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概要

ザンスカール帝国のスーパーサイコ研究所が開発した試作モビルスーツ。型式番号はZMT-S37S。

タシロ・ヴァゴ指揮下で開発され、リガ・ミリティアから奪取したミノフスキードライブ技術を採用し、V2ガンダムと同様に高い機動力を有し、「光の翼」を発生させる事が可能となっている。また、F99の開発に関与したサナリィの技術者が、本機の開発に携わっていたとの説もある

名前の由来はおそらくザンネックをもじった「斬+スパイン(背骨脊椎)」。


一説によるとタシロは自身が帝国の実権を掌握した暁には、本機を国家の象徴とする予定だったと言われており、当初予定されていたパイロットはファラ・グリフォンだったとも言われている。

しかし、ザンスカール戦争においてその両者が戦死し、それに続いてザンスカール戦争も終結した為、本機が表舞台に出ることはなかった。


しかし、Gジェネ等の外伝作品ではファラ・グリフォン用の機体として登場しており、ギャザービート系列のGジェネではカテジナ・ルースの乗機となっている。



武装

ビーム・ライフル

ザンスパイン専用のビームライフル。通常のものと比べやや小振りで、砲身はやや下に位置する。

ビーム・シールド

両肩に装備された防御装備。発生面を調整することで機体全体を覆うことも可能。

ビーム・ストリングス

両肘に内蔵されたワイヤー装備。射出時にはVガンダムのビーム・シールドのように装置が前にせり出す。

ティンクル・ビット

ビット型サイコミュ兵器。異なった形状の物が2つずつ重なって両肩に装備されている。使用時にはザンネックのサイコミュと同様に鈴の音の幻聴が敵を惑わす。


GジェネF(及びP)ではビームを長時間照射する演出(一部のファンはビームサーベルモードと呼んでいる)がなされているが、SEED・魂以降はただのファンネルと同じ演出に成り下がってしまった。


MSの装甲素材の進化、MSの小型・高機動化によってファンネルが廃れた時代において今更ビットはいかがなものかと思うかも知れないが、前述のGジェネFの戦闘演出に限っていえば長時間ビームを照射している点から、UC90年代のファンネルとは一線を画す程の高い出力を得ている可能性も否定できない。


ミノフスキードライブユニット

次世代の推進装置。ユニット内にミノフスキー粒子を高圧縮し、任意方向に開放する事で、その反発によって推進力を得るのはV2と同じ。詳しい内容はV2ガンダムの項を参照。

V2と同じように背部に2つ付いているが、腰部にも1つ付いており、合計3つのミノフスキードライブユニット(以下MDU)が揃えられている。

V2ガンダムとの最大の相違点は、最初から武器として転用出来る事を想定して設計されており、ウッソ・エヴィン程の技量・センス・発想力を持ち合わせなくても兵装として用いる事が可能な点である。

GジェネSEEDでは、型式番号とコードネームがマーキングされている。


急な加減速の際に、背部及び尾部のウイングバインダーに封じ込めきれなかったミノフスキー粒子が放出された視覚的現象。

荷電粒子ビームとして振る舞う性質を持ち、長大なビームサーベル等の強力なビーム兵器として転用が可能なのはV2ガンダムと同じ。


V2のものはVの字に展開されるが、こちらはYの字に展開されるのが特徴。

ちなみに光の翼の色は、ザンネックキャノンから放たれる血の色で美しさと同時に禍々しさを感じさせる。


基本的にMDUの欠陥なのは言うまでもないのだが、好意的に兵装とみなした場合取り回しに最悪な背部に固定されているV2とは違い、背部のものはMDUそのものを180度回転させることで光の翼をそのまま前面に繰り出し、正面に立った敵機を二刀両断することが出来る。


ちなみにGジェネF(及びP)では、遠方からYの字に広がり風車の様に回転して飛行するという演出が凝らされており、鳥や天使の様に羽ばたくV2とはまた違った個性を表現していたのだが、SEED・魂以降は何故か無くなってしまった。


  • ビーム・ファン

さらに、ザンスパインの光の翼は背中のMDUを取り外す事によって強力なマニピュレーター用の格闘武器として使用する事も出来る。

光の翼を携行武器として使用できるという事は、原作でその威力を知っている人ならばその恐ろしさを想像する事は難しくないだろう。


使用時には背部腰に装備された第3のMDUをメイン・スラスターとして使用する。


ゲームでの扱い

基本的にV2ガンダムと同格の性能を持っているように設定されている事が多く、最強ではないがそれなりに安定して強い、というポジションによくいる機体。特に、ビット系の武器や格闘武器が強い傾向にあるGジェネのゲームバランスには良くマッチした武装を持っている。


ゲーム内では、Mサイズ+ビット持ち+Gジェネオリジナル機という特徴から、『身軽』(Mサイズ以下の機体の性能アップ)+『戦場の女神』(Gジェネオリジナル機の性能アップ)の同時発動が狙えるニュータイプ用MSとして、主にGジェネオリジナルキャラを乗せる機体として有用。

後にネティクスの追加や、フェニックスガンダムのMサイズ化でやや希少性は薄れたが、基本性能が高い事や使いやすいビーム・ファンの存在、ビームシールドを持っている事などで差別化が可能である。


Gジェネレーションオリジナルユニットには特定のパイロットは設定されていないが、強さだけではなく、演じる声優やキャラクター性で、オリジナルキャラクターのエリス・クロードレイチェル・ランサムシス・ミットヴィルを当機のパイロットに配するプレイヤーもいるようだ。


立体物

SDガンダムジージェネレーション 組立式コレクタブルフィギュアにラインナップ。

GUNDAM CONVERGEシリーズにラインナップ。※現在、入手困難



ガンダム顔について

インターネットにおいて「ガンダムタイプのフェイスが隠されている」等という情報が広く出回ってしまっているが、結論からいうとこれは誤解から生まれたデマである。


事の発端は「SDガンダムGジェネレーションSEED」のスペシャルアタック使用時の演出なのだが、

GジェネSEEDのそれは、ザンスカール系MS特有の狐目や土偶の目の様なカメラアイのカバーが開放しているだけであり、ザンスパインの場合、V字型のブレードアンテナが配された頭部やΖガンダムガンダムキュリオスの様なシャープな口元等、元々ガンダムタイプ寄りの顔が猫目のシャッターが開くことによって、よりガンダムっぽく見える様になっただけにすぎない。

ゾロアット等によく見られるカバー開放後の目の中の猫目の様な縦線が無い故、勘違いされてしまうのも無理は無いが、正しくはガンダムの顔が隠されているわけではない。

ちなみにシャッターが開いた後の目の中の縦線が無い機体は、他にシャッコーが存在する。


小話

好き嫌いが分かれやすいザンスカール系のMSだが、可能な限りガンダムタイプに近いフェイスと、光の翼とファンネル系武装という魅力的な武装を兼ね備えた点などから、ザンスカール系の独特のデザインが苦手な人にも受け入れられやすく、Gジェネレーションオリジナル機体の中でも立体化されるほど人気が高いMSである。


ちなみに、機動戦士ガンダムSEEDDESTINYストライクフリーダムガンダムが世に出るまでは、光の翼とファンネル系武装の両方を備えた唯一の機体であった。


また、ガンダムビルドファイターズでは明らかにザンスパインを意識したカラーリングのV2ガンダムが登場している。


関連項目

Gジェネレーション

機動戦士Vガンダム

ファラ・グリフォン

カテジナ・ルース

光の翼

ザンスカール帝国

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