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劇場版ラブライブ!

げきじょうばんらぶらいぶ

2015年6月13日に公開した映画『ラブライブ! The School Idol Movie』の通称である。
目次 [非表示]

名もなき9人がデビューし

「μ's」としてひたすら駆け抜けてきた5年間。

小さな光だった彼女たちは

皆さんの応援に支えられ

光の中で歌い踊るスクールアイドルになりました。

まだ見ぬ風景は、すぐそこに。

2015年6月12日読売新聞朝刊全面広告から引用)


概要

テレビアニメ2期最終話である「叶え!みんなの夢――」がTOKYO MXで放送された2014年6月29日、本編終了直後に完全新作劇場版の制作が発表され、一部で2015年春公開予定と書かれた記事が出回ったが、2015年1月31日2月1日の両日さいたまスーパーアリーナで開催されたライブにて『ラブライブ! The School Idol Movie』のタイトルで、2015年6月13日に全国121館で公開されることが発表された。配給は松竹が担当し、テレビアニメシリーズのスタッフの多くが続投する。また世界各地でも同年8月の中国香港も含む)、台湾を皮切りに韓国タイアメリカカナダメキシコニュージーランドオーストラリアフィリピンマレーシアシンガポールインドネシアベトナムブルネイイギリスでも公開される(太文字はTV版未放送国)。

キービジュアルは第1弾が2015年2月1日に、第2弾は同年4月25日に公開された。また、公開前日の6月12日には読売新聞朝刊の全面広告にμ'sが登場した。


興行成績

封切直後は121館と大規模とはいえない状況ながら公開からわずか2日で25万1811人を動員、興収4億23万5800円を叩き出しその週の1位を獲得。2週目は20日に公開された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に興収トップは譲ったものの、観客動員数では1位を記録。3週連続動員数1位を獲得し、公開から23日経った7月5日に観客動員数100万人を突破。公開43日間で動員数は144万人に達し、興行収入は20億円を超えた。

公開から50日後の8月1日で累計興行収入は22億円を突破、動員数は150万人を上回ったことで、深夜アニメにおける興行収入および観客動員数の最高記録を樹立する快挙を果たした。公開期間中は他の洋画や子供向けアニメ等多数の大型タイトルとの兼ね合いもあって、上映規模を削られやすい不利な状況にあったにもかかわらず、封切りから155日経った11/16で興収28億円、動員200万人を突破。最終興行収入は28億6000万円となり、2020年の「劇場版鬼滅の刃 無限列車編(2021年7月時点で404億)」に譲るまで長らく1位を維持した。

なお前述した座席事情の理由等もあって、公開から2ヶ月近くが経過した8月以降上映を終了する劇場が殆どで、8月中旬以降9月下旬にかけて新たに上映を開始する劇場もあったが、都市圏の一部を除き概ね8月末までに上映は終了している。BD発売後も、極めて小規模ではあるが一部の劇場(新宿ピカデリー、なんばパークスシネマ)にて年内いっぱいまで上映されるロングラン上映になり、当時のアニメ作品としては異例のヒットとなった。


更にファイナルライブ前後には復活上映が都内で行われ、その後も2019年まで、公開初日にあたる毎年6月13日に「◎周年記念上映」が開催されている(1周年、2周年の記念上映は小規模だが主要都市の劇場で開催された。新宿ピカデリーでは3周年、4周年の記念上映も開催されている)。


コロナ禍以降は前記のような記念上映は見られなくなったが、2023年のEMOTIONレーベル40周年記念上映では劇場版ラブライブ!サンシャイン!!(『ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow』)とともに新宿ピカデリーで上映されている(本作は4月、同作は6月)。


そして同年12月6日、アニメシリーズの10周年記念企画の一環として、本作の4DXが2024年3月15日に公開されることが発表された。ナニソレイミワカンナイ


なお、4DX版の配給はバンダイナムコフィルムワークスで、上映期間は2週間限定である(ちなみに、新宿ピカデリー他松竹系列の映画館では4DXの導入は皆無)。


NHKEテレにて地上波初公開

公開から1年半経った2017年1月3日、アニメ1期・2期共にNHKでの再放送が好評だった流れから、劇場版の地上波初放送も公共放送で行われるという、深夜アニメとしてはある種異例のお披露目となった。放送当日はお正月三が日最終日でもあり、夕方5時に番組が始まるやいなやSNSは多くのファンによる実況で埋め尽くされた。特にTwitterにおける関連ハッシュタグのリツイート数は数十万レベルの勢いで増え続け、一時世界のトレンドワード1・2位を独占した他、Yahoo!のリアルタイム検索ワードにも軒並みラブライブ関連が並ぶという最高潮の盛り上がりをみせた。


