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秋山蓮の編集履歴

2023-01-13 20:50:51 バージョン

秋山蓮

あきやまれん

『仮面ライダー龍騎』の登場人物。

「それでも生きていて欲しい人間がいる。例え世界中を敵に回してもそいつを死なせたくないと思う。それが間違っているかどうかなんて関係ない。その為だけに俺は戦う」

城戸…お前は『いつか俺と戦う』と言ったな…。本気なら今すぐ戦え!」

「気が変わった…。龍騎は俺が自分で倒す。だから、横から汚い手を出すな。それともう一つ…こいつの前にお前を倒す事にした」


演:松田悟志


概要

仮面ライダーナイトに変身する青年。24歳。シャツやロングコート等、季節を問わず黒を基調とした服を纏う。

仮面ライダー龍騎に変身する本作の主人公城戸真司よりも先にミラーモンスターと契約して仮面ライダーとして活動していた。

後述する事情から、恐らく13人の仮面ライダーのうち、一人目のライダーである。


人物

フリーターで花鶏でウェイターのバイトをしたこともある。作中では「同じだ、前と。褒められない仕事につまらない喧嘩。幸いお前に止められる事もなかったしな」とぼやいており、後述の性格の所為なのか定職に就いていたとしても社会的にはあまり恵まれなかった立場らしい。

願いは当初不明であったが、首元に提げているチェーンには女物の指輪(三連のリング)を通して肌身離さず持ち歩いており、尚且つそれを真司に見られた際には血相を変えて奪い返していることから、「恋人ないし深い関係にある女性」が願いに関連していることは当初から示唆されていた。

その願いは、「意識不明で眠り続ける恋人・小川恵里の意識を取り戻す」というもの。

恵里は神崎士郎と同じく「江島研究室」に所属しており、ミラーワールド関連の実験に巻き込まれたことで昏睡状態となった。事件当日、研究室に向かっていた蓮は倒れている恵理と彼女を狙うダークウイングを目撃。蓮は士郎からカードデッキを渡され、ダークウイングへの抑止もあってやむを得ず契約することとなった。

叶えたい願いを持たずに、ミラーモンスターから人間を守りたい一心でライダーとなった真司に憎まれ口を叩き続けるが、その一方で彼自身は非情に徹することが出来ず、人間であるライダーを殺さなければならないことに苦悩する。

恋人の命と自らの信念の狭間で揺れに揺れ、真司と接していくうちに彼の心境は変化していくが…。


性格は真司とは対照的にクールで皮肉屋。なおかつ頑固で喧嘩っ早いため、昔から敵を作りやすく、周囲からは孤立しがちであったらしい。

そんな態度に隠れて見えにくく、初対面の相手からは誤解を招きやすいものの、正義感や思いやりの心も持ち合わせている。ひょんな事から変身を見られ、ライダーバトルにゲーム感覚で参加しようとする少年を諭す為に、わざとモンスターに苦戦するといった行動を見せた事もある。

尤もというか案の定というか、本人はそういう一面を隠したがる傾向にあるが


皮肉屋のくせに接客がかなり得意で手先も器用。

金に関しては意外とケチでがめつい。真司同様が苦手である。


所謂、2号ライダーであるが、劇中での扱いからもう一人の主人公と呼ばれることもある。

最終回放送当時の玩具の特別CMでは「真司くんと蓮を忘れないでね」と、主人公の真司と並べて表記された(名前の呼び方から察するに、彼女からの言葉であると思われる)。


最期

ライダーバトルの真実の意味を知りながらも、士郎の言葉に賭けて迷いながらも戦い続ける蓮だったが、その最後の日に真司の死を看取ることとなった。

本来は敵でありながらいつしか戦友となっていた真司の死に絶叫しひどく悲しむものの、自らもライダーとして信じるもののために戦うことを決意する。


「お前が最後に信じるものを見つけたように、俺にも信じるものはある」


彼自身が信じるもの。それは愛する人を取り戻すことに他ならない。

最後に勝ち残ったライダーとして仮面ライダーオーディンと戦うもエターナルカオスを受け致命傷を負う。オーディンが消滅したことで「新しい命」を手に入れ、満身創痍で恵理の眠る病室に向かった彼は、彼女の蘇生に成功した後、自らは眠るように息を引き取った。

恵里が目覚めたとき、彼女の左手中指には蓮が肌身離さず持ち歩いていたあの指輪が目覚める前通りに嵌められていた。そして苦悩の道を進み戦いを終え、願いを叶えた彼の死に顔はとても安らかなものだった。


エピローグの全てがリセットされた世界では、「花鶏」の前で真司と鉢合わせし、立ち往生を繰り広げた。


本編外での活躍

劇場版

劇場版では最後の戦いを迎える生き残った6人のライダーの一人として登場。北岡秀一ことゾルダと戦ったり、真司と融合したリュウガと戦ったりした。後に分裂しリュウガを倒した真司と共に最後まで生き残り、現実世界に侵攻してきたハイドラグーンの大群を前に友情を誓い合った後、その大群に決死の突撃で挑んでいくシーンで幕を閉じている。

