概要
剣と盾を装備したシリーズ常連のガイコツ剣士。攻撃と防御のバランスに優れている。
数多くいるモンスターの中でもよく登場する中ボスであり、ダイナフォスと双璧を成す戦力。
アイアンナック、タートナックに次ぐ実力者だが、実際の強さは作品によって異なる。
作品によっては体を爆弾で粉砕しなければ何度でも再生する。
漫画版では戦士型モンスターである為か、人語を話すこともあった。
ゼルダの伝説
ダンジョン内に登場するザコ敵。持っているアイテムが透けて見える。
裏ゼルダでは、剣ビームを撃ってくる。
神々のトライフォースおよびGB版
特に装備品を持たず、その辺をうろうろしているだけのザコ敵として登場することが多い。ただ、上位種になると骨を投げつけてきたり、リンクの剣による攻撃をジャンプでかわし、時としてそのまま踏みつけ(ヒップドロップ?)攻撃に繋げてくるなど、少々厄介な敵になる。
あまつさえ剣で斬っても何発かは耐えるので、倒すのに結構時間がかかることも少なくないだろう。…壁際に追い込めば幾分か倒しやすくなるようだが。
なお、GB版のギブドを燃やすとスタルフォスになる。動作はゆっくりだが下手な中ボスより頑丈なギブドに比べ倒しやすくなる…かと思えば、出てくるのは決まって上位種で、先述のように攻撃をかわしまくるようになるので却って時間がかかることもある。…取り敢えず、自分の倒しやすい方で倒すのがいいだろう。
夢をみる島&ふしぎの木の実
雑魚敵。個体によっては、ジャンプでリンクの攻撃を避けたり、骨を投げて攻撃してきたりする。
上位ボス(ダンジョンの中ボス)に後述のマスタースタルフォンがいる。
時のオカリナ
2体同時に登場することもあるが、場所によっては、時間経過でせっかく倒した1体目が復活してしまう。
倒すのが苦手な人も多いようで、ラスボスより難しい…という人もいる。
倒すのが困難…という人は、難易度が高い影響もあってか、プレイ動画がアップされている事が多いためそれを参考にすることをおすすめする。それだけでなくこの概要だけで能力のイメージが出来ない場合はそれを見ればだれもが「なるほど」と理解できるだろう。
とにかく隙が無いので我武者羅に攻撃して無理矢理強行突破した人も多いかもしれない。
尚、子供が森に迷い込むとスタルキッドになるが、大人が迷い込んだ場合はスタルフォスになってしまうらしい。
姫川明のコミカライズ版ではガノンドロフがクーデターを起こした際にこどもリンクと交戦して圧倒している。7年後のハイラル城下町では反抗していた兵士に「さっさと地獄へ行きな」と告げて殺そうとするが、大人リンクにあっさりと破れる。その後、首だけの姿になってガノンドロフの下へ逃げ帰り、これによりガノンドロフは時の勇者の出現を知る。
何気に大人になったリンクが最初に倒した敵である。
風のタクト
骨の姿である事に変わりはないが、こちらは使用する武器がトゲ付き棍棒となっている。
動きは緩慢だが、棍棒から繰り出される威力は非常に高く、うかつに近付くと大ダメージを受ける上に遠くに叩き飛ばされる。棍棒は奪ってこちらが武器として扱う事もできるが、その時は身体の骨を武器代わりにして襲ってくる。
本作では攻撃を加え続けてバラバラにしても完全には倒せず、確実に仕留めるには身体を失って頭部だけで逃げ回る本体を倒さなければならない。
また、自分の棍棒を奪われた際には、近くに仲間の棍棒があったとしても拾わないというこだわりの強い所も見られる。
トワイライトプリンセス
雑魚敵。最初は崩れていて、接近すると組み上がって襲ってくる。
普通に攻撃しても崩れるだけで、再度組み上がってしまう。爆弾やチェーンハンマーで粉砕せねばトドメは刺せない。尚、気づかれる前に爆弾矢等で粉砕することも可能。
大地の汽笛
雑魚敵。
ジャンプで攻撃をかわしたり、骨を投げて攻撃してきたりする。
例によって、攻撃して崩しても頭が無事なら再生する。爆弾なら一発で粉砕できる。倒すと「スタルのホネ」(頭蓋骨)をドロップすることが多い。
ケイデンス・オブ・ハイラル
ザコ敵。ただし上位種として黄色いスタルフォスと黒いスタルフォスが追加されている。
