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高松琴平電気鉄道

たかまつことひらでんきてつどう

香川県に路線を有する私鉄。
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概要

香川県高松市を中心とした3路線(琴平線・志度線・長尾線)を運営する私鉄
略称:琴電(コトデン・ことでん)。

かつては大手私鉄や各地の中小私鉄からの種々の譲渡車両が集まり、「動く電車の博物館」とも称されたが、現在は車両の更新が進んでいる(譲渡車両であることは同じであるが)。
更新後の運用車両は京浜急行電鉄名古屋市営地下鉄京王電鉄からの譲渡車両がメインとなっており、以降の車両も同様の運用が見込まれていることから、両社の鉄道ファンからは変わらず注目を浴びやすい。

線路幅が標準軌であるところがほかの中小私鉄と異なる。特に前身3社のひとつであり実質上の存続会社となった琴平電鉄が「讃岐の阪急」を目指した(そして自称した挙句、実際に地元民に称された)ために標準軌採用や(当時の)都市圏規格級高電圧設備設置などイロイロとはっちゃけていた。
その名残は確実に現在のことでんにも継承されており、その様は明らかに香川県の誇る変態企業の一角、と言われる事もある(が、そのはっちゃけぶりによる資産が現在のことでんを救っている部分もある)

路線など

上記の通り琴平線・長尾線・志度線の3路線を有する。
路線の集約するターミナル駅は瓦町駅。
車両工場は仏生山駅附設の仏生山工場(メイン。琴平長尾両線管轄)および今橋駅附設の今橋工場(サブ。志度線管轄)の2ヶ所。

ことでん路線図


注:この路線図には最新駅の綾川駅(琴平線。陶と滝宮の間)が無い。

なお高松築港駅と琴電琴平と琴電志度駅は、それぞれJRの駅に近く徒歩接続が可能(高松築港駅→JR高松駅、琴電琴平駅→JR琴平駅、琴電志度駅→JR志度駅)であるが、長尾線の長尾駅と平木駅だけは徒歩接続するJR駅が無い。(バス停なら「長尾駅→大川バス本社(高松引田線)」がある。JR駅だと造田駅が一番近い。徒歩約40分)

琴平線

始発終着駅は琴電琴平駅と高松築港駅。
いわゆるこんぴらさん(金毘羅宮)への参拝旅客の輸送をメインとした旅客路線であり、ことでんにとっては最大の要となっている路線。
香川県内陸部から高松市郊外・中心部を一本で繋ぐ、香川県交通の大動脈のひとつである。
沿線に地域最大級のショッピングモールであるイオンモール綾川(綾川駅で下車)がある。

志度線

始発終着駅は琴電志度駅と瓦町駅。
四国八十八ヶ所遍路・第86番札所志度寺のある志度と高松市内を結ぶ路線。
路線全域においてJR高徳線と並走するため、運営が厳しいとよく言われる。
JRより停車駅の設定が多い事が最大の長所であり同時に最大の短所でもある。
(地域における乗降の面では確実に長所、スピードの面で短所)
土日祝には輪行用の「サイクルトレイン」が運行されている。
Googleストリートビューで路線からの沿線画像が公開されている。

長尾線

始発終着駅は長尾駅と高松築港駅。(書類名目上の高松側終着始発駅は瓦町駅だが、ほとんどの列車においては停車駅としてのみ設定されている)ただし朝夕の各一本づつ、平木駅を始発終着駅とする列車が設定されている。
元は四国八十八ヶ所遍路・第87番札所長尾寺への参拝路線であったが、現在は高松市東にあるベッドタウンである三木町(長尾の手前。平木駅周辺)と高松市内中心部を繋ぐ生活路線として定義されている。
pixiv的に言うと『うどんの国の金色毛鞠』電車(通称:ポコ電)がメイン運用されている路線である。

