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ザンギルの編集履歴

2023-12-24 17:40:47 バージョン

ザンギル

ざんぎる

『ウルトラマンブレーザー』に登場する宇宙人。

「拙者の名はザンギル。お主と話がしたい」


DATA

別名宇宙侍
身長2.2〜54m
体重77kg〜5万4000t
出身地宇宙
唐橋充
デザイン辻本貴則
スーツアクター岡部暁

概要

第17話「さすらいのザンギル」に登場する宇宙人。

宇宙侍ザンギル

右腕のが武器の宇宙侍で、劇中では地球人の男性に姿を変えている。

地球文化を一通り学んだらしく、その過程で知った文化とコーヒーが特にお気に入りで、「美味しくなーれ……」と嗜んでいる。

それ故に一人称拙者と、古風な侍口調で話す。

街の小さなカフェの常連らしく、店主である老婦からは「いつもありがとうね」とコーヒーゼリーをサービスで付けて貰っていたりと感謝されており、本人も「かたじけない」と感謝している。


宇宙侍ザンギル

かつては星から星へ飛び回り、強者を倒すことに生きる喜びを見出す危険な人物(本人曰く「命知らずの愚か者」)だったが、ある時途轍もない剣の達人に敗戦したのを契機に、彼から与えられた「成仏できず彷徨う怪獣達の108の魂を救う」使命を遂行するため活動していた。

なお、その際に剣の達人から後述の結晶を手渡されており、この結晶により劇中では以前ブレーザーに倒された怪獣達の幽霊が相次いで出現する事件が発生していた。


本来の宇宙人としての形態は、尖った頭部を持つ痩せ型のシルエットで、刀の柄巻のような意匠を持つボディが特徴。胸部にはのような形の黄色い発光体があり、メトロン星人などと同じように言葉を話すと発光する仕組み。

戦闘の際は片腕の肘から先の全てを刀身に変質させることができ(もしくは刀身状態がデフォルトで、平時の際に通常の掌にしている可能性もある)、これは人間態でも使用可能。

また、頭部も鋭い刃となっており、こちらを用いた攻撃もできる


なお、宇宙から来たのは確かであるが、正式な種族名や出身の星は不明


活躍

剣の達人からの使命に従い、亡き怪獣達の鎮魂の儀を続けるザンギルは地球でもそれを行っている最中、現れた怪獣の魂と共にGGFSKaRDに認知されてしまい、彼らに「本件の最重要人物」としてマークされてしまう。

その後、彼を捜索するヒルマ・ゲントと接触し、彼の目の前で107体目たるレヴィーラを実体化させ斬ってみせる。


ザンギルは3日前に最後となる108体目の怪獣の魂と遭遇していたのだが、余りにも強かったため、結晶の能力を悪用され怨霊と化してしまうアクシデントが発生。自分1人では手に負えない上、SKaRDも魂に直接介入できないのもあり、彼らと協力するために敢えて姿を見せていた。

カフェにてそれを伝えたザンギルは(半ば強引に)ゲントと共に最後の怪獣の魂の鎮魂を行うべく行動を開始。

現れた怪獣の魂はニジカガチ(怨霊態)で、元が「神」と評せられるだけに高い戦闘能力に加え、怨霊態となったために実体化と霊体化を任意に切り換えられる能力まで獲得したそれに対し、ウルトラマンブレーザーと共に立ち向かうも苦戦を強いられる。


しかし、戦いの最中にザンギルはブレーザーのチルソナイトソードに霊体にも攻撃が通るようにして形勢逆転、見事な連携によってニジカガチを追い詰め、頭部の刃によってニジカガチが纏っていた炎を斬り、そのままブレーザーに一刀両断された。

……が、ニジカガチの凄まじい怨念は尚も鎮まらず、着地した隙を突かれたザンギルは両断された体に挟まれる形で憑依され、その肉体を操られてしまう事態に陥る。


ニジカガチの憑依によりザンギルはブレーザーに襲撃してしまうも、ほぼ同時に事態の推移を監視・警戒していたテルアキ副隊長ヤスノブ隊員両名がその光景を目の当たりにしたため、搭乗するアースガロンでブレーザーを支援すべくザンギルへの武力行使を決意し介入を受ける。

アースガロンの砲撃を受けるザンギルだったが、ニジカガチが使っていた炎を纏った剣の攻撃でアースガロンを瞬く間に圧倒、再びブレーザーに襲い掛かるもすれ違い様にブレーザーに一閃され、地に伏してしまうザンギル。