劇中ではその後までは描かれていないが雑誌のインタビューではやはり多勢に無勢で真司と共に敗死していったことが語られている。

当初は真司と蓮の断末魔が入れられる予定であったが重すぎるということでボツになったらしい。


TVSP版

TVSPでは最初は初代龍騎である榊原を探していたが榊原からカードデッキを受け継いだ城戸を巻き込むまいと強引に戦いから降りるよう促すが拒否され対立する。そして親友であるライアこと手塚海之高見沢逸郎に殺害され高見沢に激昂するも仲間になるよう勧誘を受ける。自分の中の弱さを否定するように一時はライダー軍団と共に龍騎を追い詰めるも止めを刺すことができず、自身も追われる身となった末、龍騎を庇ってベルデのデスバニッシュを受け、致命傷を負うも最後の力を振り絞り逃げようとしたベルデを倒す。そして真司に自分の代わりに戦うことを願い、ナイトのカードデッキを託して死亡した。


小説版

小説でも原典と同じく恋人の恵理に新しい命を与えるために仮面契約者ナイトに変身する。

不意打ちしてきたシザースを躊躇うことなく殺害したり王蛇こと浅倉に対して明確に殺意を持って戦ったりするなど原典に比べて些か容赦のない性格になっている。

実は父親が警察官で少年時代の蓮はそんな父を誇りに思っていた。しかし、ある日止むを得ず犯人を射殺してしまったショックにより精神に異常をきたした父親に拳銃で撃ち殺されそうになるという壮絶な過去を持っていることが明らかになる。

最終的には最終勝利者になった模様。

因みに神崎優衣とはセフレな関係。


HEROSAGA

浅倉にボコボコにされてサバイブのカードを奪われたり、オーディンの傀儡にされたりと碌な目にあっていない。


RIDER TIME 龍騎

仮面ライダージオウのスピンオフ作品『RIDER TIME 龍騎』にも登場。松田氏が蓮役として映像作品に出演するのは実に16年ぶりとなる。

ジオウの2号ライダー明光院ゲイツこと仮面ライダーゲイツとは容姿や性格などが非常によく似ているとファンから言われていたが、本作で本当に共演する事になった。


活躍

  • EPISODE1『Advent Again』

ライダーバトルが始まって4日後、バイクで移動していた際に浅倉威こと王蛇と遭遇し、彼と対決。王蛇との戦闘中に乱入してきたデッドリマーとも対決しこれを撃破したが、そこに今度はアビスの襲撃を受ける。アビスの猛攻を凌いだ後、ナスティベントで怯んだアビスを飛翔斬でそのまま倒してしまい、自らの手でライダーを殺めてしまったという事実に絶叫してしまう。


その後、芝浦淳(ガイ)や手塚海之(ライア)達が王蛇&ゾルダのペアと戦っているところに駆けつけ、王蛇に殺されかけていた真司を助け出す。


  • EPISODE2『Another Alternative』

ゾルダの発動したエンドオブワールドから真司と共に逃げ出した後、自分の頭の中に聞こえて来る「この戦いを止めろ」という声に従い、今行われているライダーバトルを止めようと考えている事を真司に明かし、真司もその考えに賛成する。

ちなみにこの時、真司からまたしても秋山ロンと名前を間違われた他、渡されたビールをEPISODE1で戸塚(タイガ)がやったのと同じように真司にかけている。(その際に真司から「俺達過去でも仲が悪かったんじゃないか」と言われ、蓮もそれに同意している)


その後は自分達の過去を知るべく、唯一過去の記憶が残っているという浅倉の元を訪れるが、当然浅倉からは再び戦いを挑まれる羽目になり、どこかの廃墟まで真司と共に逃走。

そこでライダーバトルを始めた張本人であるサラと再び対面し、ルールを変更しライダーバトルの期限を1日早めるという彼女の発言に怒りを露わにするも、サラが今のライダーバトルを始めた理由を知る事となる。

そこに木村が息絶えた手塚を連れてやって来た後、突如出現した裏真司が真司を乗っ取り、逃げ出した真司を木村と共に追いかける。その先で2人が見たのは、黒い龍騎が敗れた芝浦を踏み躙る姿だった。


  • EPISODE3『Alive A Life』

芝浦を葬ったリュウガが木村に襲い掛かり、蓮もナイトに変身して応戦。トリックベントによる攪乱戦法を利用して逃走した後、豹変した真司からバイクで必死に逃げながら「俺の知った事か…!」と自分に言い聞かせる中、その道中で木村を喰い殺したばかりのバズスティンガー達の奇襲を受ける。しかしバイクから転げ落ちた直後、その衝撃により過去の記憶を全て取り戻す事となり、自分の中で聞こえて来る声が真司の物だと確信、再び真司に会う為にバズスティンガー達を退ける。


