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ハルクジラの編集履歴

2022-12-20 10:15:00 バージョン

ハルクジラ

はるくじら

ポケットモンスターシリーズに登場するポケモンの一種。

基礎データ

全国図鑑No.948
パルデア図鑑No.362
分類りくくじらポケモン
タイプこおり
高さ4.5m
体重700.0kg
特性あついしぼう/ゆきかき/ちからずく隠れ特性
タマゴグループ陸上

進化

無題

アルクジラハルクジラこおりのいしを使用)


概要

アルクジラの進化形。初登場はポケモンSV太い足で二足歩行する白いクジラの様な見た目をしたポケモン。目元やヒレにはピンク色の模様が入っている。

ハルクジラめっちゃ可愛い

一般ポケモンながら高さ4.5m 重さ700.0kgと伝説のポケモンに匹敵する図体が特徴的。ホエルオー系統といい、ポケモン界でもクジラは大きさのイメージが強いようだ。

その巨体を支える為に筋肉が強靭で発達しており、ヘビー級の身体から駆り出される攻撃は絶大な威力を発揮する。また皮下脂肪のおかげで寒さにも強く、氷雪地帯を回遊している。


上顎に三本、下顎に二本、合計五本の顔面から突き出たトゲが特徴で、上顎のトゲには特にこおりエネルギーが集中しているため超低温。そこから放つ冷気で周囲を凍らせる事ができる。


色違い個体は、黒やグレーの体色に、橙色の模様がある。


ホエルオー系統は近縁である。遥か大昔は完全な水棲だったが、ある日を境に陸地に上がって暮らすようになった。ホエルオー系統は大昔は陸棲だった可能性が指摘されており、陸棲のハルクジラ系統は先祖返りに近い現象を経たのかは不明。


能力

HP攻撃防御特攻特防素早さ
17011365455573

「HP」の数値がずば抜けて高く、こおりタイプでトップであり、全ポケモンでも屈指の高さである。しかも、同じヒゲクジラ仲間のホエルオーと同じ値である。

おまけに特攻を低く抑えられたことでその分耐久に割り振られており、ゆき状態で物理防御力も1.5倍になる為、耐久力も高い。更に、ホエルオーより重量級でありながら素早さもそこそこあるのも特徴であり、後述の通り特性「ゆきかき」で更に素早さを補える。


物理攻撃力も高く、アタッカーをこなせる。

有用な2つの特性と覚える技により、こおりタイプ屈指の物理アタッカーにもなれる。


特性「あついしぼう」であればこおりタイプが弱点とするほのおタイプが半減になり、こおりタイプの弱点の多さを補える。


ゆきかき」の場合、天候がゆきの際に素早さが2倍になる為、雪パ推奨。「はらだいこ」を覚えるので一気に攻撃力と素早さを上げられる他、ゆき状態で物理防御力も1.5倍になる。更に「つららおとし」も覚えるので怯みが狙える。また、この特性を持つポケモンでは最も素早いし最も耐久力がある。更に、この特性を持つポケモンでは隠れ特性でないのは初。


隠れ特性の「ちからずく」は、一部の攻撃技の追加効果がなくなる代わりに威力が1.3倍になり、更に対応技を使う際にはいのちのたまの反動も打ち消せる為、そのままでもある程度備わっている自身の火力が大幅に上がる。「つららおとし」や「れいとうパンチ」や「アクアブレイク」や「じゃれつく」等、対応技も軒並み揃っている。実は、物理アタッカーでこの特性を物理型に活かせるポケモンは多くない。また、こおりタイプで同特性を持つのはハルクジラ系統が初である。


新技「アイススピナー」をレベルアップで習得する唯一の系統でもある。メインウェポンとして使っていける安定した性能とフィールド破壊効果を持つ。


その他の習得技も、「こおりのつぶて」や体重を活かせる「ヘビーボンバー」、「こごえるかぜ」、「あくび」等優秀な技を覚える。


なお、一見低い特殊攻撃力も「ちからずく」持ちとしては採用圏内に入る程度はあるが、ハルクジラの場合は種族値と技のレパートリーの問題でこの特性を活かせる特殊技が現状ない(それでも「ふぶき」や「れいとうビーム」が役割破壊には十分な威力になるし、じゃくてんほけんを持たせればそれなりの火力になる)。