その後、2017年4月20日・5/21(日)の深夜にも再放送が行われ、ファン達の当時を懐かしむ声で溢れかえっったり、一部の劇場では公開2周年を記念した小規模上映等もあった模様。


BD情報

2015年12月15日に劇場版Blu-rayDiscを発売。

Amazon・アニメイトを含む各店舗特典の他、特装限定版には以下の特典が付属する。


・μ's Next Live チケット最速先行抽選申込券

・μ'sオリジナルソングCD

・原案・公野櫻子書き下ろし小説

・スマホアプリ「ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル」限定シリアルコード

・特製ブックレット(28P)

・特製カード「Loveca+(ラブカプラス)」 ※ジャケットイラストを使用/1種(3ポイント)

・特典ディスク(中野サンプラザホールにて開催されたファンミ昼の部の映像を収録。劇場マナーCM)

※新規OVAや大幅な描き下ろしカット・作画修正等、他作品でみられるようなアニメ本編を捕捉する目的の販促特典は一切付けていない


12/28付オリコン週間総合BDランキングで初登場首位を獲得。

特装限定版で19.4万枚、通常版を合わせると初週20万枚以上の大ヒットを記録し、

シングル、アルバムを含む自身が持つこれまでの最高初動枚数を大きく更新した。また同時に、ディズニーやOVAを含む全アニメBDの歴代4位となる初動記録となり、TVシリーズと同じくDVD版のリリースを一切行っていない(映画作品でDVD盤を出さない事例はかなり稀・セールス的にはかなりの機会損失になっていると推測される)にもかかわらず、わずか1週間で深夜アニメ原作の劇場版BD/DVDおける最高売上枚数を塗り替える快挙を果たした(※オリコン集計準拠。仕様と流通経路が大きく違うTVゲーム同梱の作品は除く)。

2017年で総売上枚数は23.5万枚を超え、現在もBD単独における深夜アニメ映画の最高記録を保持している(映像作品の多くがBD版とDVD版が合算された記録に基いており、ラブライブ!作品に限っては声優による実写映像ライブを除きDVD版そのものが存在しない故に、BD単独という限られた市場における枚数になっていることを明記しておく)。


前売券

ファンミーティングツアー開催地と連動した描きおろしイラストとそれをデザインしたクリアファイルの付属する特典付き前売券第1弾全10種が2015年2月7日より各地の劇場にて発売されたが、殆どの劇場で即日完売となった。

第2弾は2015年4月25日に発売された。今度は新規描き下ろしのキャライラストが券面にデザインされ、券面と同じイラストを使用したクリアポスターが付属する。全9種類。こちらも殆どの劇場で即日完売となった。

第3弾は2015年5月23日に劇場での販売を開始。今度はPrintempslily whiteBiBiの新曲がそれぞれ収録されたCDが特典として付属する。全3種類。劇場販売だけではなくバンダイビジュアルクラブでも2015年5月11日より抽選販売が行われた。

またBVCで映画公開前日までの期間限定で通信販売も行われていた。


尚、特典の付かない通常前売券が2015年3月14日より全国の上映劇場にて発売されている他、法人別特典が付く通常前売券が発売された。しかし、あまりの人気ぶりから金券ショップでは前売券が完売もしくは取り扱いなしの店舗が多数を占めた。

前売券の有効期限は当初2015年8月末日までとされていたが、ロングラン上映となる劇場が多かったこと、追加上映を行う劇場もあることを勘案し9月末までに延長されている。

法人別特典は以下のとおりである。

発売元特典内容備考
ブシロードスクフェスで使用可能なシリアルコード・ミニポーチ販売終了。スクフェス感謝祭2015で若干数再販した
ムービック劇場版キービジュアル第1弾を使用したB3タペストリー発売は5月7日。アニメイトゲーマーズ書泉にて販売。通販はアニメイト、ゲーマーズ他ムービックにても実施
Amazonトートバッグ発売は6月3日。Amazonにて販売。
ローソン園田海未アクリルスタンド引換券4月15日販売開始。アクリルスタンドは8月27日以降引換開始。Loppiでチケットを発券する。
ムビチケスクフェスで使用可能な勧誘チケット1枚、アルパカ(白と茶1枚ずつ)、友情ポイント3,000pt、300,000G(ゴールド)が貰えるシリアルコードスクフェスアプリから購入するペーパーレスタイプの前売券

