博麗霊夢と東風谷早苗の仲良し・百合等のイラストに付けられるタグである。
百合カップリング要素を含むものが多いが、単純に二人が一緒に描かれたイラストも該当する。
概要
同じ巫女だが、色と性格が全く違う所がこのカップリングの魅力である。サナレイはほぼ同義語。
このカップリングに限らず、東方Projectの世界ではいわゆる「攻め」「受け」とタグにおける前後が関係しない場合が多い。
どちらのタグでも、おおむね霊夢が攻めの事が多いようである。
原作での会話
二人が始めて会ったのは東方風神録(厳密にはその直前)。
風神録
Stage5で交戦。この時点では敵対関係であり、会話も刺々しい。
早苗 「ここの山は私と私の神様が頂くわ。
そして貴方の神社を頂けば――幻想郷の信仰心は、全て私達の物……」
霊夢 「そんな事したら、幻想郷におわす八百万の神が黙ってはいないわよ」
早苗 「これは幻想郷の為でもあるのですよ。
今の信仰心が失われた状態が続けば、幻想郷は力を失います。奇跡を起こす力を失うのです」
霊夢 「冗談じゃない。信仰心くらい、私の力で何とか戻すわよ!」
地霊殿
StageEXで中ボスとして交戦。
早苗 「あら、この寒い中参拝に来たのですか?
うふふ、私もここでの挨拶の仕方を学びました。
この幻想郷では常識に囚われてはいけないのですね!」
二人とも例の巫女服だが、寒くないのだろうか。
星蓮船
早苗の自機化により、初の共闘。
お互い何か相手に悟られまいとしているようだ。静寂を破ったのは山から下りてきた来訪者であった。
早苗 「あら、おかしいですわね。まだ貴方がここにいるなんて」
最近、新しく山に来た人間、東風谷早苗である。
霊夢 「珍しい顔ね。何か用?」
早苗 「大した用では無いんですけど……。霊夢さんは空に浮かぶ船を見かけていませんか?
私はてっきり、もう動き始めてるかと思ったのですが」
霊夢と魔理沙は顔を見合わせた。
霊夢 「空に浮かぶ船だって!?」
早苗 「私はその船にちょっと用事がありまして、少しでも情報を集めようと……」
霊夢 「え? ちょっ」
魔理沙 「空飛ぶ船の話って本当だったのか?」
早苗 「え? 知らなかったんですか?ほら、あんなに目立っているというのに」
早苗は、用がないとあまり神社に来ないようだ。
非想天則
早苗シナリオのStage3で交戦。
霊夢 「何よ。この落とし穴は!あれ?ここは一体?」
早苗 「霊夢さん。どうしたのですか?」
霊夢 「温泉に行こうかと思ったらいきなり地面が崩れて……」
早苗 「あらあら、ちゃんと蓋をし忘れたかしら」
霊夢 「ここはどこ?」
早苗 「ここは間欠泉地下センターです。核融合の研究に使っている施設ですわ」
霊夢 「また善からぬ事を企んでいるのね!」
早苗 「いえ、決して善からぬ事では」
霊夢 「問答無用。こんな巨大落とし穴を作るなんて許さないから。」
(戦闘後)
早苗 「ここは私が作った訳でも、管理している訳でもございません」
霊夢 「あいたー。落とし穴落下のダメージが今頃」
早苗 「ここは、河童が建築し河童が研究を行っている所。私は……ちょっとした興味があってただ来ただけで」
霊夢 「あ、そう。まぁいいや。何か変な事が起きたらあんたの所為にするだけだから」
(霊夢、去っていく。早苗、「やれやれ」といった感じの顔)
早苗 「さーて。もうすぐ最下層だわ」
なぜかやたらと突っかかってくる霊夢。警戒しているのか、ライバル意識を燃やしているのか。
非想天則(対戦時)
霊夢→早苗
「さあ、どちらの色が巫女っぽいか、服の色で勝負よ!」
「なんか分社の方が人が集まるんだけど。みんな現金ね、御利益の有無で信仰するんだから。
もっと妖怪を退治して欲しい場面が増えたら、うちも人が集まるかなぁ」
早苗→霊夢
「そんな荒っぽさでは信仰は集められませんよ?もっと神々しく見せるのです」
「ええ、あれから結局私達も手伝ったのですよ、お寺の建立に。と言っても、やること殆ど無かったですけどね」
やはりライバル意識が強い(特に霊夢)。似たような職業だからか。
ダブルスポイラー
魔理沙と共に、LEVEL EXで競演。
この三人は星蓮船でも共闘したため、チーム星蓮船と呼ばれることも。
二次創作
Pixiv内で描かれる関係は様々。ライバル関係だったり、義姉妹的関係だったりもする。
初登場の風神録あたりではライバル関係が少々多かったが、星蓮船あたりでは自機に昇格した為か先輩後輩関係が多く描かれている事が分かる。
服装
色が正反対の、似たようなデザインの巫女服を着ている。特徴的な腋の部分も共通。早苗が幻想郷に来た時点からこうだったとは考え難いのだが、初対面のときに影響でも受けたのだろうか?
またそのどっかで見たことがある色合いから、早苗が2Pカラーとか言われることもある。
衣装チェンジ
似た服装というだけあって、衣装チェンジも良くネタになる。胸の大きさで火花が散ることも。
東方非想天則では、霊夢のカラーチェンジに早苗っぽい色がある。
胸の大きさ論争
外の世界出身だからか、それとも公式巨乳(東方星蓮船の立ち絵でそう言われる事がある)だからか、おおむね胸の大きさは早苗>霊夢であることが多い。それにコンプレックスを感じていたり、あるいはいじりのネタにしていたりと、関係は様々。
現代化
二人とも同じくらい、かつ現代では女子高生くらいの年齢であるとされる。そのため、現代を舞台にしたパロディでは同じ学校に通っていたりすることが多い。その場合、同時に人間組のタグが付くことも。
保護者達との関係
霊夢には紫、早苗には神奈子と諏訪子という強力な後援者(?)がいるため、二人の逢瀬を邪魔したり、あるいはお節介なくらいに応援したりといった情景が書かれる事も。だいたいは微笑ましい描写になるが、稀に熾烈な奪い合いが繰り広げられる事がある。
家族(姉妹)化
また、早苗には共に暮らす二柱がいるのに対し、霊夢は(訪問者は多いとはいえ)一人暮らしであるため、早苗達の家族のような関係を羨ましがって…といった場面が描かれる事もある。
亭主関白?
両者の性格からか、夫婦ネタの時は亭主関白な霊夢と献身的な良妻の早苗、のような描写がよくされる。パターンは様々だが、だいたい霊夢が旦那で早苗が妻というのは共通しているようだ。