その直後、ザンギルの身体から離れ逃げようとするニジカガチの魂だったが、ブレーザーと彼に倒されたはずのザンギルとの挟撃により遂に鎮魂される。

実はブレーザーに倒されたかに見えたザンギルは、チルソナイトソードが命中する寸前で峰打ちによって仮死状態に陥っていただけだったのだ。


晴れて「108体の怪獣達の魂を救う」務めを果たしたザンギルに、ゲントは再びカフェにてこれからどうするのか尋ねると、ザンギルは予想外の答えを返した。


「拙者にこれから……はない」


実はザンギルもまた既に死んでいた身であり、この鎮魂の旅はザンギル自身の鎮魂も兼ねていた(と推測される)。


長い旅の間、彼はずっと孤独であった。しかし最後にゲントとブレーザーという短い間ながらも共に戦う仲間に会えた事を誇りに思うと語る。


今際の別れと知ったゲントは、自らと自身に宿るブレーザーの名前を告げると、ザンギルは「ありがとう、ゲント殿。ブレーザー殿」と感謝を述べ清々しそうな空気を纏うも、ゲントは「注文したコーヒーがまだだぞ」と引き止める。

ゲントの指摘に店主のいる方に目をやると、ザンギルはバツの悪さを感じつつ「それだけが唯一……心残りじゃのう……」と微苦笑を浮かべつつ、光となって霧散していった……。


不意にザンギルがいなくなったのに気付き、店主が不思議そうに店内を見回すと、ゲントはただ「先に……帰りました…」と答えるしかなかった。


そしてザンギルのいなくなった席を前に、ゲントはどこか寂しそうな顔を浮かべ、運ばれてきたコーヒーを1人で頂くのであった……。


顕現石

宇宙侍ザンギル

彼をかつて打ち破った剣の達人から手渡された謎の石。

大きさは手の平サイズで、複数の白い結晶体が融合したような見た目をしており、緑色の光を放っている。


目に見えない怪獣の魂に仮初の姿を与え、曖昧ながらも実体化させる力を持つ(曖昧と記載したのはビルに居座れたが、人間や自動車を踏み潰せなかったため)。実体化した怪獣達は捕食や破壊をするわけでもなく、ただかつて倒された地域を徘徊している。

SKaRDに目撃された件では茨城県沓波市ビルの上に居座るタガヌラーノヴァイオ社跡地ではレヴィーラ等を実体化させて斬っている。

他にもモニター越しの目撃情報ではあったが、池袋にてバザンガ、先美湾にてゲードス、小丘市にてデルタンダルを実体化させ、物語開始前に成仏させている。

ただし、相手の力が強いと逆に力を吸い取り、姿どころか肉体まで得て怨霊と化してしまうらしく、前述の通り事件を引き起こしている。


実はザンギル自身も肉体が死亡しており、本エピソードの怪獣達と同様に幽霊の状態だった

そのためこの石の力を使い、仮初の肉体を作り出して現世に留まっている状態であった。

他の怪獣達と異なり飲食まで行えているのは、彼もまた肉体を得ることができる程“強い”ということだろうか?


余談


関連タグ

ウルトラマンブレーザー ブレーザー怪獣 ウルトラ怪獣

宇宙人 幽霊

光落ち


戀鬼ザムシャーメカザム紅蓮騎メカムサシン:過去作における、侍・武士モチーフの先輩ウルトラ怪獣。この内ザムシャーは、劇中で過去に対面した可能性が示唆されている。また戀鬼及び紅蓮騎は、幽霊である点も共通する(ザンギルとは真逆の怨霊であるが)。また、メカムサシンとは時代錯誤の日本観が絡む点でも共通している。


錦田小十郎景竜:地球人だが、ウルトラシリーズにおける人間型の侍キャラクター(かつ幽霊)の先輩。なお、彼は並行世界の同一存在が確認されている。


マグマ星人:右手を武器に換装する宇宙人。『ウルトラマンメビウス』では、二人がかりで凄腕の剣豪に挑むも、一刀の下に斬り伏されている。


ツルク星人:こちらは両手に刀身を移植した凶悪な宇宙人。ザンギルも元は戦闘狂寄りの人物だったため、剣の達人との出会いと敗北がなければこうなっていた可能性もある。


ナックル星人オデッサ:元々は戦闘狂の悪人だったが、真の強者との戦いで敗戦したことがきっかけで、悪事から足を洗った宇宙人繋がり。ただし、彼の最期はザンギルよりも悲劇的なものであった。


イルトとある使命のために宇宙中を放浪し、地球でウルトラマン達に協力を仰いだ(ただし、手段はやや強引)人物繋がり。


ギロン:空中にいるニジカガチ(怨霊態)への高速頭突きを見て、こちらを連想した視聴者も。

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