曖昧さ回避
前後のストーリー
概要
2004年1月18日放送。
スマートブレインの野望を阻止しようとするライダー達の戦いを描く。
あらすじ(ネタバレ注意！！)
ファイズに変身した乾巧とカイザに変身した木場勇治の戦いは、途中で巧の身体に灰化の症状が起きたことで終わった。
逃げるように去る巧に園田真理達が気を取られている間に、木場と鈴木照夫は姿を消してしまう。
意識が朦朧としている巧の前に、木場が立ちはだかる。巧は木場の胸に、寄りかかるように倒れて昏倒する。
そんな状態の巧を、木場はスマートブレインが運営する病院へと搬送させる。
オルフェノクを待つ『死の運命』を解明するための実験体として…。
一方、照夫を追った海堂直也は、スマートブレインが管理するとある地下施設で照夫を見つけ出す。
宙に横たわる照夫の姿には、オルフェノクの王・アークオルフェノクの姿が重なって見えた。
海堂は、オルフェノクの王の正体が照夫であることを知り愕然とする。
そこに木場が姿を現し、「邪魔をするなら相手をする」と牽制する。
海堂「ハハハッ！まぁ待てよ。乾は？……奴をどうしたんだよォ！！」
木場「俺が預かっている。スマートブレインの病院に。彼は裏切り者のオルフェノクだ。最後くらい役に立ってもらおうと思ってね」
海堂「……クソ野郎──ッ！！」
巧のことを聞き出した海堂は、その場は一旦下がり、真理達のもとへ戻り応援を頼む。
その後、海堂は真理や菊池啓太郎と共に、巧が囚われているスマートブレインの病院に乗り込み巧を助け出す。
同じ頃、三原修二は阿部里奈と共に地下施設にいる王のもとへ向かっていた。
しかし、そこには影山冴子/ロブスターオルフェノクと琢磨逸郎/センチピードオルフェノクが『王を守る』ために待ち構えていた。
啓太郎が運転する車の中で目を覚ました巧だが、その前に木場が立ちはだかる。
その時、里奈からの応援要請が入ったため、巧は海堂と、真理と啓太郎を向かわせた。二人だけで決着をつけるために。
木場「君はどうせ死ぬ。こうなったらせめて……俺の手で倒してやる」
巧「あぁ。お前が人間を捨てた時から……いつかこうなることは分かっていた」
木場「君は何故人間にこだわる？オルフェノクとして生き、王の力を受け入れれば、死の運命から救われるのに！君は死ぬのが怖くないのか！？」
巧「怖いさ……だから一生懸命生きてんだよ！！ 人間を守るために……！」
木場「守る価値の無いものを、守っても仕方ない……変身」
巧「変身！」
そうして、巧と木場はファイズとカイザに変身し、最後の戦いを始める。
一方、地下施設に駆けつけた真理達の目の前で、照夫の身体を喰い破る形でアークオルフェノクが覚醒してしまう。
照夫と心を通わせていた1人である里奈は照夫の無惨な最期に悲痛な叫びを上げ、海堂も照夫を失った悲しみとアークオルフェノクへの怒りから「変身…！！」と叫びながらスネークオルフェノクに変化し、三原ことデルタへの加勢に向かうのだった。
その頃、カイザとファイズの戦いは、ホースオルフェノクとウルフオルフェノクの戦いに発展するが、激情態への変化を遂げた木場が圧倒し始める。
それに対抗するために巧はブラスターフォームのファイズとなり、ファイズブラスターによる零距離射撃でホースオルフェノクを打ち倒した。
人間態に戻った木場に対して、ホースオルフェノクの魔剣を手にした巧は木場目掛けてそれを振り下ろす。
だが……寸前のところで刃は止まった。
驚く木場の眼前でファイズが変身を解いた巧は、魔剣を放り投げた。
木場「何故だ……？ 何故トドメを刺さない！？」
巧「言ったはずだ。俺は人間を守るってな。お前も……人間だ」
木場「違う！！ 俺は……！！」
巧は木場にトドメを刺さずに去る。「お前も人間だから」と言い残して。
その背中に、木場は必死に叫び続けるのだった。
木場「待てぇ！！乾！！乾──！！待てぇ──っ！！うわああ──っ！！」
その頃、地下施設の戦いはロブスターオルフェノクとセンチピードオルフェノクが優勢だったが、ファイズの参戦で形勢が変わった。
だがその時、遂にアークオルフェノクが完全な覚醒を果たす。
ロブスターオルフェノクに人間態の消失と引き換えに永遠の命を与えたその力は圧倒的で、ファイズとデルタも歯が立たなかった。
そこに木場が現われ、巧に助勢するべく、カイザに変身してアークオルフェノクに挑む。
木場「まだ俺には分からない……何が正しいのか。その答えを、君が俺に教えてくれ！」
その木場に続く形でオートバジンが現れ、アークオルフェノクに威嚇射撃を行いながら、巧にファイズブラスターを手渡す。
その直後にオートバジンはアークオルフェノクの光弾を受けて破壊されてしまうが、巧が再度立ち上がるきっかけとなった。
巧「見つけようぜ、木場、三原……。俺達の答えを、俺達の力で！！」
カイザとデルタに再変身した木場と三原、ブラスターフォームのファイズに直接変身した巧は、アークオルフェノクに再び戦いを挑む。
しかし、3人揃ったライダー達の力をもってしても、アークオルフェノクは強大だった。
だが、アークオルフェノクにカイザのベルトを破壊され自らも致命傷を負った木場はホースオルフェノクに変化し、最期の力を振り絞ってアークオルフェノクを羽交い締めにする。
巧は木場の意思を汲んで、超強化クリムゾンスマッシュをアークオルフェノクとホースオルフェノクに放った……。
この戦いの後、生き残った者達はそれぞれの日常を送っていた。それぞれの『夢』を抱いて。
巧「夢って言やぁ……俺もようやく夢が見つかった」
「世界中の洗濯物が真っ白になるみたいに……皆が……幸せになりますように……」
そしてそれは、どこかの土手で真理や啓太郎と共に寝そべっていた巧の中にも……。
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この話から分岐する彼の未来
ルート(A)：仮面ライダー大戦
ルート(B)：スーパーヒーロー大戦GP&仮面ライダー4号
ルート(C)：仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド
