ガイバー とは
詳細は強殖装甲ガイバーを参照。
ユニット・ガイバー
元々は降臨者(こうりんしゃ。太古の地球に降り立った宇宙人)が標準装備として身につけていたもの。
使用方法
初期状態では平たい六角柱のケースの様な状態で保管される。
ケース状態から起動すると外郭が開き、中の強殖生物(きょうしょくせいぶつ。スライムの様に一定の形を持たない生物)と金属製の制御球(コントロールメタル)が飛び出して起動した生物の全身を覆う。
そして取り付いた生物の遺伝子や能力を分析し、骨格・筋肉・内臓・感覚器官を変化・強化し、体表を生体装甲とも呼べる頑丈な外殻で覆い、背中(脊髄に直結する形で)に呼び出し用の生体組織である「誘殖組織」を植え込む。
いわば生物の肉体を瞬間的に改造するシステムである。
結果、殖装者は身体能力と感覚が向上し、空中飛行や水中活動も可能になり
さらに強殖生物の特徴を活かした非常に高い再生・回復能力を得る。
これを起動・召還して身に纏うことを「殖装」(しょくそう)という。
必要が無い時は体から外すことが可能。肉体及び着衣はその際、瞬間的に呼び出し用の誘殖組織のみを残した状態で元の状態に戻される(逆改造)。
制御球を含んだシステム一式は異次元に移動。次に呼び出されるまで待機する。
呼び出されたら前述した瞬間肉体改造を再度行なう。
ユニットは最初に殖装した生物に合わせたチューニングがされる。他の者が呼び出して使うことは出来ない。
殖装者からユニットを完全に分離して元のケース形態に戻すにはユニット・リムーバーという専用の生体道具が必要。
ユニットは基本的にどれも同じ物である。殖装後の姿や能力に差が出るのは、素体となった人間の(精神状態も含めた)違いによる。
欠点
結論から言えば制御球(コントロールメタル)である。
強殖生物は、本来は捕食した生物の遺伝子を分析して自らの能力とする性質を持っている。
制御球はこの性質を文字通り制御して、前述した肉体改造を殖装者に行なう。
殖装者の制御球が破壊されると、強殖生物が本来の性質を取り戻し、殖装者を喰い殺してしまう。
規格外品
本来ユニットは前述の通り武装ではなくあくまで降臨者用の宇宙服やハザードスーツの類の代物でしかない。
ある降臨者が人類の祖先の一人にユニットを装着させる実験を行ったが結果は恐るべき物だった。
ユニットは降臨者が使用したときよりも遥かに凄まじい能力を発揮した。これはこの世界の
人類が兵器素体種として開発されている為ユニットの増幅も戦闘を意識した傾向が強かった事が
主因だが。
しかし殖装した人間は降臨者のテレパシーによる命令を受け付けなくなってしまい、多大な被害が出てしまう。
武器としては優れた性能を持ちながら、自分達でコントロールできないシロモノになってしまったのだ。
降臨者は殖装した人類のことを「規格外品」『ガイバー』と呼んだ。
ギガンティック
物語中盤、クロノスの総帥にして最強の獣神将(ゾアロード)アルカンフェルとの戦いに敗れた深町晶が遺跡宇宙船のナビゲーションメタルと呼応して作り上げた対ゾアロード用追加装備である。
一口に言えばガイバーの上から着るガイバーである。外殻は生体宇宙船である遺跡の細胞と強殖細胞の融合組織で形成されており、ゾアロードとも互角以上に戦える程の戦闘力をその身体に宿している。
武装は基本的にガイバーの武装のフォーマットから引き継いだ物がメインだが、それらも比較にならないほどにパワーアップしている上、独自装備もいくつか追加されている。
全身に配置されたエネルギー増幅装置:エネルギーアンプをフル稼働させることでその身体を正に巨人へと変身させるギガンティックエクシードという形態こそがこの装備の真骨頂である。
「グレート」ガイバー!?
さて、かつて圧倒的な強さを見せたガイバーも、時の移りとともに周囲のヒーローに追いつかれてしまった。
特にフォームチェンジはアプトムの担当であり、晶や顎人自身の力ではない。
だが、ガイバーには他のヒーローにはない能力がある。
その片鱗が、映画「GUYVER DARK HERO」に登場したガイバー・ゾアノイドだ。
原作でも早期にガイバー・ゾアロードは机上の、しかしアルカンフェルの目的の一つとして示唆されているが、
早い話、既にヒーローである者がさらにユニットを殖装することでさらに上位のヒーローになれると噂された!
このミキシングこそがガイバーならではの魅力なのである。