概要
「槍兵」のクラス。サーヴァントの中でも特に機動力、運動性能に秀でた英霊が配置され、こと1対1の白兵戦能力では右に並ぶもののない性能を有する。
「槍兵」には最速の者が選ばれるらしく、作中でも槍兵=足が速いという記述があり、ランサーとしての1つの適性と思われる。クラスの基本ステータスも唯一敏捷がAとなっている。ただし中には敏捷が低い者もいるので絶対ではない。
「槍兵」と言われるものの「長柄の武器の所持」ぐらいであり、厳密な槍を所持していなかったり、それにまつわる武勲を持たないサーヴァントも存在する。
近年では定義が拡大解釈され棍棒(?)や傘など槍でも何でもない得物を持つパターンが珍しくない。
本来「ランス」が騎乗槍であるためか、ライダーでないにもかかわらず乗り物の動物と一緒に召喚された者もいる。
基本ステータスは敏捷と筋力が高く、耐久も悪くない一方で目を引くのが幸運E。
初期の頃はステータスに割り振る持ち数が決まっていて同じ白兵戦特化型のセイバーは全体的にバランス良く振られているが、ランサーは敏捷を尖らせてる上に元祖ランサーは魔術にも精通していることから魔力が低い訳にはいかないため、幸運が割りを食ったと思われる。
この幸運の低さから「ランサーが死んだ!」等のネタが生まれ、不憫ポジとして定着する。
今ではこのTRPGルールは自然消滅しており『FGO』などでは総数自体が増えたことに伴い幸運値が高いランサーも増え、定番からの脱却傾向が見られる。
また聖杯戦争に優勝してマスターに聖杯をもたらすことに成功したランサーも登場した。
『FGO』でのクラス相性ではアーチャークラスに有利を取れる。初代ランサーが「矢避けの加護」のスキルを持っていた為、飛び道具が通用しないことからの連想だろうか。
また『FGO』ではランサークラスに回避・無敵・ガッツのスキルを持つ者が多く、しぶとく粘り強いというイメージになっている様子。
クラススキルは三大騎士クラスに共通する対魔力のみ。
宝具は基本的に槍、あるいは槍を使用したものが設定される事が多い。
また投槍に関してはアーチャーではなくランサーとして分類される。また、三大騎士クラスとしてはバーサーカー適性を持った英霊が多いことも特徴のひとつ。
クラス別能力
対魔力 | 魔術に対する抵抗力 |
---|
基本ステータス
筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 |
---|---|---|---|---|
B | C | A | D | E |
Fate/stay night
真紅の槍を持つ猟犬のような青き戦士。
詳細は「ランサー(Fate/staynight)」を参照。
Fate/Zero
赤と黄の二振りの槍を使う美貌の青年。愛と騎士道の狭間で苦悩する悲恋の騎士。
詳細は「ランサー(Fate/Zero)」を参照。
Fate/EXTRA
血塗られた鎧を纏う鬼のような猛将。ルーマニアを善く治めた護国の英雄にして、悪を苛烈なまでに憎む信仰の怪物。
詳細は「ランサー(Fate/EXTRA)」を参照。
『stay night』のランサーと同一のサーヴァント。電子の海という環境に合わせてか、衣装も宝具もサイバーテイストに変化。
詳細は「クー・フーリン(EXTRA)」を参照。
Fate/EXTRA CCC
シリーズ初の女性ランサー。
ドラゴンの角としっぽを持つアイドル志望のポンコツ娘。
詳細は「ランサー(Fate/EXTRA-CCC)」を参照。
Fate/EXTELLA
赤ランサーがヴォイドセルに侵食された姿。
詳細は「エリザベート・ヴォイド」を参照。
Fate/strange Fake
神々が泥から作り出した“生ける宝具”。英雄王の唯一無二の親友にして好敵手。
詳細は「エルキドゥ」を参照。
Fate/Apocrypha
黒のランサー
「黒」陣営の盟主。吸血鬼の汚名を被る英雄の、戦士ではなく王としての姿。
詳細は「ヴラド三世(Fate)」を参照。
赤のランサー
マハーバーラタにおいて知らぬ者はいない最強の戦士。生まれた頃より黄金の鎧を纏い、高潔な魂を持つ“施しの英雄”。
詳細は「カルナ(Fate)」を参照。
没になったランサー
源義経の忠臣である怪力自慢の破戒僧、なのだが…?
