概要
Nintendo Switchにて発売されたマリオパーティシリーズの一作。据え置き機では11作目であり、通算17作目の作品でもある。
同じ派生シリーズのマリオカートシリーズは1作目で『"スーパー"マリオカート』とお馴染みの『スーパー』が付けられていたのに対し、マリオパーティシリーズは本作で初めてタイトルに『スーパー』が付けられた。
ゲームシステムやNo.1を目指して競争するストーリー、キノピオが進行役を務めるなど初代『マリオパーティ』の原点回帰がなされている。前々作からクッパのほか、クッパ軍団の一部キャラクターもプレイアブルキャラクターとなった。キャサリンは登場するが、こちらはプレイヤーキャラではない。
キャラクターごとに出目が異なる専用のサイコロを持っており、使うサイコロを切り替えることができる。また、仲間マスに止まる、2on2ではキャラクターがいるマスを通過すると1プレイヤーにつき最大4人まで仲間を増やすことができる。仲間も1か2が出るサイコロをそれぞれ振るため、多ければ多いほど先に進みやすくなる。
マリオパーティシリーズとしては初めてオンラインプレイに対応している。
ストーリー
またも誰がスーパースターを決めるのか争っていたマリオ達。今度こそ真のスーパースターを本気で決めようとマリオが提案してみんなは納得した。キノピオとキノピコはスタッフとして真のスーパースターを決める為にマリオパーティが始まる……と思いきや、
「待て待て待てーーーーッ!!ワガハイ達もスーパースターになる権利がある筈だ!」
そこへいつもマリオ達のジャマをしていたクッパが、息子のクッパJr.を含めた軍団を引き連れてきた。どうやら今回はスーパースターになるライバルとして参加するようで、部下のカメックをスタッフとして新たに加え、真のスーパースターを決める為に11度目のマリオパーティの幕が上がるのであった。
モード
マリオパーティ
双六のマップで遊ぶモード。進行はDS時代に戻り、1人ずつサイコロを振るようになった。マップの広さはお世辞にも広いとは言い難い。
2on2
2対2のチーム戦。通常のマリオパーティモードのように進む方向が決められておらず、2人でサイコロを振り、出目を合計した分の範囲を自由に移動できる。スターマスにぴったり止まらないとスターを獲得できない。
ミニゲームモード
収録されたミニゲームを遊んだり、ハイスコアなどの記録が見られるモード。自由に選べるフリーモード、5つのミニゲームを遊んで総合得点を競うミニゲームアスロン、勝つとマスを一つ埋められるリバーシ風対戦ゲームが遊べる陣取りバトルの計3種類のモードがある。
チャレンジロード
ミニゲームを指定された条件内でクリアしていく1人用モード。全てのミニゲームが解放されるとアンロックされる。
オンラインアスロン
10種類のミニゲームから5つを選択して連続でスコアを競うモード。世界中のプレイヤーと競う「ワールドマッチ」、フレンドと競う「フレンドマッチ」の2種類のモードがある。
リバーサバイバル
4人協力プレイ。オールを漕ぎながら川を下って行きゴールを目指す。道中にあるバルーンに接触するとミニゲームが始まり、クリアタイムによって制限時間が延長される。ゴール箇所は5つ。
なりきりビート
Joy-Con操作で遊ぶモード。タイミングを合わせて振ったり、画面の表示に合わせてポーズを決めるリズムゲーム。
トイパーティ
Switch2台を使い、様々なゲームをするモード。
キャラクター
ドンキーコング、ディディーコング、カロン、プンプンの4人は条件を満たすとパーティプラザに現れるので、話しかけると使えるようになる。
プレイヤーキャラ
リバーサバイバルで3箇所ゴールすると使える。
チャレンジロードの「マロンフォレスト」をクリアすると使える。
なりきりビートの全モードをクリア、マリオパーティ・マリオパーティ2on2で合計3つのボードマップをクリアすると使える。
本作初参戦
『10』でも一部モードで使用可能だった。
チャレンジロードの「シザーズオーシャン」をクリアすると使える。
スタッフ
進行役を務めつつ、クッパに代わってドッキリマスでのお邪魔キャラ担当。『9』ではプレイアブルキャラだった。
主な進行役。広場で話しかけるとキノパッドのアップデートをしてくれる。
スターを渡す役目を担う。
真のスーパースターになりたかったようだが、スタッフ側に回されてしまったらしい。選んだキャラからコインやスターを奪う役目をする。
ボードマップ上のショップ店員をつとめる。
ゴージャスタワーでショップ店員をつとめる。チャレンジロードで同じミニゲームを何度も失敗していると一旦先に進めるようにもしてくれる。
ドミノ遺跡に登場。2か所で通路を塞いでいるが、コインを支払うと通してくれる。
鉱山マップに登場。カウントが0になると恐ろしいことが起きるようだ。
コインを支払うとライバルがいるマスに移動させてくれる。
その他
パーティプラザの広場にいる。広場の赤い土管に入れるようになると時たまクイズを出してくるようになり、正解するとシールがもらえる。
ボードマップ
外観はほぼ同じだが、マリオパーティモードと2on2モードで多少ギミックが異なる。
バッタンのドミノ遺跡
所々をバッタンがルートを塞ぐ古代遺跡マップ。ハプニングマスに止まると移動したり、コインを支払うと通してもらえる。奥にはドミノワナが仕掛けられており、ハプニングマスを踏んでしまうと大岩が転がってきてルート手前まで戻されてしまう。
ボムキングのキケンな鉱山
鉱山の主であるボムキングがマップの中央に陣取っている。ボムキング周りのハプニングマスを踏むごとにカウンターの数が減っていき、カウントが0になって大爆発に巻き込まれるとコインが半分減らされてしまう。
発見!巨大フルーツの島
南国風のマップ。土管に入ったり、橋を渡ってそれぞれの島を行き来する。砂の橋は一度崩れると渡れなくなり、奥の橋のハプニングマスに止まると巨大なゲッソーにスタート地点まで吹っ飛ばされる。
カメックのゴージャスタワー
3つのマップをクリアすると出現。黄金に輝くマップで、スター手前には大きなカメック型のガチャマシーンが存在する。始めからスターを一度に2個ゲットできたり、コインが多くもらえる仕様になっている。誰かがスターを獲得したり、ハプニングマスに止まるとガチャが回り、スター獲得に必要なコイン数が変動する。
ドミノ遺跡の宝箱
2on2モード。マップ中央少し上に宝箱が置いてあり、鍵を拾うと開けることができる。ドミノワナが作動するハプニングマスは無くなったが、奥のルートは止まるごとにルーレットが発動し、ランダムで手前に戻されてしまう。
鉱山のゴールドラッシュ
2on2モード。マップの左右に鉱山を掘り出すためのツルハシが落ちている。中央にはやはりボムキングが陣取っているが、カウントは5から10に増えている。マスは隠されていて、何もないマスを踏むとルーレットが出現することがあり、叩いて出た数字分のカウントが減る。
巨大スイカのタワー
2on2モード。パイナップルの島にある銀のピックを拾ってスイカの島のハプニングマスに止まると手前が階段状になり、高台にのぼれるようになる。
ゴージャスタワーのガチャマシーン
2on2モードの3つのボードマップをクリアすると出現。カメックのゴージャスタワーとは異なり、スターの位置は固定ではなくなった。コカメックの店でチケットを買わないと奥のガチャマシーンは回せない。