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映画ドラえもんの編集履歴

2021-07-23 18:27:04 バージョン

映画ドラえもん

えいがどらえもん

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』の劇場版。

概要

国民的な長寿アニメであるテレビアニメドラえもん』の劇場版作品のことである。

映画のみしか登場しないキャラクターも数多くおり、テレビアニメにはない展開や涙を誘う壮大な物語も多い。


各作品名はほぼ「ドラえもん のび太と(の)○○○」となる。原作漫画やTVアニメ版が「何かがほしい欲望の発生~叶えられる~関係が破綻して終わり」であるのに対し、まず「どこかへ行きたい」「何かしたい」という欲望が生まれ、そこへ行くと先住民がいてその中の誰かと仲良くなり、悪者との対決が発生し、通常の生活へ回帰するというフォーマットになる。

ほとんどの映画シリーズの作品設定で共通の鉄則があり、それは「主人公たちが暮らす日常世界に影響が及んだり、痕跡が残らない」こと。物語で何らかの事件や問題が起こっても、それはドラえもんたち以外の日常世界の人々に知られず解決され、ドラえもんやのび太達は日常世界に帰るのがほとんど。世界の滅亡や歴史改変のような事態が起こっても、ドラえもん達が解決するかタイムパトロールなどの力を借りて何事もなく元通りになる物語もある。


映画ドラえもんでよく見られる傾向として、普段はダメな少年として描かれることが多いのび太がここぞという場面で覚醒し、普段は乱暴者のジャイアンが仲間を思いやる勇敢な漢として描かれる(ただし藤子・F・不二雄氏没後は性格が改変されることがしばしばあり、『奇跡の島』でののび太及びしずかの言動や、『南極カチコチ大冒険』でのジャイアン及びスネ夫の言動が問題視される等ということがある)。

しかし肝心のドラえもん主人公でありながら目立った活躍が出来ないことが多く、その主な原因として四次元ポケットを無くしてひみつ道具が使えなくなったり自身が窮地に追い込まれたりする(ただし全ての映画作品でそうなっているわけではなく、『海底鬼岩城』や『日本誕生』及び『新・日本誕生』、『ロボット王国』や『ひみつ道具博物館』等のように、主人公のドラえもんが中心となって大活躍を見せる作品も存在する)。


第1作目から第25作目まで別作品との同時上映がされており、ゴジラシリーズから始まり、同じ藤子・F・不二雄作品、藤子不二雄A作品など。

ドラミちゃんザ・ドラえもんズなどドラえもん関連作品との同時上映は第10作目から。


第1期は制作協力に大手が多いのが特徴。初期からスタジオディーンシャフトなど既に元請けの大手だった会社が加わっており、中盤からは京都アニメーションも常連に加わっている。

新作は下請け専門の会社に委託されている。


第1期時代はTVと同じOPで始まり各固有のEDで終わるという構成だった。『宇宙開拓史』まで「ぼくドラえもん」が使われ、アバンパートがなく、東宝の配給アイキャッチの直後にOPに入った。『大魔境』から「ドラえもんのうた」に変更され、アバンパートが追加され、『鉄人兵団』からはOPに入る直前にのび太が「ドラえも~ん」と助けを呼ぶのがテンプレートとなった。F氏逝去後の作品では、のび太以外が呼ぶこともあり、大山のぶ代版最後の『ワンニャン時空伝』や水田わさび版の『ひみつ道具博物館』では逆にドラえもんがのび太の名前を叫んでいる。


主題歌は、かつて藤子・F・不二雄氏の友人でありファンでもあった武田鉄矢が作詞作曲を手がけていたが(『魔界大冒険』は除く)、『ねじ巻き都市冒険記』を製作途中にF氏が逝去した為、武田氏は「僕のドラえもん映画における役割は終わった」と言って前作の『銀河超特急』を最後に降板。以降は各々のアーティストが担当するタイアップ曲となっている。


第1作『恐竜』が作られた当時は、長編アニメ映画はまだ試行錯誤段階だった。本作が興行収入15億円という商業的大成功を収めたことで、長編アニメ映画は定番化した。

なおテレビ版(大山版)が大ヒットしたのに注目した東映東映まんがまつりにテレビ版のブローアップ短編を要望したのに対して藤子・F・不二雄氏が映画館で見るなら長編でないと、と断ったという経緯があり、長編でのび太の恐竜が制作されることになった。


これを受けて、『宇宙開拓史』以降、制作費が上乗せされ、長編映画では当然となったドルビーステレオが採用された(上映館によっては非対応)。

ナンバーからは外されているが、『ぼく、桃太郎のなんなのさ』という映画が夏休みに公開されている。


映画の公開と同時期に漫画版も発売されているが、映画と比べて脚本が少し(場合によっては大幅に)異なり、大人でも楽しみるようになっているので、映画を見た人でも一読の価値あり。


