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ユーリ・ローウェル

ゆーりろーうぇる

ユーリ・ローウェルとは、RPG『テイルズ オブ ヴェスペリア』の登場人物で、主人公である。
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概要

CV:鳥海浩輔
本作の主人公。21歳。身長は180cm。 
『テイルズ オブ』シリーズ初の成人済みの主人公であり、内面も周囲から頼られる兄貴分としての側面を強調して描かれている。

人物像

下町と呼ばれる帝都の下層民街出身。
親友のフレンとともに育ち、やがて帝国の改革を夢見て騎士団へ入隊した。しかし腐敗しきった帝国や騎士団の内実に嫌気がさし退団し、下町でラピードと共に用心棒のような仕事をしながら暮らしている。
下町の魔導器が魔核を盗まれ暴走を起こし、ユーリが泥棒を見つけようと貴族街を捜索するうちに騎士団に捕えられ、城の牢屋に閉じ込められてしまう所から物語は始まる。

「ほっとけない病」とも揶揄されるお人好しであるが、権力を笠に着る貴族を強く嫌い手段を選ばず報いを与えるダークヒーローとしての面も見せた。

戦闘

片手剣を扱う完全な前衛戦士タイプ。また剣術は我流であり、戦闘中に剣をくるくると回すなど独特のスタイルをもつ。
特にシリーズお馴染みの技である爪竜連牙斬は舞うように身体を回転させながら切り裂いた剣を宙に放り投げ、キャッチしながら足で蹴りを加えるといった独特のモーションになっている。文字で説明するとよくわからないが実際に見ても何がどうなっているのかわからない。



勉強を嫌って理論を覚えないため全く魔術は使えない。左利き
地上戦での強力なコンボが得意。
強力な固有のスキル・ハイパーコンボ(ヒット数を稼ぐとオーバーリミッツが自動的に発動)を持っておりその気になれば容易に100hitを越すコンボが可能。
闘技場で得られる称号は「地上最強の黒獅子」

性格

本を読むのが好きではなく、魔術の理論を覚えるのが面倒で覚えない。また5文字以上の名前は勝手に略して呼ぶことが多い(エステリーゼ→エステルなど)。戦闘時には技名も略す(蒼破刃→そうはっ!、絶風刃→ぜっぷう!)。
わずらわしいことを嫌う反面、口が上手く頭の回転は早い。場の空気を読んだり状況を把握することが得意で、複雑な事態をフォローすることが多い。皮肉屋で度々口が悪いとも言われる。
頼れる兄貴分という設定通り仲間の感情にも敏く、常に気を配っており誰かが困っている際には本人が言わなくてもさりげなくフォローに入る。

クールな容姿に反して仲間には「じっとしてるのもだめっぽい」などと言われ、実際戦闘不参加が続いた際のスキットではひとりで意気揚々と走り込みと筋トレに励んでいる姿が確認できる。
好戦的な戦闘狂であり「剣を振るとどんどん元気になるぜ」と発言している。またそのスキットでレイヴン(TOV)に向けて発した「俺の雄姿に憧れて悶え休んでろ!」という造語は公式の単語辞典にも載った。

PT内ではツッコミ役にまわることが多いが、からかうために意図的にふざけてみたり、急に食べたくなったのか砂漠で鍋焼きうどんを作ったりひとりで「22歳おめでとう・・・オレ」と誕生日を祝うといったお茶目な一面もある。
親友のフレンとは顔を合わせる度に皮肉と小言の応酬を繰り返し、かと思えば二人にしかわからない会話で盛り上がったりしている。

かなりの甘党スイーツ作りも得意。「マイソロジー3」ではスイーツ関連のスキットが多数存在している。
ただしヴェスペリア本編内ではそのことを表だって主張することはあまりない。
(開発する料理にスイーツが多いことと、表情の変化、レイヴンがクレープを極めた際の反応等から推測できるのみ)
ドラマCDではカロルに「ユーリのバカ!スイーツ男子!」と言われた。
甘いものが好きな理由はフレンが肉好きなのと同じく、子供のころのご馳走メニューだったからである。
スイーツだけでなく料理全般が得意である。料理のチュートリアルではエステルに教えながら「料理は命の洗濯だな」と言い、コロッケをマスターした際のスキットでは料理の隠し味は「愛情」だと自信満々で語ってPTのメンバーを驚かせた。

