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96式装輪装甲車の編集履歴

2013-12-17 18:12:50 バージョン

96式装輪装甲車

きゅうろくしきそうりんそうこうしゃ

96式装輪装甲車とは、日本の陸上自衛隊が保有する、装輪式の装甲兵員輸送車両である。

基礎データ(wikipediaより抜粋)


全長6.84メートル
全幅2.48メートル
全高1.85メートル
重量14.5トン
乗員数2名
便乗者12名(完全武装状態の隊員が乗車の場合10名)
装甲圧延鋼鈑
主武装A型:96式40mm自動てき弾銃
B型:12.7mm重機関銃M2
最高速度100km/h
エンジン三菱6D40液冷4ストローク直列6気筒ターボチャージドディーゼルエンジン
出力360ps/2,200rpm
変速機5速オートマチック(前5/後2)
懸架・駆動方式前2軸:ダブルウィッシュボーン
後2軸:トレーリングアームトーションバー方式
行動距離500km以上


概要

それまで陸上自衛隊で用いられてきた60式装甲車、73式装甲車の後継車輌。また2013年には82式指揮通信車の後継としての配備が確認された。

制式年は1996年。製造は小松製作所

尚、本車両は陸上自衛隊で初めて採用された装輪式の装甲兵員輸送車である。


本車の車幅は手続き無しで行動を走ることが可能な規模に収められている。

その為、東日本大震災での災害派遣などでも用いられた。



駆動系

8輪のコンバットタイヤを装着しているため、被弾等でタイヤの空気が抜けてしまってもある程度の走行は可能。

駆動輪は、通常は後方の2軸だけだが、全輪駆動にも切り替えられるパートタイム全軸駆動方式。

エンジンは三菱ふそうトラック・バススーパーグレート等にも使用されているターボチャージドディーゼルエンジンを用いている。(余談だが、スーパーグレートは同じ陸自の7tトラック(通称“74式特大型トラック”)の原型車でもある。)



装備

  • 圧延鋼鈑による装甲を備えており、防御力は非公表ながら、同クラスの装甲車両同様、小銃弾や砲弾の破片程度に対する防御力は備えていると見られる。

  • 車両後部の兵員室には左右各1機の換気装置を備えている他、対NBC防御用に空気清浄機が搭載されている。空気清浄機作動時には備え付けの配管とゴムホースを通して個人のガスマスクへ清浄空気を送気できる。

  • 兵員室上部には外側へ開く観音開きの上部ハッチが2対存在する。

  • 車体後部には兵員室と外部を繋ぐ油圧式ランプドアが備えられているが、エンジン停止時でも乗降可能なように、ランプドアには片開きの手動ドアも備えられている。


武装

本車両は大きく分けてA型とB型と言う2種類が存在する。

A型は陸自が保有するオートマチックグレネードランチャー、「96式40mm自動てき弾銃」を装備するタイプ、B型は同じく陸自が保有する重機関銃「12.7mm重機関銃M2」を装備するタイプだが、それぞれアタッチメントの形状が異なる別設計の為、両者の間に武装の互換性はない。

A型は主に普通科部隊に配備され、B型は機甲科や中央即応集団に配備されている。

A型とB型の生産比率は10:1の割合。


擲弾銃、機関銃共に乗員による直接操作の他、機械式の旋回・俯仰操作、発射動作が行える。その場合照準等は等倍の照準潜望鏡にて行う。


防御用装備としては、オーソドックスな4連装の発煙弾発射器が左右1対備えている。



改良型

自衛隊イラク派遣の際にワイヤーカッターやキューポラ左右の装甲板が一時的に付加されたが、平成20年度以降の調達では調達数の一部が上記国際貢献仕様+ボルト止め増加装甲が更に付加されて調達が為されている。

名称も96式装輪装甲車(Ⅱ型)となっている。



関連イラスト


ゲート自衛隊彼の地で斯く戦えり96式装輪装甲車


みょん+96式【描き初め】短時間挑戦 1154


関連タグ

陸上自衛隊 装輪装甲車

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