ローソンを除き通常前売券の券面には劇場版のキービジュアル第1弾がデザインされている。

劇場グッズ

グッズの発売が公開まで42日となった2015年5月2日に発表された。価格は全て税込である。

グッズ名価格備考
パンフレット1,000円
Tシャツ3,500円フリーサイズとSサイズの2種類
マフラータオル2,000円
チャーム付き扇子1,300円
ブレスレット各2,000円学年ごとに一つの商品として発売。
缶バッジセット3,000円9個セット。1個あたり333.3円
POPふせん各1,000円全9種類
ラバーストラップコレクション1パック500円全9種類。ブラインドパッケージ仕様
穂むらのまんじゅうキーホルダー700円
タペストリー3,000円イラストはキービジュアル第1弾を使用
クリアファイル300円イラストはキービジュアル第2弾を使用。A4サイズ
トリプルファイル500円キービジュアル第1弾をデザインした3連ファイル。A4サイズ
メガネケース&メガネ拭き各1,800円全9種類
ぬいぐるみボールチェーン各1,500円全9種類
ボディバッグ4,500円
ポスター800円キービジュアル第2弾を使用。B2サイズ
3Dポスター各1,300円全2種類
レジャーバスタオルA4,000円キービジュアル第2弾を使用。
ICカードステッカー各350円全9種類
マスキングテープ各450円全3種類
マグカップ各1,200円全9種類
チケットホルダー1,500円
クッションカバー各2,000円全3種類

ハローキティコラボグッズ

ハローキティとのコラボグッズの発売が5月30日に発表された。

グッズ名価格備考
クリアファイル350円A4サイズ
ボールペン各450円全9種類
ミニタオル750円
ぬいぐるみマスコット各1,500円全9種類
ポーチ1,950円
ミラー1,950円
ぬいぐるみ各4,200円全9種類

コンボセット

映画公開から3週間、週替りで販売されるポップコーン袋、ドリンクカップスリープ、ペーパートレイのセット。特典としてミニクリアファイルとチェンジングコースターがランダムで付属する。

販売価格は公式では告知されておらず、各劇場に問い合わせる形となる。

1週目(6/13~6/19)2年生組
2週目(6/20~6/26)1年生組
3週目(6/27~7/3)3年生組

4週目以降に関しては在庫があれば再販という形になるが、多くの劇場が3週目までに完売したため4週目以降の販売はないところが多かった。

Froovie限定グッズ

以下の2商品は映画グッズ専門通販サイトFroovie/フルービーにて受注販売される。販売開始日時は映画公開日の6月13日午前10時。

グッズ名価格備考
オルゴール各4,500円全2種類。ブロマイド10種が付属する。
レジャーバスタオルB各4,000円キービジュアル第1弾を使用。

来場者プレゼント

映画公開から当初は4週間、後に10週以上週替りで来場者プレゼントが数量限定で配布された。

1週目(6/13~6/19)スペシャルメッセージカード
2週目(6/20~6/26)描きおろし複製ミニ色紙(2年生組
3週目(6/27~7/3)描きおろし複製ミニ色紙(1年生組
4週目(7/4~7/10)描きおろし複製ミニ色紙(3年生組
5週目(7/11~7/17)μ's旅の思い出記念写真ポスター
6週目(7/18~7/24)μ's思い出の一コマ(フィルム)
7週目(7/25~7/31)描き下ろしイラストポストカード(鴇田アルミ伊能津おだまさる
8週目(8/1~8/7)μ'sといっしょに海外旅行~旅のしおり~
9週目(8/8~8/14)μ'sからみんなへ。スペシャルサンクスカード(清瀬赤目描き下ろしイラストカード)
10週目(8/15~納品数終了まで)μ's思い出の一コマ(フィルム)

2週目以降の複製色紙については好評につき追加生産が決定し、7週目、8週目、9週目の特典に全9種のうちランダムに1種封入するという形で配布された。

6週目のフィルム追加生産分については10週目以降、各劇場に納品された分が終了するまで配布されている。


これら来場者特典にはスクールアイドルフェスティバルで使用可能なSRシリアルコード(衣装はSUNNY DAY SONG)が全9種類のうち1種類、ランダムで封入されている。ただし10週目以降に配布されるフィルム追加生産分にはシリアルコードは付属しない。


また、4DX版でも下記の来場者プレゼントが配布される。

1週目(2024/3/15~3/21)ホログラムトレーディングカード(Angelic Angel Ver.)
2週目(3/22~3/28) ホログラムトレーディングカード(僕たちはひとつの光 Ver.)