一覧

第1期

番号タイトル公開年
1のび太の恐竜1980年
2のび太の宇宙開拓史1981年
3のび太の大魔境1982年
4のび太の海底鬼岩城1983年
5のび太の魔界大冒険魔界大冒険1984年
6のび太の宇宙小戦争1985年
7のび太と鉄人兵団鉄人兵団1986年
8のび太と竜の騎士1987年
9のび太のパラレル西遊記パラレル西遊記1988年
10のび太の日本誕生日本誕生1989年
同時上映ドラミちゃん ミニドラSOS!!!
11のび太とアニマル惑星1990年
12のび太のドラビアンナイト1991年
同時上映ドラミちゃん アララ♥少年山賊団!
13のび太と雲の王国1992年
同時上映トキメキソーラーくるまによん
14のび太とブリキの迷宮1993年
同時上映ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!!
同時上映太陽は友だち がんばれ!ソラえもん号
15のび太と夢幻三剣士1994年
同時上映ドラミちゃん 青いストローハット
16のび太の創世日記1995年
同時上映2112年 ドラえもん誕生
17のび太と銀河超特急1996年
同時上映ドラミ&ドラえもんズ ロボット学校七不思議!?
18のび太のねじ巻き都市冒険記1997年
同時上映ザ☆ドラえもんズ 怪盗ドラパン謎の挑戦状!
19のび太の南海大冒険1998年
同時上映ザ☆ドラえもんズ ムシムシぴょんぴょん大作戦!
同時上映帰ってきたドラえもん
20のび太の宇宙漂流記1999年
同時上映ザ☆ドラえもんズ おかしなお菓子なオカシナナ?
同時上映のび太の結婚前夜
21のび太の太陽王伝説2000年
同時上映ザ☆ドラえもんズ ドキドキ機関車大爆走!
同時上映おばあちゃんの思い出
22のび太と翼の勇者たち2001年
同時上映ドラミ&ドラえもんズ 宇宙ランド危機イッパツ!
同時上映がんばれ!ジャイアン!!
23のび太とロボット王国2002年
同時上映ザ☆ドラえもんズ ゴール!ゴール!ゴール!!
同時上映ぼくの生まれた日
24のび太とふしぎ風使い2003年
25のび太のワンニャン時空伝ワンニャン時空伝2004年
同時上映ドラえもんアニバーサリー25

2005年にはドラえもん映画の上映はなかった。


第2期

2008年から2016年までは1年おきに新規の作品と1期作品のリメイクを織り交ぜていたが、2017年以降では新規の作品が連続している。

『恐竜2006』『新魔界大冒険 ~7人の魔法使い~』など原作の長編が存在する作品は随所にオリジナルキャラクターや展開が挿入されている(『新・大魔境』は原作にほぼ忠実)。

同時上映作は存在していないが、前期作品の内『ぼく、桃太郎のなんなのさ』『帰ってきたドラえもん』『のび太の結婚前夜』『おばあちゃんの思い出』『ぼくの生まれた日』は番組内で中編エピソードとしてリメイクされた。

第2期時代に入ってからは、TVOPは原則使われていない。

2期が地上波で放映される際、放送尺の都合でエンディングは必ずカット、しずかが裸になるシーンに規制が入る、お風呂に入るシーンが丸々カットなどの処置が取られている。

番外編

番号タイトル公開年
ぼく、桃太郎のなんなのさ(映画「21エモン」との併映)1981年
STAND BY ME ドラえもん(シリーズ初の3D作品)2014年
STAND BY ME ドラえもん 22020年

コラボレーション

2015年公開『宇宙英雄記』からは毎年、スマホゲームモンスターストライクとのコラボイベントを行っている。全キャラクターが無料で入手できる上に、性能も優秀で運極にする事も可能。ただし、他のコラボとは異なり半年でボイスが消える。

また、再コラボしても前の年のコラボキャラクターは復刻していない。実際に『新・日本誕生』コラボでは、『宇宙英雄記』のキャラクターは復刻していない。

ただし『新恐竜』では過去のコラボキャラクターがほぼ全て復刻されている上に、上方修正も入っている。その際、一時的ではあるもののボイスも復活した。

ちなみに、入手出来るキャラクター達のストライクショットは全員既存ものな為、ガチャありコラボのように特別な演出は無い。


関連タグ

ドラえもん 映画 劇場版 アニメ映画 大長編ドラえもん


劇中登場キャラクター

ピー助 ロップル チャミー ペコ エル バギー 美夜子 パピ(ドラえもん) リルル ザンダクロス/ジュド ピッポ バンホー リンレイ ククル チッポ ニムゲ総長 ミクジン パルパル サピオ タップ トリボー ビタノ エモドラン 車掌さん キー坊 熊虎鬼五郎 リアン ゴロゴロ フレイヤ ティオ クク テムジン フー子 ポコ ジャンヌ グースケ イチ ネコジャラ ズブ


映画ドラえもんを題材とした派生作品

ドラえもん(FC) ギガゾンビの逆襲


外部サイト

DoraemonTheMovie(映画ドラえもんYoutubeチャンネル)

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