テイルズオブシリーズの主人公としては珍しくヒロイン含め誰とも明確な恋愛関係に発展することはない。初恋は14歳年上の相手だとスキットでばらされたが詳細は不明である。
恋愛はテーマをぶれさせないためあえて省いたので後は想像におまかせしますとのこと。
(公式設定にはエステルに淡い想いを抱かれているが、エステルを庇護対象として見ているユーリは知っていてはぐらかしているとある)
因みに本編にて本気でユーリが照れたのはねこねこウエイター姿のリタ相手に「その、猫っぽい耳がいいかな・・・」と頬を赤らめて言うスキットのみであり猫耳好き疑惑がある。


容姿

ここからはじまる


長い黒髪に細身の長身。
キャラクターデザインの藤島康介氏によると
ルークはお腹が見えていて腹筋が割れていましたよね。ユーリはあんなに筋肉質な感じではなくてしなやかで細身なんです」
設定書には「しなやかな鞭のよう」という記述があり、また黒髪ロングも指定だったとのこと。
「和」がテーマの一つであり、和風な要素を取り入れたコスチュームとなっている。
胸元は初期設定画の段階では閉じられていたが、「色気とアウトロー感」を出すために大きく開けられた。瞳の色は藤島版、ゲーム内のポリゴン、松竹氏によるアニメ絵で少しずつ異なる。

・ゲーム開始直後に宿屋で女性と間違えられる
・帝都の女性に「目の保養」と言われる
・ナム孤島にて「綺麗過ぎてむしろ嫌味だわ」と言われる
など女顔ぎみの美形設定であることがうかがえる。
また、ドラマCDではフレンと共に「イケメンだから」という理由でケーキ屋の面接をクリアしたり劇で女装してその格好のまま爆弾魔を殴り飛ばし観客に「ちょっと背はでけえが中々の美人」と言われたりした。
うしにんに付けられたあだ名は「無駄にフェロモン放出兄」。

外伝「断罪者の系譜」

ユーリとフレンの過去が描かれた「断罪者の系譜」(レイヴンの過去話「虚空の仮面」と同じく奥田孝明著)にて黒髪は物心つく前に亡くなった母親譲りであることが明かされた(父親は本人にもわからない)。
ユーリが髪を伸ばしている理由についてフレンは「オレが母親について知ってるのは長い黒髪だったってことだけなんだよ」というユーリの言葉から「(もしかしたら・・・)」と想像しているが実際どうなのかは不明。
このシーンの前に「父親も母親も知らない自分が肉親を失ったフレンの痛みを想像するなど身の程知らずだ」と胸を痛ませる描写があり、「あれで寂しがり屋だからねあの子は」と言われていることから家族というものに複雑な思いを抱えているのは確かなようである。
また、この時に「親ってどんなもんなんだ」と問うユーリに対しフレンが「ユーリにとってはハンクスさん達(下町の皆)がそうなんじゃないかな」と答えたことでユーリにとってフレンも含めた下町の皆が家族ともいうべき存在になった。
本編でのユーリの下町への想いの深さに繋がるエピソードである。

・・・なお、本編において定職に就いていないことからネタ的にニートと言われることもあるが、親もない孤児で貧しい地域に育ったため年齢が一桁のころから生きるために働いており、まともな教育も受けられなかったためフレンの母親に文字を習う10歳前後まで文字の読み書きが出来なかったことが語られた。
また騎士団に入る前は日雇いで働いており、下町にお金を納め残った分を自由につかっていたとある。
ユーリが子供のころと比べると少し改善はされたがまだまだ下町は貧しく、本編では下町を旅立つ際誰かに懐に入れられたお金を「こんなもん受け取れるか!」と焦って返しに行こうとした。
とてもニートになれるような環境では育ってはいないのが実際のところである。