築港線

詳細は築港線を参照
琴平線および長尾線のうち、相互乗り入れの共同運行区間(瓦町駅 - 高松築港駅 間)を指す通称。

エピソード

  • 現有3線の他に「高松市内線」と「塩江線」という2路線を持っていた。塩江線は琴平電鉄時代に有した路線であるが戦時中に台風被害に遭った後、財政難から再建が出来なかった上で軍部より不要不急線と見なされて鉄資材供出のため廃止に追いやられる。高松市内線はコトデン運営線唯一の路面電車だったが1945年7月4日に被った高松空襲の被害により壊滅し、戦後復旧都市計画の中で再建が望まれながらも計画(予算)上の様々な都合で廃線となった。
  • 上述の通り「塩江線」を持っていたが、これは高松内陸にある温泉地であった塩江温泉と高松市内をつなぐ路線として設立されたものである。そして「讃岐の阪急」を目指していた琴平電鉄は塩江温泉の各旅館と提携して塩江温泉少女歌劇団を実際に設立させ地元旅館との合弁組織としてこれを所有していた。だが戦時中の娯楽統制とともに廃止となる。
  • 塩江線の跡地の一部(安原駅から岩崎駅付近まで)は香東川自転車道(香川県道269号塩江香川高松自転車道線)の一部になっている。仏生山駅から伽羅土駅にかけても路線の一部が生活道路として残り、地域の人々から「ガソリン道」と呼ばれている。(塩江線の車両がガソリン気動車であったため)
  • 高松市内線の跡地は「香川県道173号高松停車場栗林公園線」(県庁前通り)として、ほぼ現存している。(ただし瀬戸大橋通りから番町1丁目交差点までの区間は区画整理のために廃線跡そのものが消えている)
  • 戦後すぐの輸送強化の目的で、高松琴平電気鉄道11000形電車を導入した事がある。この電車、元は国鉄のワフ25000形貨車を琴平の町工場で魔改造して客車化させたもの。この客車の存在を知った国は大慌てで運用するなら65km/hを超えるなとコトデンに通達している。乗り心地に関してはお察しください。ちなみに3年で廃車となった……が、1991年まで倉庫として使われた上、その倉庫も取り壊したのちに仏生山工場の業務用無蓋貨車の材料としてリサイクルされた。
とある香川の鉄道会社が車両不足を解決する為にとった策



歴史

1909年に高松電気軌道(現在の長尾線)設立。
1910年に東讃電気軌道(現在の志度線)設立。ことでん公式における会社設立年
1920年に琴平電鉄(現在の琴平線)設立。
1943年に上記3社が対等合併し高松琴平電気鉄道となる。
  (琴平線と長尾線が会社名に名を残す代わりに設立年を志度線が取る形となった)
1997年に旧そごうと提携しコトデンそごうを設立。
2000年旧そごうグループが破綻して、そのアオリをもろに引っ被る事になった。
2001年12月に民事再生法適用を申請後、経営再建中。
2002年、イルカの「ことちゃん」をマスコットキャラクターに据える。
2005年、四国地方初の交通系ICカードとしてIruCaの供用を開始。
2011年、前身のひとつである東讃電気軌道の今橋~志度(現琴電志度)間開業以来100周年を迎える。

現役車両


動態保存車:1000形120号 3000形300号 5000形500号 20形23号
近畿日本鉄道南大阪線:動態保存車のうち23号はここ出身。
 ほかの3両は琴電オリジナルだが4ケタ形式なのに3ケタ番号であることにツッコミを入れてはいけない。多分。

600形名古屋市営地下鉄より移籍。
600形800番台:2両固定編成の600形を1両ずつにして増結用車両にした。
700形:名古屋市営地下鉄より移籍。
※この3形式の種車形式はバラバラ。

1070形:もと京浜急行電鉄600形(2代)
1080形:もと京浜急行電鉄1000形(初代)
1100形:もと京王電鉄5000系 琴電入線に際し台車交換を実施。
1200形:もと京浜急行電鉄700形(2代)
1300形:もと京浜急行電鉄1000形(初代) 在来車と連結できない仕様。

関連タグ

高松 琴平 ことちゃん
IruCa2005年四国内で初めて導入されたICカード乗車券
築港線:ことでんの長尾線琴平線相互乗り入れ区間(高松築港 - 瓦町 間)の通称。
うどんの国の金色毛鞠コミックバンチ連載、pixivコミック配信中の漫画。長尾線でラッピング電車を走らせている。
名古屋市営地下鉄 京浜急行電鉄 京王電鉄
伊予鉄道:こちらは愛媛県を中心に走る私鉄。

公式サイト

うみ・まち・さと―心でむすぶ ことでんグループ(琴電公式サイト)

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