2ビートごとに行動する。必ずバックラーを持っており、正面からの攻撃を防ぐが、ノックバックして盾を失う。
またブロードソードなどの武器でノックバックさせられる。
ネクロダンサーのアーマースケルトンに近い性質だが、こちらはダメージにかかわらず必ず盾を落とすようになったことと、残りHPが1になってもアタマは吹き飛ばない。
派生種として「マジックスタルフォス」「スタルフォスナイト」「スタルフォスライダー」も存在する。詳細は後述。
上位種及び近似種(人型)
スタルフォン
『リンクの冒険』で初登場。盾を持った骸骨剣士。
武具の扱いはうまくなく、下段が無防備。赤と青の2種類がおり、青はジャンプからの下突きを使ってくる。
『神々のトライフォース』ではスタルフォスの上位種という扱い。外見は64版のスタルフォスに近く、剣と盾を持っている。
パルタム
『リンクの冒険』に登場。鎧兜を身に着けたスタルフォンの上位種。
行動パターンはスタルフォン同様。赤と青の2種類いるのも同じ。
マスタースタルフォン
『夢をみる島』に登場。「ナマズの大口」の中ボス。外見は後の64版スタルフォスに近く、剣と盾を持っている。
自分が劣勢だと見るやそそくさと逃げていく(爆弾矢なら倒すことも可能だが…)上に、キーアイテムであるフックショットを盗んでいく(爆弾矢で倒した場合も同様。しかも、どこぞの怪盗よろしくわざわざ置き手紙まで残していく)。鬱陶しさに怒りを覚えたプレイヤーも居たのでは?
かぢばあたるの漫画版では、武人肌の片手剣士となり凄まじい剣技の使い手という設定になった。体格は人間大に変えられている。
リンクと互角以上に渡り合うが、一刀にすべてを込めたカウンター斬撃の前に敗死する。
スタルフォス剣士
『大地の汽笛』に登場。兜を被った二刀流のスタルフォス。
耐久力が増している他、攻撃手段が剣を振り回しながらの突撃になっている。
スタルマスター
『スカイウォードソード』に登場。四つの腕から攻撃を繰り出すスタルフォスの上位種。
より攻撃と守りの固い強敵。
スタルキッド
スタルキッドのページを参照。
スタルベビー
小型の骸骨兵士。個々の強さは大した事はないが、数にものを言わせた人海戦術で襲いかかってくる。
『時のオカリナ』では、子供時代の夜のハイラル平原で尽きることなく現れる。首を刎ねると行動が滅茶苦茶になる。倒し続けるとサイズが一回り大きな個体が現れる時があるが、強さは変わらない。
『ムジュラの仮面』では元イカーナ王国の兵士という設定。行動パターンは時のオカリナと同じだが、隊長のボウシを被っていると話しかけたり、命令を出して墓を暴く事ができる。
『トワイライトプリンセス』では砂漠の処刑場等に登場。
スタル・キータ
『ムジュラの仮面』に登場。かつてイカーナ軍を指揮していた王国の隊長。生前は普通の人間ではなかったのか、かなりの巨体を誇る。
イカーナ王国が戦争に敗れて滅び自身も命を失って屍となった後、己の魂を呼び起こしてくれる者を待ち続けていた。
彼と戦うには『目覚めのソナタ』で目覚めさせた後、炎の壁とスタルベビーの妨害を掻い潜りながらの追いかけっこを攻略する必要がある。
リンクとの戦いに敗れた後、部下達に戦いの終わりを知らせるべく、自身の魂「隊長のボウシ」を授けると同時に隊長の地位もリンクに譲渡する。
そして意志を引き継いだリンクからの許可を得た後、休暇という名の永久の眠りへついた。
イゴース・ド・イカーナ
『ムジュラの仮面』に登場。呪いにより正気を失った亡国イカーナ王国の国王。ロックビルの呪いにより王国を滅ぼされた。
戦闘では仲の悪い二人のお供を連れて現れる。完全に倒すにはただ体力をゼロにするだけでなく、ミラーシールドで反射した光を行動不能になった個体に浴びせなければならない。
倒すと呪いから解放されて部下共々正気に戻り、リンクに「ぬけがらのエレジー」を教えて消滅した……かと思えばエンディングでは楽しくカーニバルの夜を過ごしている。成仏できていないようだ。
スタルボコブリン・スタルモリブリン・スタルリザルフォス
