曖昧さ回避
概要
物質が液体や固体の状態から蒸発したり昇華したりして気体になったもので、常温では気体でない物質が気体になっている状態が「蒸気」である。
基本的に「気体」と同じ意味で使われているが、厳密にはその物質の臨界温度以下にあり、圧縮によって液化しうる気体の状態を「蒸気」と呼び、それ以上の温度にある場合を「気体」と呼んで区別する。
一般的に、単に「蒸気」と言えば「水蒸気」、つまり「気体」のH2Oを指すのが一般的である。
蒸気機関が全盛だった頃は、「蒸気」と言えば動力源のことであったが、現在の用途では加熱源としてが多い。