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スペースビースト

いせいじゅう

スペースビーストとは、ウルトラマンネクサスに登場する怪獣の総称である。
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概要

宇宙から飛来したと言われる謎の生物群で、『異生獣』とも呼称される。

他の生物を取り込む(捕食する)事によって成長進化を行う性質を持ち、特に人間などの知的生命体を捕食する事を好む(厳密には、捕食される瞬間に知的生命体の発する恐怖感情を糧にしているとされる)。

体内の器官からビースト振動波と呼ばれる特殊な波動を発しており、それによって各個体が情報を共有し、環境や外敵に対抗して進化を遂げる能力がある。また、闇の巨人ダークザギやその尖兵ダークファウストダークメフィストはビーストを操る能力を有している。

後述の通り、劇中で登場したスペースビーストは、ウルトラマン・ザ・ネクストのエボルレイ・シュトロームによって分子分解されたビースト・ザ・ワンの細胞から生まれたが、親同様に倒しても細胞一つ残っていたりすると、増殖・再生を繰り返して再びビースト化する場合があり、完全に殺すのが非常に面倒な存在である。故にネクサスは身を削ってメタフィールドを張ったり、エネルギーを大量に消耗するオーバーレイ・シュトローム等の分子分解攻撃で完全に消滅させることを強いられ、TLTも戦闘後に専門の部署がビースト細胞を全て回収して処分している。
また、来訪者と水原沙羅の言葉では、人々のへの恐怖がビーストを呼び、そのビーストへの恐怖の記憶が更なるビーストを呼ぶとされている。メモリーポリスがビーストを目撃した人々の記憶を消すのにはこれを防止する意味合いもある。
しかしこの方法は、たしかにビーストたちの出現率を減らすには有効な手段ではあるが、それと同時にウルトラマンに対する記憶まで失われてしまうため、考えようによってはネクサス本来の姿であるウルトラマンノアの力の源である人と人との絆なども失われてしまい、結果的にノアの力の源をも奪ってしまうという弊害が生じてしまうということにもつながっているものと推測される。
実際、人々が恐怖を自覚し、闇に立ち向かう勇気を得て恐怖を乗り越えることが出来ればビーストの発生を抑制することが出来るらしく、この事が最終回でビーストたちの存在を公表する切っ掛けになったことが、後にスタッフのインタビューで明かされた。

前作『ウルトラマンコスモス』や従来のウルトラシリーズに散見された一部のウルトラ怪獣とは対照的に、全てが相互理解不可能な存在で、倒すべき対象である。一応感情も有しているようだが、『ウルトラマンX』で客演した際にXioのガオディクションで解析された時には「攻撃」と「捕食」の感情しか検知できず、基本的に怪獣との共存を模索する同組織においても真っ先に駆除対象として殲滅が図られたほどであった。
また、一見すると他に『X』で保護されず倒された宇宙人やガーゴルゴンのような明確な悪意はないように見えるが、ザ・ワンの例の通り基本的に他者に配慮するつもりのない凶悪性、そして捕食と敵意の塊のような精神性から、共存でなく駆除という選択肢を選ぶのもやむなしであろう。
実際、『ネクサス』本編においても(黒幕の思惑もあるとはいえ)人類側と歩み寄れるような進化を遂げた個体はなく、その精神性が人類とは相容れないものである可能性が極めて高い。
また、食料として知的生命体の恐怖を必要とする、『知的生命体の天敵』とも言うべき特性は無視できるものではなく、この点においても他の怪獣とは一線を画した存在となっている。

こうしたコンセプトのため、どの個体も醜悪怪物としてのデザインと悪役キャラクター性が強調されているが、一部ではそのデザイン故に番組の寿命を縮めたなんて意見もある。

来歴

その正体はかつてM80さそり座球状星団からやって来た“来訪者”の星を滅ぼす要因となった宇宙生物で、高度な知性を持った生命体に生じる恐怖ビースト振動波 = Χ(カイ)ニュートリノと結合する事によって発生する「Χ獣(かいじゅう)」である。ただ、正体や出自について判明していることはこれだけであり、ビーストがいつ、どこで、どのようにして誕生したのか等については一切が謎に包まれている。また、劇中では(後付け設定的な部分もあるが)所謂天然のビーストというものはほとんど登場しておらず、その点がより謎を深めている。

来訪者の母星はビーストの攻撃で危機に瀕し、光の巨人(ウルトラマンノア)によって一度は救われたものの、その後来訪者が光の巨人を基に生みだした対ビースト用最終兵器“ウルティノイド・ザギ”(ダークザギ)の暴走でビーストが増殖して対処不可能となってしまい、来訪者が最後の手段で母星を爆破した為、消滅したかに思われたが、ダークザギの手によって光量子情報体 = 「Χニュートリノ」となって生き延び地球に襲来した。

映画ULTRAMAN』に登場したビースト・ザ・ワンが地球でのスペースビーストの第1号である(厳密には、それ以前に"ゼロ"と呼ばれる小型ビーストが出現していたようだが)。ザ・ワンはウルトラマン・ザ・ネクストに敗れたが、その飛び散った細胞が地球上の生物を取り込んで成長したものが、『ウルトラマンネクサス』に登場するスペースビーストである。

