その「史書で評価されている人物」「意見がある人物」「個人の好み」を一つ一つ厳密に評価し、フレキシブルに記事を修正する役割は誰が負うのでしょうか？　私の提案を「乱暴」だと批判するにあたっては、現実的な代案を出していただかなくてはなりません。

差し戻した者です。まず編集合戦に持ち込まず短くない猶予期間を設けたことは賢明かと思います。私としては具体例削除に反対です。史書で暗君と評価されている人物(足利義政、徽宗、ホノリウスなど)、暗君だと意見が出ている人物(劉禅、今川氏真など)は確実におり、それらをpixivユーザーの個人的好みで挙げられた人物(昭和天皇、高宗など)とひとまとめにして一律禁止するのは乱暴でしょう。

また笑って楽しむべきコメディや児童向けのキャラクターを、このような場で真剣にこき下ろすのはコンテンツの消費方法として適切ではありません。空想科学読本的な視点のツッコミをSF記事でやるようなものです。

「説明不足なものだけを削除する」であれば、私は箇条書きの記事の数行の解説では常に不足だと考えるので同じことです。特定の人物についてこのように決定的な言葉を用いた批判を行いたいならば、個別記事で相応の分量を割き、資料に基づいた根拠を提示して行うべきです。

また暴君とは「人の話に耳を傾けない」「民を恐怖に陥れる」などある程度わかりやすい評価基準が存在します。要は「俺は怖かった」「俺の話は無視された」という史料がそれなりに残っていれば認定できるというものです。しかしながら暗君とは、その人物の誕生以前や死後に至るまで長期にわたる経緯と効能を検証せねばなりませんし、政策の評価というのは当人の立場によっていかようにも変わるため一次資料であろうとも信用が置けません。匿名の編者が扱うにはあまりにデリケートな用語です。

「暴君」の記事によれば暴君とはあくまでも「強権を振るい一定の恐怖を与えた」という事実を示すのみであり、その善悪や賢愚に関する評価が完結するものではありません(つまり「暴君的な要素もあるよね」程度)。この記事とは大きく趣が異なり、同列に論ずるべきものではありません。

それに危惧するほど乱立されてないようだし、どうして暗君なのか説明不足なものだけを削除すればそれで十分なのでは？

削除には断固反対です。幅広い解釈を言うのなら暴君のページだって同様のことなのにノータッチなのは整合性が著しく欠けるからです。

有能・無能は各々の判断により非常に幅の広い解釈が可能であり、つまりはいくらでもでっち上げる事が可能です。編者が個人的に嫌いな人間を、適当な理由で並べることが可能な場を残置すべきではないと考えます。

それは小泉進次郎が政権を取った総理大臣に任命されかつ自民党総裁の地位に至ったときに成立する名推理ですね（進次郎語）

現代で言うなら小泉進次郎かな（名推理）