『ブレスオブザワイルド』に登場。夜にのみ出現する、骨だけになって復活した魔物の亡骸。
攻撃でバラバラにする事が出来るが、弱点である頭部を破壊しない限り、頭と体を接合することで何度でも再生する(同種の頭が一つでもあれば、体のみの状態でも行動できる)。
ただ、この作品では初期から無制限にリモコンバクダンを使えるので、対処法さえ分かってしまえばそこまで厄介でもない。
続編のティアーズオブザキングダムではリモコンバクダンが無くなった代わりに、カガヤキの実など強い光を浴びせることで一撃で倒せるようになった。
スタルヒノックス
『ブレスオブザワイルド』に登場。簡潔に言えば、白骨化したヒノックス。
夜のみ行動し朝になると消滅するのは同作のスタル系三種と同様だが、爆発や攻撃でバラバラにすることはできない。代わりに、一定以上ダメージを与えた状態で目を撃つと目玉が取れ、目玉を破壊することで本体も倒せるという仕様になっている。
スタル
頭だけの完全なスタルフォスの下位種。
攻撃すれば簡単に倒すことができる。
バブル
スタルと同じシャレコウベのモンスター。ただしこちらは飛べる。
『時のオカリナ』などではコウモリの翼に赤・青・緑の炎をまとって浮遊している。
それぞれ赤バブル・青バブル・緑バブルという名前があるほか、白い閃光を出す白バブルも出現する。
他にも炎をまとったファイヤーバブル、冷気をまとったアイスバブルも存在する。
作品によっては無敵(またはダンジョントラップ)だったり触れると呪いで剣が抜けなくなることもある。
マジックスタルフォス
ケイデンス・オブ・ハイラルに登場。魔法を扱う変わったタイプ。あやしげなローブが特徴。
攻撃パターンの時に、2マス先のプレイヤーを引き寄せる魔法を詠唱する。その次のターンに相手を引き寄せて、直後にダメージをあたえてくる。
なお、魔法使用時のグラフィックを見た限り、部位はアタマと手しかないようだ。
スタルフォスライダー
ケイデンス・オブ・ハイラルに登場。スタルホース(ガイコツの馬)に乗ったスタルフォス。ロングスピアーを持っている。
機動性が上がったことで、1ビートごとに行動できるようになった危険なキャラと化した。
1マス離れたときのこいつに近寄るのは危険なので、カベを掘るなどビートを調節しなければならない。
ダメージをあたえると馬がいなくなり、元のスタルフォスになる。ただしバックラーを持っているため、しぶとくその場に居続けるのも厄介だ。
ネクロダンサーでのスケルトンナイトに相当する敵キャラだが、あちらと違って貫通攻撃をしても本体まで攻撃が届かないほか、地上タイプなのでワナの影響を受けるという点が異なる。
とにかく1ダメージでも与えて馬から落とさせ、機動性を削ぐことが重要。
スタルフォスナイト
ケイデンス・オブ・ハイラルに登場。ひとまわり大きい身体で、HPも相応に高い。
巨大なシールドを持っており、正面からのダメージを防ぐのは同じだが盾ははがせない。
時のオカリナと同様にダメージを受けてバラバラになっても行動できる、という点が厄介で、バラバラになるとアタマだけが飛んで攻撃してくる。
このアタマは1ビート行動+浮遊+ナナメ移動可能という凶悪な能力。しかもアタマを倒しても倒すことが出来ず、身体のもとに戻って元のスタルフォスナイトに戻る。そのため非常に手こずりやすい危険な相手。身体を完全破壊しないと倒せない。
近似種(人外)
スタルハウンド
『トワイライトプリンセス』に登場。夜のハイラル平原を縄張りにする骸骨犬。
集団で襲い掛かってくるが一匹一匹はとても弱く、簡単に倒せる。
スタルヘッド
『スカイウォードソード』に登場。三つの頭を持つ、頭だけが骨になった大蛇。
再生能力があり三つの頭を同時に斬らなければ残った首が再生する。
スカルギョ
『ムジュラの仮面』で初登場したどうやって生きてるのかナゾのサカナ。
水中で音が鳴ったら要注意。すでにあなたは狙われている。
デスプレコ
『ムジュラの仮面』に登場。スカルギョの親玉で周囲にスカルギョが群れている。
明らかにリンクより大きく危険な雰囲気を放つ怪魚。
ゾーラリンクやミカウのギターはこの怪魚で作られた可能性がある。