当初は来訪者が発生させたポテンシャルバリアによって人の多い都市部に侵入する事は出来なかったが、後にアンノウンハンド(ダークザギ)の力によって都市部にも出現するようになった。最終話で人間から恐怖(スペースビーストの記憶)を吸収するレーテが失われ、ダークザギが倒された後も、弱体化したスペースビーストは、強化されたTLTによって殲滅されてはいるものの、出現し続けている事が描かれた。

また、『大怪獣バトル』でレイブラッド星人が引き起こしたギャラクシークライシスや、ダークルギエルの起こしたダークスパークウォーズ、ウルトラマンエックス謎の発光生命体の戦いの末に発生したウルトラフレア等の要因によって生じた時空の歪みを通して、本来存在していたネクサスの舞台となる次元から、M78ワールドや『ギンガ』、『X』の世界等の別次元にも飛ばされた個体が何体か登場しており、文字通りの外来種として現在も移動先の次元に被害を齎し続けていることが確認されている。凶悪な性質故か、その悪名は並行世界にも広く知れ渡っているらしく、別次元の戦士であるエックスもその存在を知っていた。
ただ、『大怪獣バトル』ではレイオニクスに手懐けられていた個体がいたり、『ギンガ』の世界では公平中立な立場のスパークドールズになって登場したため、正しい使用者が使役すれば、もしかすると人類の役にも立ってくれるかもしれない………?(ただし、前者では手懐けたレイオニクスがウルトラシリーズでもかなり悪辣とされている宇宙人であったり後者の世界では結局惨劇を起こしたのだが)。
まぁ、とある宇宙人の様に黒歴史レベルで葬り去られていないだけマシだと思われるが。

余談

これまでにも『A』のヤプールや『ガイア』の根源的破滅招来体のように「シリーズを通しての敵」というものは存在してきたが、今作ではそれらとは無関係な怪獣(上記2者からそれぞれ例を挙げれば、前者は番組後半の超獣や宇宙人、後者は地球怪獣)が存在せず、登場したのはダークザギ等闇の巨人とスペースビーストのみである。(後の作品にも似たようなポジションが出てくるが、こちらにはそれとは無関係な怪獣が登場した。)
強いて言えば、『ウルトラマンレオ』の番組後半から登場した円盤生物は、シリーズを通して最終話まで登場し続け、ウルトラマンを精神的に追い詰める戦略を多用した点でスペースビーストに近い存在である。

また、『ULTRAMAN』制作時・ネクサス当初は、ザ・ワンとウルトラマンが対をなすという設定があったため、もう少し立ち位置や設定の異なる存在であった可能性がある。

ビースト一覧

ゼロ
ビースト・ザ・ワン

ペドレオン(ブロブタイプ/形のはっきりしないもの=ナメクジなどの軟体生物)
ビーセクタ(インセクトタイプ/昆虫のような羽虫)
バグバズン(インセクトタイプ/昆虫=コガネムシのような甲虫
ガルベロス(フィンディッシュタイプ/悪魔的なもの=などの動物の複合体)
ラフレイア(ブルームタイプ/
ノスフェル(フィンディッシュタイプ/悪魔的なもの=ネズミといったげっ歯類のような動物)
ビーストヒューマン
アラクネア(インセクティボラタイプ/食虫動物=モグラトガリネズミのような動物)
フログロス(アンフィビアタイプ/両生類カエルのような動物)
ゴルゴレム(インビジブルタイプ/目に見えない)
クトゥーラ(フィンディッシュタイプ/悪魔的なもの)
グランテラ(クラスティシアンタイプ/甲殻類サソリのような
バンピーラ(アースロポッドタイプ/節足動物蜘蛛
リザリアス(レプタイルタイプ/爬虫類トカゲに似た動物)
メガフラシ(ノーチラスタイプ/オウムガイ
イズマエル(フィンディッシュタイプ/悪魔的な=今までの全てのビーストの姿)
バグバズングローラー
バグバズンブルード

これら以外にもEpisode12、16で登場した人間に憑りつき、宿主の怒りや憎しみの感情を喰らい、幻覚を見せる不定形のスペースビーストが存在している。溝呂木の命でその一部を孤門に憑りつかせ、幻覚を見せて彼を闇に引きずり込もうとしたが、Episode12では姫矢のブラストショットで除去され、Episode16では孤門が闇を克服した際に発せられた光に呑み込まれて消滅した。

関連タグ

ウルトラマン ウルトラマンネクサス ULTRAMAN 大怪獣バトル ウルトラマンX
エイリアン
円盤生物・・・昭和ウルトラシリーズにおける似たようなもの
ヤプール・・・裏設定では、彼ら亡き後に登場する超獣は一部を除いてヤプールの細胞辺から誕生した個体らしい
アマゾン・・・仮面ライダーシリーズにおける同等の存在。ただしこちらは人食いを望まない者もいる。
キメラアント 邪神イリス アパロイド・・・こちらも他の生物を取り込んで成長する。
宇宙怪獣(トップをねらえ):ある意味同族と言える。

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