ちなみに、かなり似合っている技の「しおふき」は、みずタイプではないためか現状覚えない。


シナリオでは命中安定の「アイススピナー」と鈍足揃いの新規には十分な素早さのおかげで攻略要員として役立つ。


使用トレーナー


余談

名前の由来

クジラ+大きな物や巨人を意味する「ハルク」または「氷が張る」だろうか。

「春」との関連性は今の所不明。


英語名は「Cetitan」。鯨類を意味する「Cetacean」またはケートス(Cetus)+巨大な物や巨人を表す「Titan」だと推測できる。


元ネタとの比較考察

口の上下の角、湾曲した口のライン、畝の無い腹部、背びれを持たない丸みを帯びた体を考慮すると、セミクジラがモデルの可能性がある(ハルクジラの上下の顎の角の位置はセミクジラのケロシティの位置と合致する)。角を持ち、白い体でこおりタイプである事を考慮すると、北極圏に棲息する鯨類(ホッキョククジラ(←セミクジラの近縁種)とイッカクシロイルカ)の要素も含まれているのかもしれない。色違い個体は、よりセミクジラを思わせる姿をしている。


また、口を開くとガタガタした凹凸の歯の様な物があるが、3Dモデルをよく見ると線が描かれているのでセミクジラが含まれるヒゲクジラ類に見られるクジラヒゲまたはブラシ状の歯になっている模様(ただし、現実のヒゲクジラと異なり下顎にも存在する)。「こおりのキバ」を覚えるので、歯または硬質化したヒゲ板だと思われる。


脚を生やしたことで、例えばアンブロケトゥスの様な古代の鯨類に先祖返りしたような部分も感じさせる。なお、日本では「山鯨」という名詞があるが、これはイノシシの事(これの由来として語られる和歌山県の民話では元々鯨が山に住んでいて、イノシシが海に住んでいたとされている)。


脚の蹄が二本ずつなのも、鯨偶蹄目の特徴と合致している。


ホエルオー系統とは共にヒゲクジラ類をモチーフにしているが、ナガスクジラ科がモチーフのホエルオー系統と区別されている。


ちなみに、分類名が「陸+海洋生物」という点ではフカマルが先んじている(そちらはサメ)。


その他

パルデア地方のモデルであるスペインは捕鯨で栄えた国であり、ガリシア地方は特に捕鯨が盛んだったとされる。世界で見てもかなり初期にセミクジラの大規模捕鯨があり、セミクジラは「バスクの鯨 (Balea Vasca)」と呼ばれるほどだったが、捕鯨の結果、東大西洋の個体群は絶滅したとされ、今ではセミクジラを見ることはできなくなってしまった。


ちなみに、白いクジラはフィクションでもポピュラーなモチーフであり、特に有名なのが冒険小説「白鯨」

そこでは白鯨ことモビーディックが登場するが、これは実在した白いクジラを基に生み出されたキャラクターである(ただし舞台はスペインではなくアメリカ)。


本作で同じくデビューしたポケモンに、フラミンゴをモチーフにしたカラミンゴがいる。セミクジラとフラミンゴは、互いに口の形状が収斂進化を遂げたと推測されている。


みずタイプのテラスタルを発動させると、王冠の形状が潮吹きに似ているので似合っている。

関連タグ

ポケモン ポケモンSV ポケモン一覧

鯨ポケモン こおりタイプ 白鯨


947アルクジラ948ハルクジラ→949セビエ


ホエルコ/ホエルオーナミイルカ/イルカマンカイオーガ…鯨類仲間。ラティアスラティオスにも、イルカがモチーフだとする説がある。


大海獣グジラ…ヒゲクジラ(特にセミクジラ系)を直立させた様な姿が類似性を持つキャラクターの例。

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