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JFL

じぇいえふえる

日本のサッカーリーグのひとつで、J3の下位に位置する、プロアマ混合の全国リーグである。
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概要

オールプロのJリーグとは違い、プロアマ混合のリーグとなっており、大半の選手は他に正規職を持つか、アルバイトをしながらサッカーをプレーしている。
チーム環境は様々で、プロ契約をおこなう所もあるが、無給だったり、さらに選手が年会費を払うチームまで存在することもある。
たとえるならば、選手契約を結ぶことにより年俸を球団が支給するオールプロが「プロ野球」、「地域独立リーグ」、社会人として大手企業に就職しサラリーをもらいながら野球に専念し、引退後には一般社会人と同じ仕事に従事する「社会人野球」、企業のバックアップがないため、所属する企業と別企業のの正規職に就いているケースとアルバイトに従事しながらプレーするケース、その両方が並立することもある「クラブチーム」に大別される野球界が最も近いのかもしれない。
さらに大相撲でたとえるならば、給料を支給される「十両」以上の関取とちがい、基本的に無給の「幕下」以下に相当するといえばわかるだろう。

JFLに昇格するには?

まず各地域リーグで優勝し、「全国地域サッカーリーグ決勝大会」(通称:「地決」)へ出場しなければならない。
大会は1次ラウンド(グループリーグ)と決勝ラウンドに分かれ、グループ毎に各地に集まるセントラル方式で試合が行われる。
だがこの大会、1次ラウンド、決勝ラウンドともに3日間での3連戦という世界的にも稀な過密スケジュールであることなどから「世界一過酷な昇格争い」として毎年数多くのドラマが生まれている。

チームカテゴリーを超えての試合

相撲、野球の場合、プロとアマチュアが公式戦を戦うことは皆無であり(野球であれば大学、社会人や韓国プロ野球のチームと練習試合を行うこともある)、サッカーもカテゴリーがちがえば、基本的にカテゴリーを超えて試合を行うことはない。しかし、日本国内に限れば天皇杯全日本サッカー選手権大会があり、この場合、J1・J2・J3・JFLのチームに加え、予選を勝ち抜いた地域リーグ、大学、高校、ユースチームなどが参加、同じ土俵に立ってトーナメントを戦うことになる。

歴史

旧JFL

1993年Jリーグが発足したことを受け、日本サッカーリーグ(JSL)を改変した形で始まった。
当時は現在のJ2に相当したが、1999年にJリーグの2部制への移行に伴い、1998年シーズンをもって終了。

1999年

優勝:横浜FC
離脱:水戸ホーリーホック(J2昇格)
旧JFL所属チームのうちJ2に参加しなかった7チームと第22回全国地域リーグ決勝大会で優勝した横河電機(現:東京武蔵野シティFC)を合わせた8チームで発足。
その後、横浜FCが特例としてJFLから準会員扱いでスタートすることが認められたため、9チームによってリーグ戦が行われた。
11月、Jリーグ理事会で水戸ホーリーホックのJリーグ入会が承認。

2000年

優勝:横浜FC
加入:栃木SC、アローズ北陸(現:カターレ富山)、FC KYOKEN(現:SCアミティエ)
離脱:横浜FC(J2昇格)
参加チームが9チームから12チームに増加し、リーグ戦が3回戦総当りから2回戦総当りへ変更された。
12月、Jリーグ理事会で横浜FCのJリーグ入会が承認。

2001年

優勝:本田技研
加入:佐川急便SC、YKK FC(現:カターレ富山)、NTT西日本熊本(現:ロアッソ熊本)、SC鳥取(現:ガイナーレ鳥取)、愛媛FC
離脱:なし
参加チームが12チームから16チームへとさらに増加。また、延長Vゴールが廃止された。