行動


以下ネタバレ注意






旅の途中、ユーリは権力を笠に着て罪のない一般市民を虐殺したり、傍若無人な振る舞いをしていたラゴウという執政官とキュモールという騎士団隊長を個人の判断で暗殺した

ラゴウ暗殺

ラゴウと最初に遭遇した際、ユーリは仲間と共に危険を冒して騎士団がラゴウ邸を調べる口実を作り、狙い通り調べさせるもののラゴウは「身に覚えがない」の一言で罪を逃れてしまう。
だがバルボス率いる紅の絆傭兵団(ブラッドアライアンス)と結託し騎士団とギルドを軍事衝突させようとしていたこと、次期皇帝のヨーデル・アルギュロス・ヒュラッセインを誘拐したことなどを突き止め、バルボス撃破後もう一度騎士団がラゴウを捕えた。
しかしラゴウは評議会の権力を使いそれすらも握りつぶし、軽い罪に問われるのみになってしまう。
ユーリはフレンに「法で裁けない悪党、おまえならどう裁く?」と問うがフレンは「まだ僕にはわからない」としか答えられず、この瞬間にユーリの腹は決まった。
「法や評議会がおまえを許しても、オレはおまえをゆるさねえ」
という台詞からもこの行動がユーリの個人的な判断によるものであることがあらわれている。
またラゴウは直前に自分をこんな目に遭わせたフレンに復讐してやる旨の発言をしていた。

キュモール暗殺

アレクサンダー・フォン・キュモールは貴族至上主義で、貴族のみで構成されたキュモール隊の隊長である。帝都にいたユーリのことも知っており下民と呼んで見下していた。
オアシスの街マンタイクにて罪のない夫婦を砂漠の真ん中で置き去りにする等の非道を繰り返し、ユーリの逆鱗に触れる。夜中に訪れたユーリに向け剣を向けたものの、一撃で弾き飛ばされ流砂の目の前まで追いつめられた。
まず「僕は悪くないこれは命令だったんだ」と責任転嫁し、それでも近づいてくるユーリを「お金ならいくらでもあげる」と金で釣ろうとし、最後に「寄るな!下民が!」と罵りながら自ら足を滑らせ流砂に落下。「助けてくれ このままでは」と命乞いしたものの「おまえはその言葉を何度聞いてきた」と一蹴されそのまま命を落とした。皮肉にも市民を砂漠に置き去りにし放置して死なせるという、自らのしてきた非道をそのまま身に受ける結果となった。
なお、キュモールの最期は自滅による事故死であるため、この件ではユーリを殺人罪に問うことはできない(事故死するように仕向け、見殺しにしているので過失致死か傷害致死に該当すると思われる)。


葛藤

「あいつらが今死んで救われたやつがいるのも事実だ。お前は助かった命に、いつか法を正すから、今は我慢して死ねって言うのか!」
というユーリの主張と
「それでもユーリのやり方は間違っている。そうやって、君の価値観だけで、悪人すべてを裁くつもりか。それはもう罪人の行いだ」
というフレンの主張が真っ向から対立することになる。
ユーリは「分かった上で、選んだ。人殺しは罪だ」と語っており自分の行いが正しくないことも自覚している。ユーリ自身の望みはフレンが出世し、裁かれるべきものが正しく裁かれる法が機能するようになることであり、しかしそれまでに犠牲になる罪のない人をどうやって救えばいいのかという疑問には答えが出なかった。
ユーリのやり方が間違っていたは事実だが、彼がラゴウとキュモールを始末しなければ更なる犠牲者が出ていたことも覆しようのない事実である。

ユーリは「フレンは今後の帝国騎士を導いていく男。その隣に罪人は相応しくない」「オレはさしずめ、あいつに相応しい奴があらわれるまでの代役」だと語り、
EDイラストでは暗殺した現場でひとり物憂げな表情で佇む姿が描かれている。