その後はリュウガと王蛇が交戦しているところに駆けつけ、リュウガの相手をするのに邪魔な王蛇を「お前の出る幕じゃない」と飛翔斬で撃退。

王蛇を退けた後はリュウガの中の真司に呼びかけるも、リュウガは「自分の中の真司はもういない」と一蹴し、ナイトとリュウガは死闘を開始。カードをほぼ使い切るほどの激戦の末、ファイナルベント同士の対決で撃ち負けてしまうも、リュウガの中の真司が蓮の声に反応した事でリュウガの動きが止まり、その隙を突いてリュウガを変身解除に追い込む。

変身が解けた後も生身で武器を交える真司と蓮だったが、そこに吾郎の攻撃を受けてもなおしぶとく生きていた浅倉がベノサーベルを持って乱入。浅倉が突き出してきたベノサーベルから真司を庇い、代わりに自身が貫かれてしまった。


浅倉の消滅後、瀕死の重傷で倒れたところを真司に抱き起こされる中、変身の解けた真司が既に記憶を取り戻し、まだリュウガに乗っ取られているフリをしてわざと殺されようとしたのを見抜いていた事、そしてかつての戦いでは真司が蓮より先に死んでいった事を真司に告げる。

その上で、現実世界に戻ったら恵里が幸せに生きているかどうか確かめて欲しいと頼み、最期は現実世界でまた会う事を約束してから、真司の腕の中で消滅していったのだった……。


真司「なぁ蓮……俺達また、会えるよな……? 戦いのない世界で……!」


蓮「あぁ……俺達は、きっとまた会う……そうしたら、また……喧嘩だろうがな……」


真司「あぁ……また、喧嘩しようぜ……思いっきり、下らない喧嘩をな……!」


蓮「下らない、喧嘩か……楽しそうだ……」


MOVIEバトルロワイヤル

ポスタービジュアルから仮面ライダーナイトの登場が確定しており、変身者も秋山本人であることが判明した。


この先ネタバレ注意

















コラスが開催したゲーム「デザイアロワイヤル」の参加者として、王蛇やリュウガと共に参戦。


「悪魔マラソンゲーム」では、ナイトに変身した状態で、商店街で仮面ライダージャンヌ仮面ライダーナーゴの二人と遭遇。自身を敵と見なして来たジャンヌの攻撃をウイングウォールで跳ね返し、ジャンヌとナーゴがジャマーエリアの壁に飲み込まれ消滅したのを見届け、「戦わなければ生き残れない」と告げてその場は立ち去った。


その後はデザイアロワイヤルのファイナルステージ「仮面ライダー絶滅ゲーム」に勝ち上がり、仮面ライダーリバイと対決。その途中、ギロリがゲームマスターの権限を取り戻した事でジャンヌとナーゴが復活し、二人と再び対決する。

しかし戦闘中、仮面ライダータイクーン仮面ライダーライブと戦闘中だったリュウガの隙を突いて飛翔斬を発動し、リュウガに炸裂させた事で事態は一変。リュウガに取り込まれていた本物の真司/龍騎が復活し、彼がリュウガと戦い始めた事で、自身は王蛇に戦いを挑み激戦を繰り広げる。最終的に仮面ライダーシーカーが倒されゲームクリアと見なされたため、龍騎や王蛇と共に「脱落」という形でゲームから退場した。


デザイアロワイヤル終了後は、素顔で真司と対面。「何時まで続くんだろうな、俺達の戦いも」と発言し、それに真司が「俺が終わらせるまでだよ」と返した後、二人がそれぞれ別の方向へ歩き去っていくシーンで出番は終了となった。


詳しい経緯は不明だが、蓮がデザイアロワイヤルに参加したのは、リュウガに取り込まれていた真司を助け出すためだったと思われる。

そういった理由からか、作中ではリバイやジャンヌ、ナーゴと対峙しているものの、王蛇やリュウガほど戦いに積極的ではなく、ジャンヌやナーゴと初めて対峙した際は(ジャマーエリアの壁がすぐそこまで迫って来ていたのもあって)「命が惜しければ逃げろ」と二人に警告もしている。

ちなみに、デザイアカードに書いた願いは「全てを破壊する力」。蓮の性格からは想像もつかない内容のため、その場しのぎで本意ではないものと思われる。


余談

衣装のロングコートは映像照明技師の斗沢秀が私物を貸与したもの。後に衣装部がレギュラー衣装として買い取った。


また演じた松田氏は、海外向けリメイク版である『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』でもレン/仮面ライダーウイングナイト(KRDK版ナイト)の日本語吹替を担当している。


関連タグ

仮面ライダー龍騎

13RIDERS RIDER_TIME_龍騎

仮面ライダーナイト ナイトサバイブ 飛翔斬

城戸真司 神崎優衣 小川恵里

13ライダー

もう一人の主人公 ロングコート


ロン:本編4話に登場した真司の呼び間違い(蓮からの反応は「俺はそんな間抜けな名前じゃない」)。ファンからの愛称として使われる場合が多い。


関連・類似キャラクター


2号ライダー変身者

氷川誠秋山蓮草加雅人

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