2002年「食われるのはどこだ。」

優勝:Honda FC
加入:佐川急便大阪SC、プロフェソール宮崎
離脱:アルエット熊本(自動降格)、プロフェソール宮崎(自動降格)、静岡産業大学(入れ替え戦敗退)
参加チームが16チームから18チームへと増加。これに伴いJFL・地域リーグ間での入れ替え制度が導入された。
また、リーグ戦が2回戦総当りから1回戦総当りへ変更されたが、これは2002 FIFAワールドカップ開催による臨時措置であった。
なお、この年からJFLではリーグ全体のキャッチフレーズを設定している。

2003年「明るい日本はJFLがつくる。」

優勝:大塚製薬サッカー部(現:徳島ヴォルティス)
加入:佐川印刷SC(のちのSP京都FC)
離脱:ジヤコトサッカー部(チーム解散)、FC京都1993(現:SCアミティエ、入れ替え戦敗退)
参加チームが18チーム→16チームと減少し、リーグ戦が1回戦総当りから2回戦総当りへ変更となった。
また、JFL初年度から参加していたジヤコトサッカー部が10月にJFL撤退及びチーム解散を表明。静岡県東部を本拠地とするJFLチームの再登場は2014年のアスルクラロ沼津参入まで待たねばならなかった。

2004年「蹴りを入れろ。」

優勝:大塚製薬サッカー部
加入:群馬FCホリコシ(のち「アルテ高崎」)、ザスパ草津(現:ザスパクサツ群馬)
離脱:国士舘大学サッカー部(チームの不祥事)、大塚製薬サッカー部(J2昇格)、ザスパ草津(J2昇格)

2005年「呑んでかかれ。」

優勝:愛媛FC
加入:三菱水島FC、流通経済大学、ホンダロック(現:ホンダロックSC)
離脱:愛媛FC(J2昇格)

2006年「あなたの一番を見せてくれ。」

優勝:Honda FC
加入:FC琉球、ジェフ・クラブ(のち「ジェフリザーブス」)、ロッソ熊本(現:ロアッソ熊本)
離脱:ホンダロック(降格)

2007年「競り合って、強くなる。」

優勝:佐川急便SC
加入:TDK SC(現:ブラウブリッツ秋田)、FC岐阜
離脱:ロッソ熊本、FC岐阜

2008年「18の個性を無限の感動に。」

優勝:Honda FC
加入:ファジアーノ岡山ニューウェーブ北九州(現:ギラヴァンツ北九州)、MIOびわこ草津(現:MIOびわこ滋賀)
離脱:栃木SC、カターレ富山、ファジアーノ岡山(J2昇格)
この年、YKK APとアローズ北陸が合併しカターレ富山が発足。

2009年「Jump!Fight!Love!(もっと高く、もっと強く、もっと熱く)」

優勝:SAGAWA SHIGA FC
加入:FC町田ゼルビアV・ファーレン長崎、ホンダロック(現:ホンダロックSC)
離脱:ニューウェーブ北九州(J2昇格)、三菱水島FC(退会)、FC刈谷(降格)
ホンダロックが3シーズンぶりにJFLに復帰。なお、2度JFLに昇格したクラブは2016年現在ホンダロックとロッソ熊本(現:ロアッソ熊本)のみである。
また、この年最下位だった三菱水島FCが運営費削減を理由に退会を表明。だが、中国サッカーリーグが受け入れを拒否。岡山県リーグからやり直しという状況に追い込まれてしまった。

2010年「驚かすのは、オレたちだ。」

優勝:ガイナーレ鳥取
加入:松本山雅FC栃木ウーヴァFCツエーゲン金沢
離脱:ガイナーレ鳥取(J2昇格)、流通経済大学FC(降格)
この年、現行JFLとなってから初めてJリーグ参入を目指す「物好き」クラブと門番クラブが同数となった。
また、この年流通経済大学FCが降格。大学チームのJFL復帰は2015年のクラブドラゴンズ(現:流経大ドラゴンズ龍ケ崎)まで待たねばならなかった。

