概要
紅美鈴とアリス・マーガトロイドのカップリング絵につけられるタグである。
3面ボス・七色・妖怪らしくない妖怪という共通点がある。
なお、「アリス」には旧作におけるアリス(ロリス)も該当し得るが、現在(2013年12月現在)のところ記事概要の通りアリス・マーガトロイドとしての「アリス」がカップリングのメンバーとなっている。
性格の共通点
稗田阿求(『東方求聞史紀』)の評によれば、紅魔館の門番である美鈴は「無理やり門を破ろうとしない限り襲ってくることはほとんどない」とされ、その勤務先で食事が支給されるためか人間を襲う必要性が無く、「全くと言って怖くない妖怪である」としている。
アリスについては「普通の人間を襲うことは滅多にない」としており、両者の危険度は阿求によればいずれも「低」である。
また美鈴は仕事中に話しかけても世間話や愚痴など気さくに応じてくれ、アリスは魔法の森に迷い込んだ人間を自宅に泊めてくれたりお祭りの折には人形芸を披露するなど、二人とも人間に対してそれぞれの形で極めてフレンドリーであることも共通している。
一方で二人は、いざ戦いとなれば積極的に立ち向かう性格でもあり、美鈴は前述の通り門を破ろうとすれば仕事を果たすべく力をふるい、腕試しとしてルールのある勝負を挑まれればそれに応じることもある。
アリスは「意外と好戦的で、戦いを挑めば嬉々として応じると思われる」(阿求評)とされている。
ただこの時、二人はそれぞれ相手に合わせて発揮する力を調整しており、二人とも相手の力量に合わせて自身の力を制御する高い器量を持つことも共通している。
七色
美鈴はスペルカード虹符「彩虹の風鈴」や華符「彩光蓮華掌」など華麗な虹色(七色)の弾幕を展開するものを持ち、二つ名にも「色鮮やかに虹色な門番」がある。
アリスは「七色の人形使い」(七色の人形遣い)の二つ名をもち、普段は多用しないものの七色に象徴される魔法を得意とする。
ただし美鈴に関連して、中国では古くは虹の色は五色(五行思想)であり、虹の色そのものもまた多様な見方や説があるため「七色」とは限らない。一方で虹の色は鮮やかな色彩が同時に存在していることの例えでもあり、「七色」もまた七つの色という意味だけではなく物事の多様さを例えた語でもある。
武術を使いこなす美鈴と多彩な魔法を使うアリスという意味で、双方はそれぞれの道で虹の色のように多様な才能を発揮するのである。
テーマ曲
美鈴のテーマ曲である「明治十七年の上海アリス」には文字通り「アリス」の名称が入っており、東方Projectにおいてアリスと言えば、原作者であるところの「上海アリス幻樂団」かアリス・マーガトロイドが真っ先に思い浮かぶことだろう。
「メイアリ」の傾向
二次創作では、キャラ崩壊の傾向はあるものの比較的穏やかで安定した性格である二人であることもあり、イラストでも穏やかなラブラブっぷりであるものも多くみられる。
そこには、二人の静かながらもしっかりとした友情・愛情が現れている。
なお、この二人のカップリングタグとしては他にも「めーアリ」、「めーアリは上海紅茶館」、「七色3ボスカップル」なども用いられている。
現在(2013年12月現在)では概ね「メイアリ」(本記事紹介のタグ)と共通している。