プロフィール
概要
日本を代表するベテラン女性声優のひとりである。安彦良和キャラの常連。
一度聞いたら忘れられない独特のハスキーボイスの持ち主で、『天空の城ラピュタ』のパズー、『ONE PIECE』のルフィといった少年役を得意としている。吹き替えも殆どが少年役。
それに比べると女性の役はごく少数で、女性であっても『うる星やつら』の藤波竜之介、『サクラ大戦』の桐島カンナ、『サイボーグクロちゃん』のシスカなどのように「男勝り」や「男っぽい言葉づかい」といったキャラクターづけがされていたり、女性らしさを前面に出さないおばちゃんキャラ、おばあちゃんキャラであったりということが多い。アニメ初出演の『激走!ルーベンカイザー』の高木涼子は今となるとその数少ない例外ということになる。
鳥(『プロゴルファー猿』、『平成天才バカボン』など)、ゴルフボールなど人外も得意としている。
声優ではなく舞台女優を目指していたが、小柄な体格がその壁になっていた。しかしバーの歌手をしていた時にたまたま客として来ていたテアトル・エコーの関係者に声をかけられ、それがきっかけとなって後に所属。
「声優業は女優業の一部」というスタンスで活動しており、肩書きはあくまでも女優としている。「声優として出演しながら、別の役で顔出しでの出演もした」という作品も『おーい!はに丸』など幾つかある。
歌唱力にも定評があり、1984年には個人名義でのアルバム『美・銀座・Begin』(ジャケット写真はハットをかぶり赤の蝶ネクタイを着けた男性用の礼服姿。ただし足元はヒール)を発表している。
『さすがの猿飛』の第2ED曲「忍豚レゲエ」、『イタダキマン』のOP曲「いただきマンボ」など、出演作の主題歌やイメージソングを担当するということもしばしばあり、『ドラゴンボール』シリーズ、『魔神英雄伝ワタル』シリーズ、『サクラ大戦』シリーズ、『ONE PIECE』などでは多数の歌を出している。
ちなみに、落語芸術協会に所属する『神田 真紅(かんだ しんく)』は本名が同姓同名である。
逸話など
古川登志夫や千葉繁との共演が多い。三ツ矢雄二は親友で、上述のアルバムでデュエットしたほか、三ツ矢の腰を指圧してやりながら屁を浴びせられる仲。
自身は150cmと小柄で、『サクラ大戦』の舞台で197cmの長身設定の桐島カンナを演じる際には「イマジネーションでものを見ろ」とファンに言い渡していた。
いわゆる『アニラジ』の先駆とされるラジオ大阪『アニメトピア』の2代目パーソナリティ(1982年2月‐1983年9月。島津冴子と共同)を務めていた。
当時から下ネタトークが炸裂しており、1983年4月24日付放送での『ラジオ大阪占拠事件』は伝説として語り継がれている。
近年でも『ドキドキ!プリキュア』のオーディションにネタ半分で乱入(その結果イーラ役に起用される。Twitterでの証言:1,2,3)するなど、『芸人声優の始祖』とでも言うべき伝説を残している。
意外なことに「ちびまる子ちゃん」に出演したことがなく2019年10月27日にゲスト声優祭りの4回目のゲストとして登場することになりネットニュースにも取り上げられた。
主な出演作
アニメ
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イラスト未確認
セネカ@アリオン
両津勘吉(少年期)@こちら葛飾区亀有公園前派出所
ミトサァ@白い牙-ホワイトファング物語-
ゲーム
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イラスト未確認
特撮
吹き替え
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その他
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イラスト未確認
イソジンうがい薬
脚注
- *1 上の人物。
- *2 左下のキャラクター。
- *3 下のキャラクター。
- *4 滝口順平の後任。
- *5 右の人物。
- *6 クレジットは田の中真弓。
- *7 初出は『ワルキューレの冒険 時の鍵伝説』。
- *8 第7話から第10話まで、声のみの出演。演じていた矢島由紀の急な降板のための代役。
著書
- ぶさいくに生きて、そこそこ幸せをつかむ法(1986年)
- ぶさいく子育て日記(1990年)
- 懺悔 こんな私に愛のムチ(1995年)