2011年「ニュースなヤツ 出てこい!!」

優勝:SAGAWA SHIGA FC
加入:カマタマーレ讃岐AC長野パルセイロ
離脱:FC町田ゼルビア、松本山雅FC(J2昇格)、ジェフリザーブス(活動停止)、アルテ高崎(退会、のちに解散)
東日本大震災の影響により、日程及びレギュレーションに大幅な変更が発生。
さらに本拠地である多賀城市に甚大な被害が出たソニー仙台FCは後期よりの参加となった。

2012年「たっぷりゴール決めてやれ!」

優勝:V・ファーレン長崎
加入:Y.S.C.C.、藤枝MYFC、HOYO大分(現:ヴェルスパ大分)
離脱:V・ファーレン長崎(J2昇格)、SAGAWA SHIGA FC(廃部)、
昇格チームが決定した2012年1月、アルテ高崎がJFLを退会。17チームでリーグ戦を開催した。さらにこの年を最後に前年度JFL王者のSAGAWA SHIGA FC(3位)が廃部。
V・ファーレン長崎が優勝に伴いJ2昇格を果たし、J2で最下位となったFC町田ゼルビアがJFLへ降格。

2013年「フェアでホットな風に乗れ!」

優勝:AC長野パルセイロ
加入:FC町田ゼルビア(J2降格)
離脱:カマタマーレ讃岐(J2昇格)、AC長野パルセイロ、S.C.相模原、FC町田ゼルビア、ツエーゲン金沢、ブラウブリッツ秋田、FC琉球、Y.S.C.C.、藤枝MYFC、福島ユナイテッドFC(J3加盟)
カマタマーレ讃岐がガイナーレ鳥取との入れ替え戦に勝利しJ2昇格が決定。また、J3の発足に伴い、JFL所属の18チーム中9チームが離脱するため、2014年シーズンは14チームでの開催が決定。
これにより地決での昇格枠は例年の「2」から「3」に拡大されたが、優勝したグルージャ盛岡がJ3へ飛び級昇格。
また、3位のFC KAGOSHIMAと4位のヴォルカ鹿児島の次年度からの統合が決定していたため、臨時に設けられた入会希望申請枠が「3」から「4」へと拡大。
その結果、地決出場チームからレノファ山口FC(J3ライセンス保有、1次ラウンド敗退)、マルヤス工業サッカー部(現:FCマルヤス岡崎、企業チーム、1次ラウンド敗退)が、
地決不出場チームからアスルクラロ沼津(J3ライセンス保有、東海社会人サッカーリーグ4位)、ヴァンラーレ八戸(準加盟、東北社会人サッカーリーグ2位)が選ばれた一方、入会を有力視されていたサウルコス福井(北信越フットボールリーグ優勝、地決1次ラウンド敗退)やFC大阪(関西サッカーリーグ優勝、1次ラウンド敗退)が外れるといった波乱が起きた。

2014年「沸かせるゲーム、ここにあり!」

優勝:Honda FC(1st、総合) 佐川印刷京都(2nd)
加入:ファジアーノ岡山ネクスト、鹿児島ユナイテッドFC、レノファ山口FC、FCマルヤス岡崎、ヴァンラーレ八戸、アスルクラロ沼津
離脱:レノファ山口(J3昇格)
このシーズンより2ステージ制が導入。1stステージはHonda FCが、2ndステージは佐川印刷京都がそれぞれ優勝。チャンピオンシップでHonda FCが総合優勝を果たした。
また、年間総合成績で4位となったレノファ山口のJ3参入が決定。これにより、地決でのJFL昇格枠は「3」に決定。その結果、奈良クラブ(関西サッカーリーグ優勝)とFC大阪(関西サッカーリーグ2位)、クラブドラゴンズ(現:流経大ドラゴンズ龍ケ崎)が昇格。関西サッカーリーグからのJFL昇格はMIOびわこ滋賀以来6年ぶり、大学チームの参入は流通経済大学サッカー部以来9年ぶりの快挙となった。

