概要
東京都品川区上大崎に所在するJR山手線と東急目黒線・都営三田線・東京メトロ南北線の駅。このうち東急・三田線・南北線については相互直通運転による共同使用駅だが、駅自体は東急が管理している。
駅名は山手線開業当時、当駅が目黒不動尊瀧泉寺の最寄り駅だったことからきている。駅自体は品川区にあるが、駅の真上を通る目黒通りを西側に100m行くと目黒区との区境になる。山手線は駅の北側、恵比寿駅との間で一応は目黒区を通るが、駅はない(というか目黒区にはJRの駅自体がない)。
駅ビルはアトレ1・2があり、東急側の地下にはプレッセもある。
東急側とアトレ1は離れており、1は地下道を介して向かう事が可能。
駅構造
いずれも地下駅で島式1面2線の構造である。
JR東日本
東側に山手貨物線が並行しており、湘南新宿ラインと埼京線がここを通過する(駅でいえば恵比寿駅〜大崎駅間)。このため相模鉄道の車両が観られることもある。
東急電鉄・都営地下鉄・東京メトロ(MG01/I01/N01)
目蒲線だった頃は山手線ホームから見える位置に置かれ、ホームも頭端式になっていた。
南北線と三田線は当駅より白金高輪駅までが共有区間で、施設は目黒駅構内を除き東京メトロが管理する。運賃も白金高輪駅まで東京メトロの運賃制度が適用されるが、都営地下鉄の乗車券類も利用可能。
利用状況
近況
JR東日本
東急電鉄
東京メトロ
- 2022年度(令和4年度)の1日平均乗降人員は、91,094人である。
- 但し、東急の直通人員を含む。
都営地下鉄
- 2022年度(令和4年度)の1日平均乗降人員は、81,374人である。
- 但し、東急の直通人員を含む。
利用状況推移表
事業者名 | 東急電鉄 | 東京メトロ | 都営地下鉄 | JR東日本 | |
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年度 | 乗降人員 | 乗降人員 | 乗降人員 | 乗車人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 235,367人 | 90,332人 | 77,589人 | 106,132人 | 212,264人 |
2009年(平成21年)度 | 241,585人 | 92,666人 | 80,825 | 104,923人 | 209,846人 |
2010年(平成22年)度 | 235,597人 | 93,678人 | 78,990人 | 102,310人 | 204,620人 |
2011年(平成23年)度 | 236,572人 | 94,530人 | 78,127人 | 101,998人 | 203,996人 |
2012年(平成24年)度 | 241,718人 | 98,495人 | 81,069人 | 103,033人 | 206,066人 |
2013年(平成25年)度 | 248,074人 | 102,998人 | 83,424人 | 106,538人 | 213,076人 |
2014年(平成26年)度 | 251,530人 | 105,289人 | 85,305人 | 106,504人 | 213,008人 |
2015年(平成27年)度 | 251,530人 | 109,114人 | 88,327人 | 108,163人 | 216,326人 |
2016年(平成28年)度 | 267,662人 | 112,752人 | 92,429人 | 110,219人 | 220,438人 |
2017年(平成29年)度 | 276,680人 | 118,326人 | 97,236人 | 111,655人 | 223,310人 |
2018年(平成30年)度 | 285,661人 | 122,861人 | 102,086人 | 115,560人 | 231,120人 |
2019年(令和元年)度 | 286,145人 | 122,641人 | 105,218人 | 113,496人 | 226,992人 |
2020年(令和2年)度 | 199,638人 | 78,456人 | 68,840人 | 72,657人 | 145,314人 |
2021年(令和3年)度 | 199,638人 | 81,059人 | 71,285人 | 74,660人 | 149,320人 |
2022年(令和4年)度 | 223,329人 | 91,094人 | 81,374人 | 83,770人 | 167,540人 |
2023年(令和5年)度 | 254,897人 |
隣の駅
JR東日本 | ||||
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山手線 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
各駅停車 | 恵比寿駅 | 目黒駅 | 五反田駅 | |
東急電鉄・東京メトロ・都営地下鉄 | ||||
目黒線・南北線・三田線 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
急行 | 白金台駅(N02/I02) | 目黒駅 | 武蔵小山駅(MG03) | |
各駅停車 | 白金台駅 | 目黒駅 | 不動前駅(MG02) |
余談
- 隣の目黒区に本社を構える東急バスが西口と東口の双方に発着し、東口からはさらに都営バスも発着するが、目黒通りが当駅付近で南北に分かれ、南方は西行、北方は東行の一方通行になっている関係で、東西を直結する東急バス【東98】自由が丘線(東京駅丸の内南口〜東京タワー前〜目黒駅前〜清水(東急バス目黒営業所)/等々力操車所)のバス停は、東口→西口南側より等々力方面行き、東口北側より東京駅方面行きとかなり離れて立地する。
- その【東98】はかつて都営バスとの共同運行だったことから、都営バスによる目黒駅〜等々力の区間便も見られたが、2013年度から東急バス単独運行になっただけでなく、目黒区から都営バスが完全に撤退している(23区で唯一)。
- 駅西口に発着する東急バス【黒01】碑文谷線(目黒駅前〜大岡山小学校循環)は、平日の運行回数が200回を越す、ドル箱中のドル箱路線としても知られている。
- また、駅東口にはかつて都営バス目黒営業所も存在していた。
- 同じ山手線の目白駅とは、同年同日開業。
関連タグ
品川駅:似たような事例その1。港区高輪と同区港南に跨がる(品川区役所がある同区の中心地は大井町駅)。なお、目黒区と港区の両方に三田という地名があるが、三田駅があるのは港区。
厚木駅:似たような事例その2。神奈川県海老名市河原口にある。厚木市にはJRの駅はない(厚木市にあるのは小田急本厚木駅)。
中目黒駅:東急東横線・東京メトロ日比谷線の駅でこちらは正真正銘、目黒区の中心駅。目黒区役所もそちらが最寄り駅になっている。ただし住所は中目黒ではなく上目黒という罠。