使われない)。どんなにヒドイことを言われても反論せず、やっぱり「ウン」としか言わない。また誰からも名前で呼ばれず、担任教師である一穂ですら「兄ちゃん」呼ばわりする(アニメでは1度だけ蛍の独白で「卓先輩」と呼ばれたことがある)。他のキャラとの絡みも妹2人以外は極端に少なく、クラスメイトの蛍とれんげとの絡みも片手で数えられる程度しかない。一度だけまともに話していた場面もあったがその時はギターの音で声がかき消されてしまい、ギターを止めて話そうとしたら今度はこのみの挨拶にかき消されてしまった。
キャラ紹介からしてとても目立たない部分(カバー裏表紙の折り返し部、しかもオビ付きだと隠れて見えない部分)に配置されている。本編でも一番損な役回りの時に限って現れ、予定調和のごとく何らかの災難を受け、みんなに呆れられたり無視されたところで出番は終わりなのでさっさと画面外に追いやられる。逆に騒動の外で安全ポジションを確保している事もある。意外と身体能力が高く、母の雪子から俊足で逃げたり、4人と一緒にうどんを食べていた中、一人だけ素早く(一穂を見捨てて)汽車の席についてたりしている。
一風変わった特技を多く持っているが、それが役に立つことはほとんどない。
また、眼鏡を外した素顔は母親似である。
単行本オビで「ゆるゆり」の赤座あかりに「他人とは思えない人が…」、「じょしらく」の蕪羅亭魔梨威に「たまには兄ちゃんのことも思い出してあげてください」などといじられたことがある。アニメ公式ホームページでは中の人が伏せられているだけでなく、インタビュー時撮影の写真は「靴だけ」、そしてインターネットラジオでは「ヘッドセットも着けてスタンバイしているのに一切喋らない」というお兄ちゃんイジメが徹底されている。
アニメでは一言も喋ってなく(原作とは違い文字通りウンともスンとも声を出さない)、公式サイトでもCVが「???」となっている。結局元から中の人が存在していたのか一応いたけどノンクレジットでひそかに出演していたのかは謎のままである(ちなみに のんのんだより りぴーと!なのん において、「お兄ちゃんの胸元に笹が刺さっている」「時代の最先端を行く薄型ボディ」「コンパクトになった」と言われている。発言の信憑性はどうにせよ、本当になんなのだろうか)。
そんな不遇な兄ちゃんだがアニメ『リピート』放映直前の人気投票では宮内一穂・宮内ひかげを下して7位と健闘した。
しかし地味にすごい特技
「のんのんびよりりぴーと」の8話にてみんなが木材で工作している中、なぜか一人で、かつ「素手で」曲げわっぱを作っていた。そして完成までさせている(「のんのんびより」9話内の文化祭で展示されていた)。木材を曲げるには煮沸するなどして相当な熱を加えねばならないはずなのだが、当然彼らの教室、恐らくは学校全体を含めて想定しても、そのような設備のある描写など存在するわけもなく…兄ちゃん、恐るべし。
のんのんびよりばけーしょんにおいては
グッズにはほぼ存在しない。
まずはこちらを参照。
そう。パンフレット表紙および、表紙絵が使われたグッズにしか、兄ちゃんの姿は確認できない。
不憫である。