功績の殆どはフレンのものとして扱われ、フレンはそのことを気に病んでもいるようだがユーリは「誰がやったかなんてどうでもいいだろ」と答えている。表舞台で帝国騎士団長としての歩みを始めたフレンと対照的に、一般の人々に認知されることなく手を汚した罪を一生背負っていくユーリはOPテーマの「鐘を鳴らして」でも歌われている通りまさに光と影といえる。

ユーリの罪について描かれたテイルズオブザヒーローズツインブレイヴではフレンとの一騎打ちの末剣を弾き飛ばされ、「いつかではなく必ず法を変えてみせる」と高らかに宣言するフレンに対しどこか安心したように「そっか・・・」と呟き、「オレで最後にしろ。こんな奴はな」と言って騎士団に捕えられた。

ヴェスペリアのプロデューサーである樋口Pはユーリについて
「図星をつかれて怒ってるシーンがあるじゃないですか。ああいうシーンが随所にあるんです」
「要は鎧とか仮面を被ってるようなもんで、自分を封じ込めてるんです」
「元々ユーリは全部を救おうとは思っていないんですよね。身の周りが良ければそれでいいんです。
最終的には救っちゃうんですけど」
と語っている。

ちなみに、ユーリが起こした二件の暗殺事件は、後に世界を救った功績を根拠にヨーデルとエステルが帳消しにした(関連書籍に掲載された後日談で判明)ため、ユーリは法的には無罪放免となっている。



劇場版アニメ『テイルズ オブ ヴェスペリア~The First Strike~』

ファーストストライク


スピンオフ作品でありパラレルであることが明言されているが時系列では本編の前日譚にあたる。
この作品でのユーリは新人騎士であり、フレンとともにシゾンタニアという辺境の小さな街を守るナイレン隊に派遣される。
ナイレン隊では犬舎およびまだ子犬であるラピードの世話係をしている。
本編の約4年前という設定のためまだ十代であり、本編に比べ青臭く子供っぽい言動も目立つが困っている人を放っておけないのは同じである。
軽装時には長い髪の先を赤い髪飾りで結んでいるシーンがある。

本編同様先輩に対しても敬語は使わないが、隊長であるナイレン・フェドロックのことは慕っており素の状態で敬語を使う場面がある。
(夜中にナイレンの部屋をノックして「ユーリです」と名乗るなど)
映画において金色の腕輪型の魔導器はナイレンから託されたものである。これを見ると本編で新型魔導器のアタッチメントを使えなくなる。



シリーズにおける位置づけ

主人公の成長を主軸に描いてきたシリーズにおいて、非常に珍しい全体を通じてほとんどぶれないキャラクター。またヒロインに対しても全く恋愛感情などは持たないなど良くも悪くも主人公らしくなく、術技やコスチュームなどにもその面が反映されている(歴代主人公の技やコスチュームがあまりない)。その意味ではフレンの方がキャラ的に主人公に近いと言われることが多い。

シリーズの第4・5人気投票ランキングでは、圧倒的な人気を誇っていたリオン・マグナスを押さえて1位に輝くなど、シリーズの中でも最も人気の高いキャラの一人と言える。
第6回人気投票ランキングでも見事第1位に輝き3年連続となった為、第2位のリオン・マグナスと共に殿堂入りをした。

その他の登場作品

劇場版『テイルズ オブ ヴェスペリア 〜 The First Strike 〜』
テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー2
テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー3
テイルズオブバーサス
プロジェクトクロスゾーン(エステルとペアユニットで参戦)
テイルズオブザヒーローズツインブレイヴ
プロジェクトクロスゾーン2

テイルズオブハーツ』では援技「円閃牙」を発動するとユーリが登場する。

以下の作品ではDLCとして特定のキャラクター用にユーリのコスチュームが有料配信されている。
テイルズオブグレイセスアスベル
テイルズオブエクシリアジュード
テイルズオブゼスティリアスレイ

グランブルーファンタジー
乖離性ミリオンアーサー
メルクストーリア
アスタリアとのコラボレーションで登場。

関連イラスト

お座りユーリ
よっ


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ヴェスペリア



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ボリス・ジンネマン(ルーンの子供たち/テイルズウィーバー)

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