半券交換キャンペーン

本作の前売券もしくは、鑑賞時に発券される座席指定券、入場券のいずれかの半券1枚を対象の店舗・施設へ持って行くことで、各種アイテムと交換できるキャンペーンが実施されていた。

対象店舗とアイテムは以下のとおりである。

店名アイテム備考
ゲーマーズブロマイド終了済み。全9種類
アニメイトハガキサイズイラストカード終了済み。全9種類
セガおよびAGスクエアのアミューズメント施設ステッカー終了済み。全1種類
LOVELIVE! Collaboration SHOPヴァイスシュヴァルツPRカード終了済み。全1種類

時系列と舞台

時系列的にはテレビアニメ2期13話の後であり、劇場版特報の映像を見る限りモデルとなった場所はニューヨークではないかと推測されていたが、劇場版本予告の公開によりニューヨークが舞台であることが確定した。ただし本編中のセリフでは海外としか触れられていない。


あらすじ

劇場版チラシに記載のあらすじ

廃校の危機にある国立音ノ木坂学院を救うため、スクールアイドルグループμ's」を結成した、高校2年生の高坂穂乃果をはじめとする9人の女子生徒たち。彼女たちの活躍で廃校は阻止され、3年生にとって最後のチャンスとなるスクールアイドルの祭典「ラブライブ!」第2回大会では、数々の困難を乗り越えて見事決勝進出を果たす。そんな彼女たちは今日、卒業式を迎えていた。3年生の卒業をもってμ'sはおしまいにする。そう決めていた9人は、思い出を巡りながら校内を巡っていく。そして校門を出ようとしたその時、彼女たちのもとに1通のメールが届いて・・・・・・!「μ's」の新たな物語が遂に幕を開ける!!(劇場版チラシより引用)


劇場版特設サイトに記載のあらすじ

スクールアイドルたちがパフォーマンスを競う大会「ラブライブ!」

前回優勝者のμ’sは、3年生の卒業をもって活動をおしまいにすると決めていたが、卒業式の直後、μ’sのもとに飛び込んで来たひとつの知らせを受けて、新たなライブをすることに!

見たことのない世界とふれあい、また少しずつまた成長していく9人。

いったいμ'sはスクールアイドルとして、最後に何ができるのか?

そして、限られた時間のなかでμ'sが見つけた最高に楽しいライブとは。 (劇場版特設サイトより引用)


新曲

劇場版CMや特報映像のBGMとして流れている新曲のタイトルはAngelic Angel。実質的な劇場版のテーマソングといえる。Angelic Angel以外の新曲は以下のとおりである。

μ's

1年生

2年生

3年生


この他新曲ではないがAs Time Goes Byも音楽担当の藤澤慶昌が編曲した上で本編中で使用されている。

ちなみにアメリカ版では「Stars, Come to me!」という全く別の曲に差し替えられている。作詞は畑亜貴、作曲・編曲は劇伴担当の藤澤慶昌。


登場人物

本作で初めて姿が描かれたキャラも掲載する。


スタッフ

原作矢立肇
原案公野櫻子
監督京極尚彦
脚本花田十輝
キャラクターデザイン・アニメーションディレクター室田雄平
セットデザイン高橋武之
美術監督守安靖尚・岡崎えりか
色彩設計加藤里恵
デザインワークス西田亜沙子
撮影監督野上大地・杉山大樹
CGプロデューサー松実成
編集今井大介
音響監督長崎行男
音楽藤澤慶昌
音楽制作ランティス
アニメーション制作サンライズ
制作2015 プロジェクトラブライブ!ムービー(サンライズバンダイビジュアル・ランティス・ブシロードKADOKAWA AMW
配給松竹

小ネタ

  • 劇場版本編でμ'sがニューヨークで宿泊したホテルで、穂乃果・にこ・絵里はハネムーン仕様の部屋に宿泊していたが、これはキャラデザの室田氏がロケハンで実際に体験したことが元になっている。なお室田氏の実体験で同室になっていたのは設定製作の男性スタッフである。

関連動画

特報

本予告(90秒バージョン)

公開記念PV 90秒ver.

TVCM第1弾

TVCM第2弾

TVCM(15秒)公開記念ver.

Blu-ray商品紹介PV

発売告知TVCM

好評発売中CM


関連項目

ラブライブ!


外部リンク

ラブライブ!The School Idol Movie特設サイト

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