2015年「抜け出すのはどこだ!」

優勝:ヴァンラーレ八戸(1st)、ソニー仙台FC(2nd、総合)
加入:奈良クラブ、FC大阪、流経大ドラゴンズ龍ケ崎
離脱:鹿児島ユナイテッドFC(J3昇格)、SP京都FC(退会)
1stステージは大激戦の末得失点差2でヴァンラーレ八戸が、2ndステージは全試合無敗というぶっちぎりの強さでソニー仙台FCがそれぞれ初優勝、チャンピオンシップでは延長戦にもつれても決着がつかずPK戦まで行った結果、ソニー仙台が初優勝を果たし、JFLどころか日本サッカー史上初の「東北のチームによる全国リーグ1・2フィニッシュ」という結果に終わった。
また、鹿児島ユナイテッドFCが総合4位でJ3昇格、前年度2ndステージ優勝・総合準優勝のSP京都FCがJFL退会を表明し、降格は無しに。
これにより、地決でのJFL昇格枠は「2」に決定。その結果、ラインメール青森(東北社会人リーグ2位)とブリオベッカ浦安(関東サッカーリーグ優勝)が昇格。青森県勢が地決を経てJFLに昇格するのは史上初のことである。

2016年「登り詰めろ!」

優勝:流経大ドラゴンズ龍ケ崎(1st)、Honda FC(2nd、総合)
加入:ラインメール青森、ブリオベッカ浦安
離脱:ファジアーノ岡山ネクスト(退会)、アスルクラロ沼津(J3昇格)
横河武蔵野FCが将来のJ3参加を表明し、クラブ名を「東京武蔵野シティフットボールクラブ」へ変更。また、ファジアーノ岡山ネクストが将来的なU-23チームJ3参入を目指しJFL退会を発表。さらにアスルクラロ沼津が総合3位でJ3昇格。この結果、降格は無しに。
これにより、地決でのJFL昇格枠は「2」に決定。その結果、FC今治(四国サッカーリーグ優勝)とヴィアティン三重(東海社会人サッカーリーグ3位)が昇格。三重県勢のJFL参入は旧JFL時代のコスモ四日市FC以来約20年ぶりとなる。
1stステージは流経大ドラゴンズ龍ケ崎が大学チームとして史上初の優勝、2ndステージはHonda FCが2年ぶりに優勝を果たした。

2017年「楽しむヤツが勝ち!」

優勝:
加入:FC今治、ヴィアティン三重
離脱:

2017シーズン参加チーム

北から順に記載

チーム名本拠地前年度順位備考
ラインメール青森青森県年間総合8位
ヴァンラーレ八戸青森県年間総合7位J3ライセンス保有
ソニー仙台FC宮城県年間総合6位企業チーム
栃木ウーヴァFC栃木県年間総合15位百年構想クラブ
流経大ドラゴンズ龍ケ崎茨城県1st優勝、年間総合2位流通経済大学の学生チーム
ブリオベッカ浦安千葉県年間総合11位
東京武蔵野シティFC東京都年間総合12位百年構想クラブ
Honda FC静岡県2nd優勝、年間総合優勝企業チーム
FCマルヤス岡崎愛知県年間総合14位企業チーム
ヴィアティン三重三重県地決2位
MIOびわこ滋賀滋賀県年間総合9位
FC大阪大阪府年間総合5位
奈良クラブ奈良県年間総合10位百年構想クラブ
FC今治愛媛県地決優勝百年構想クラブ
ヴェルスパ大分大分県年間総合13位
ホンダロックSC宮崎県年間総合4位企業チーム

その他

「Jへの門番」

とにかく強いのにJリーグへ昇格する気がないクラブに対し送られるある種の称号。
最初はHonda FCを指していたが、現在では横河武蔵野FC、ソニー仙台FCに対しても使われている。
この門をこじ開ける「J2の鍵」をホンダロックSCが配っていたが、J3発足に伴い今度は「J3の鍵」が配られるようになった。
しかし、佐川印刷が退会し、横河武蔵野がJ3参入を目指すとなった現在、門番の新規メンバーが熱く求められている。

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