詳細は「武蔵坊弁慶(Fate)」を参照。
Fate/Prototype
血気盛んな鎧の青年。とある事情で宝具を封印され、代わりの木の槍で武装している。
『stay night』のランサーの原形であり、その若き日の姿。
詳細は「プロトランサー」を参照。
Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ
青い炎と巨大な槍を操る儚げな女戦士。
詳細は「ランサー(フラグメンツ)」を参照。
コハエース
Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚
飾りのない直槍を携えた老人。
宝具としての槍も、槍に関する宝具も持たず、ただ技量のみでランサーたりえている特異なサーヴァント。
詳細は「ランサー(帝都聖杯奇譚)」を参照。
帝都聖杯奇譚回顧録 昭和戦国絵巻
猛く麗しい白虎の如き女武者。戦国の世において毘沙門天の化身と謳われた稀代の軍神。
詳細は「八華のランサー」を参照。
Fate/Grand Order
Observer on Timeless Temple
『永続狂気帝国 セプテム』
ザ・ローマ!威風堂々のローマ建国王。
詳細は「ロムルス(Fate)」を参照。
十万もの軍勢に300人の精鋭で立ち向かったスパルタ王。大切なものを守る戦いにおいて絶対的な力を発揮する。
詳細は「レオニダス一世(Fate)」を参照。
『封鎖終局四海 オケアノス』
トロイア戦争においてアキレウスと双璧をなし、故郷トロイアを守り抜いた大英雄。
詳細は「ヘクトール(Fate)」を参照。
『死界魔霧都市 ロンドン』
黒き騎士王のIFの姿。聖槍を振るい、目の前の全てを非情に蹂躙する「嵐の王」。
詳細は「アルトリア・オルタ(ランサー)」を参照。
『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』
赤い槍を携えた黒き貴婦人。影の国の女王にして、英雄クー・フーリンの戦いの師。
詳細は「スカサハ(Fate)」を参照。
常に自信に満ちた美丈夫。フィオナ騎士団をまとめ上げた若き団長にして、戦神ヌアザの末裔である水と知恵の支配者。
詳細は「フィン・マックール(Fate)」を参照。
ランサーとして召喚された、肉体の全盛期である青年期の李書文。
詳細は「李書文(ランサー)」を参照。
『神聖円卓領域 キャメロット』
第六特異点にて、聖都キャメロットを治める純白の王。人類という種を保存するべく、「聖抜」によって穢れなき魂を選別する。
詳細は「獅子王(Fate)」を参照。
騎士王のIFの姿。聖剣に代わり聖槍ロンゴミニアドを手にし、神霊に近しい存在となった。
詳細は「アルトリア・ペンドラゴン(ランサー)」を参照。
『絶対魔獣戦線 バビロニア』
ゴルゴン三姉妹の末妹、その怪物に堕ちる前の幼き日の姿。ある女神の打倒を目的とする。
詳細は「メドゥーサ(ランサー)」を参照。
中南米に伝わる古き神霊のナワル。性質の近い人間を依り代とした疑似サーヴァント。
詳細は「ジャガーマン(Fate)」を参照。
シュメル神話の冥界の女主人。イシュタルの姉にして鏡合わせの存在であり、依代を共有する疑似サーヴァント。
詳細は「エレシュキガル(Fate)」を参照。
Epic of Remnant
『屍山血河舞台 下総国』
神仏に達する業前を誇る、宝蔵院流の槍使いの僧侶。
詳細は「宝蔵院胤舜(Fate)」を参照。
『禁忌降臨庭園 セイレム』
道教において、斉天大聖の好敵手として名高い戦神。今回は二度目の生を受けた時の姿で現界している。
詳細は「哪吒(Fate)」を参照。
Cosmos in the Lostbelt
『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』
勇士の魂をヴァルハラへと導く、北欧神話の戦乙女たち。スルーズ、ヒルド、オルトリンデの三姉妹が霊基再臨のたびに代わるがわる召喚される。
詳細は「ワルキューレ(Fate)」を参照。
『人智統合真国 シン』
にて登場。
中華の正統史書『二十四史』にただ一人その名を残す女性武将。
詳細は「秦良玉(Fate)」を参照。
『徳川廻天迷宮 大奥』
相性の良い少女を依り代に疑似サーヴァントとして現界した、ヒンドゥー教の美しき女神。
詳細は「パールヴァティー(Fate)」を参照。
『星間都市山脈 オリュンポス』
自らを神霊と豪語する粗暴な戦士。自らを凌辱した海神より、男性としての力を与えられた元女性。
詳細は「カイニス(Fate)」を参照。
冠位の資格を持つ建国王ロムルスの若き日の姿にして、ローマ最高神の一人クィリヌスとしての姿。
詳細は「ロムルス=クィリヌス」を参照。
『地獄界曼荼羅 平安京』
大江山に巣食う最も古い大怪異の一つ。身の丈三丈を超す大土蜘蛛。
詳細は「玖賀耳之御笠(Fate)」を参照。
『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』
円卓の騎士の第七席。巨大な馬上槍を振るう、美しき手の少女騎士。
詳細は「ガレス(Fate)」を参照。
