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「しかし、強すぎる子を見るのはつらいものです。別人のようで」


CV:堀内賢雄

概要

ウッソ・エヴィンの父親で、リガ・ミリティア創設者ジン・ジャハナムの一人。

初登場は41話。ウッソが持っているハロは彼が作ったもの。


頑固な現実主義者であり、ニュータイプの存在はもともと信じていなかったが、息子のウッソをニュータイプであると確信した事から考えを改め、幼いころから訓練を重ねてきた。その一方で、ウッソが自分が予想する以上戦果を挙げ、エースパイロットになってしまったと聞いた際には戸惑い、少々不器用に接してしまっている。


交渉人や指揮官として有能なのは間違いなく、LMがただのレジスタンスでは終わらず地球連邦軍やアナハイム・エレクトロニクスとの人脈を築けたのは紛れもなく彼の功績であろう。実際第三者視点からは何の問題もないただの優秀な上司なので、ウッソ以外のLMの子供たちからは「かっこいい」と羨望の眼差しを向けられたほど。

一方で自分のエリート教育によって息子のウッソが強くなりすぎたことで父親の役割から何度も逃げようとしたり、息子の心情をまったく理解しておらず家族としての役割をシャクティに丸投げしようとしたりと父親としては問題がある人物で、ムバラク・スターンからもその点を咎められている。


最終決戦時にはリガ・ミリティアのリーダーとして参戦。旗艦であるジャンヌ・ダルクに乗船し、地球連邦軍の連合軍の指揮をムバラク艦長とともに執るが、ジャンヌ・ダルクがゴトラタンの長距離ビームによって致命的なダメージを受け、ムバラクが特攻を決意するとそそくさと逃亡した。それに気づいたムバラクから「噂通り、はしっこい男だ」と評される。


アニメ版では、ジャンヌ・ダルクが特攻を開始してから艦橋が撃破されるまであまり猶予が無かった、特攻に賛同していない一般クルーが脱出する描写が直接描かれていない、ニュータイプであるはずのウッソがジャンヌ・ダルク撃沈時に父親も死んだものと認識していた、その後ジャンヌ・ダルクの残骸が敵戦艦に突っ込んでいく際に、一瞬ハンゲルグ・エヴィンの顔が映ったなどの経緯から無事に脱出できたかは不明であった。


「特攻」から逃げたのは間違いだったのか?

ハンゲルグ・エヴィン=真のジン・ジャハナムということもあって、ハンゲルグがジャンヌ・ダルクの特攻から逃げたことに関してはしばしば視聴者から影武者のジン・ジャハナムがリーンホースと共に運命を共にしたのと引き合いに出され「本者=クズ」「偽者=男前」といった評価がされることが多い。これは実子のウッソに対してもまともに接触しようとしてこなかった父親としての悪評も上乗せされてこう言われている事も否めない。


しかし、率直にそういった評価をするのはあまりに早計である。


そもそも最終決戦の特攻は「ろくな仕事もせずのさばり続け、宇宙戦国時代を生み出す手助けをしてしまった年寄り達の罪滅ぼし」の意味合いが強く、それは地球連邦軍の腐敗を止められなかったムバラクとて例外ではない。さらに、50前後以上はあるであろう他の特攻していった面子と比べても明らかに容姿が若く、少なくとも最初から連邦に発破をかける側だったハンゲルグは宇宙戦国時代を生んだ罪にも関与しているとは言えず、リーンホース特攻で言うなら「艦を降ろされこれからの未来を担う若者」側の人間である。

それを本人の同意もなしに特攻に同行させられるというのは「罪に関与していないのに年寄り達の罪滅ぼしに付き合わされる」事になってしまうのだ。


また、ハンゲルグは基本戦うことしか出来ない者ばかりのリガ・ミリティアでも数少ない戦い以外の活路を見いだせる貴重な人材でもある。LMが高い交渉能力を持ったハンゲルグを失うという事は、戦いを戦いでしか解決策を見いだせなくなる未来を意味し、宇宙戦国時代を史実以上に悪化させる可能性だってある(もしくは失った結果悪化させてしまった)。

これら事情を考えると、宇宙世紀の未来を担う可能性を持ち戦い以外の解決策も見出すことが出来るハンゲルグをごく当たり前のように特攻に巻き込もうとしたムバラク側にも問題があると言えよう。


その他別の考察では、艦橋を撃破されたはずのジャンヌ・ダルクの特攻があまりにも奇跡的なタイミングで成功された為、ジャンヌ・ダルクの艦橋が破壊された後に、別の場所から操作し続けていたという説も囁かれている。

一方で、単なる逃亡ではなくザンスカール帝国との戦いの後に次なる脅威と目される木星開発公団と戦うために退艦して行方をくらましたという説もある。小説版では実際にムバラクの提言でジャンヌ・ダルクを退艦し木星開発公団の調査に向かっている。


色々ぶっ飛んでいることで知られるボンボン版Vガンダムではウッソに父親として接したいと思いながらも、戦争終結まではジン・ジャナハム(誤字にあらず)として行動しなければならないというジレンマに悩む人物として描かれている。そのため、久々に再会したウッソにも冷たい態度をとるが、ウッソがファラ・グリフォンとの戦闘で危機に陥った際はウッソを守るためにジャンヌ・ダルクをV2ガンダムの盾にして守り、結果的に親子の絆を取り戻すこととなる。

しかし、クロノクル・アシャーの猛攻に危機に陥ったウッソを再度ジャンヌ・ダルクで庇ってアサルトパーツを射出。ムバラクとともにジャンヌ・ダルクから脱出する直後に、クロノクルによってジャンヌ・ダルクごと両断にされ爆死した。


関連項目

機動戦士Vガンダム リガ・ミリティア ジン・ジャハナム ウッソ・エヴィン ジャンヌ・ダルク(ガンダム) 生死不明


セルゲイ・スミルノフ:一軍人としては人格・実力ともにほぼ完璧といっても良い人物だが、父親としては問題があるガンダムシリーズの人物。息子への対応はハンゲルグと大差ないが、こちらはほとんど軍人としての側面ばかり強調されたため人格者と見られることが多く視聴者からの印象は正反対である。

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