神速で空を駆ける小柄な騎士。湖の騎士の名を与えられた、異聞の竜の分身。
詳細は「妖精騎士ランスロット」及び「メリュジーヌ(Fate)」を参照。
円卓の騎士の第二席。かつて聖人を貫いた「聖槍」を有する清廉なる騎士。
詳細は「パーシヴァル(Fate)」を参照。
『死想顕現界域 トラオム』
ある意味世界一有名な老騎士。傍にいる女性は彼に関する複数のモノで構成されている。
詳細は「ドン・キホーテ(Fate)」を参照。
『黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン』
カマソッソによりオルタ化し、冥界の番人となったエレシュキガル。残忍な真の冥界の女神を自称するが……
詳細は「ニンキガル(Fate)」を参照。
オーディール・コール
『虚数羅針内界 ペーパームーン』
パーンダヴァ五兄弟の次男。風神ヴァーユの息子である仁義の男。
詳細は「ビーマ(Fate)」を参照。
イベント限定サーヴァント
水着サーヴァント
2016年夏イベントにて水着に着替え、クラスチェンジしたタマモちゃん。ビーチパラソルを槍代わりにして大暴れ。
詳細は「玉藻の前(水着)」を参照。
2016年夏イベントにてクラスチェンジした清姫。愛しい人を焼き殺した釣り鐘を武器にする。
詳細は「清姫(水着)」を参照。
2017年夏イベントにてクラスチェンジした源頼光。いつもの母ムーブは控えめに、「影の風紀委員長」として厳格に振る舞う。
詳細は「源頼光(水着)」を参照。
2018年夏イベントにてクラスチェンジした茨木童子。もっと遊びたい。
詳細は「茨木童子(水着)」を参照。
2019年夏イベントクラスチェンジしたメルトリリス。海竜王の力を振るう水上のフィギュアスケーター。
詳細は「謎のアルターエゴ・Λ」を参照。
2020年水着イベントにてクラスチェンジした虞美人。項羽より借り受けた槍を武器に「夏の魔物」を撃退せんとする。
詳細は「虞美人(水着)」を参照。
クリスマスイベント
2016年クリスマスイベントにてサンタに選ばれた2代目サンタ。霊薬を飲んで小さくなってしまったジャンヌ・オルタ。
詳細は「ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ」を参照。
2018年クリスマスイベントに登場。
シャルルマーニュ十二勇士の紅一点。敵国の騎士ロジェロとの愛に生きた少女騎士。
詳細は「ブラダマンテ(Fate)」を参照。
2020年クリスマスイベントに登場。
インド神話に伝わる干魃を司る邪竜。今回は人に近い姿で現界している。
詳細は「ヴリトラ(Fate)」を参照。
ぐだぐだシリーズ
本来あり得ざる進化を遂げた維新の龍。天遡鉾を手に、最愛の女性と共に海原を征く。
詳細は「坂本龍馬(ランサー)」を参照。
『カルデア妖精騎士杯』
かつて妖精の女王に仕えた女騎士、その名を受け継いだ2代目。
詳細は「ブリトマート(Fate)」を参照。
コラボイベント
『Fate/Requiem 盤上遊戯黙示録』
モザイク市・秋葉原の夜警(ナイトウォッチ)。冥界神の槍を手にサーヴァントを狩る。
詳細は「宇津見エリセ(ランサー)」を参照。
Fate/Grand Order Arcade
イベントに登場
2020年クリスマスイベント『鈴鹿御前のハッピー・メリー・ラブ・クリスマス!』にてサンタに選出され、黒ギャルサンタクロースになった鈴鹿御前。
詳細は「鈴鹿御前〔サンタ〕」を参照。
マンガで分かる!Fate/Grand Order
『ますます』より参戦。
新たにうどん生地から生成されたランサーのサーヴァント。破天荒な性格の化石婦人。
詳細は「マンガで分かるランサー」を参照。
Fate/Requiem
かつて救世主を貫いた伝説の「聖槍」を持つ、ローマ帝国の百卒長。
詳細は「ルキウス・ロンギヌス(Fate)」を参照。
Fate/Samurai Remnant
二本の槍と黒い炎を操る、竜の魔女に酷似したサーヴァント。
詳細は「ランサー(Fate/SamuraiRemnant)」を参照。
毎度お馴染みクー・フーリン。
今回は逸れのサーヴァントとして現界しており、名義もそのまま「逸れのランサー」。
詳細は「ランサー(Fate/staynight)」を参照。
氷室の天地 Fate/school Life
緑色の植物のような体毛に覆われた女性。ミトコンドリアDNAにおける「人類共通の母」。
詳細は「ラッキー・マザー(Fate)」を参照。
他クラス内の適性保有者
登場作品 | 真名 | 作中のクラス |
---|---|---|
stay night | ヘラクレス | バーサーカー |
EXTRA | 呂布奉先 | バーサーカー |
Apocrypha | アキレウス | ライダー |
帝都聖杯奇譚 | 森長可 | バーサーカー |
Grand Order | イシュタル | アーチャー |
ジャンヌ・オルタ | アヴェンジャー | |
ドゥルガー | アーチャー |
余談
冬木の聖杯戦争におけるランサーは第三次・四次・五次と(世界線は異なるものもあるが)ケルト神話出身者が占めている。