人間組とは?
(この記事の内容は2021年5月時点の東方Projectの全作品の情報に基づく。)
種族が人間であり、なおかつ東方ProjectのWindows作品本編(東方紅魔郷、東方風神録、東方地霊殿…など)における主人公(霊夢と魔理沙)であるか、もしくは作品中に単独の自機(咲夜は東方妖々夢、東方輝針城で、早苗は東方星蓮船、東方神霊廟で選択可能)として登場した事のある四人を一まとめにしたものである。
東方虹龍洞について
東方Projectの第18弾である東方虹龍洞では、人間組にまとめられている四人が操作可能な自機として設定されることとなった。
魂魄妖夢の扱いについて
かつては、この四人に「魂魄妖夢」を加わえたイラストに「人間組」のタグが付けられることが多かったが、現在ではこの五名を描いたイラストには「自機組」のタグが代わりに付けられる傾向にある。
なお、妖夢自身は「半人半霊(人間と幽霊のハーフ)」であるため、正確に言えば人間ではない。(一方で東方鬼形獣では、人間でない事を強調した描写が神霊廟の頃よりも減り、人間として扱われる場面が多くなっている。)
他の人間、元人間など
東方Projectでは、上記の四人以外の人間も存在するが、元人間や半人半妖も含めると以下の様にかなりのキャラクターが該当する。
しかし、基本的に「人間組」タグのイラストでは上記の四人が主流となっている。
人間(上の自機組以外)
その他の種族が「人間」のキャラクターについては、以下の者が存在する。
- 不老不死の蓬莱人であるが、元々は人間であった藤原妹紅(*1)
- 「幻想郷縁起」の編纂者で、九代目阿礼乙女の稗田阿求
- サークル「秘封倶楽部」のメンバーの一人マエリベリー・ハーン
- 上に同じく、「秘封倶楽部」のメンバーの一人宇佐見蓮子
- 外の世界の女子高生で、超能力者でもある宇佐見菫子
- 人間の里にある貸本屋に住む、自称「妖魔本コレクター」の本居小鈴
*1:藤原妹紅は蓬莱人でありながら自らの種族を「人間」と称している一面から、人間であるという区別が可能である。
なお、東方神霊廟の5面ボスである物部布都は仙人見習いの道士であり、尸解仙を自称しているが完全な仙人であるかどうか怪しいためか、現状の設定では種族が「人間?」とクエスチョンマークが付いている。
また、東方天空璋の5面ボスである爾子田里乃と丁礼田舞も元は人間であったが、摩多羅隠岐奈により人間ではなくされているため、こちらも設定では種族が「人間?」とクエスチョンマークが付いている。
PC-98版のキャラクターも含める場合
PC-98版(東方怪綺談以前)に出てきたキャラクターは、一部の例外を除き、Windows版(東方紅魔郷以降)やノベライズの作品に関わることが殆ど無いが、作品の設定上は以下のキャラクターも種族が「人間」と記すことが出来る。
なお、里香と明羅はオレンジのようにゲーム中で妖怪と疑われる描写が無かったため、人間である可能性が高い。
月人
以下の二名は月人であるが、幻想郷での立ち位置では妖怪側ではなく人間側を選択しているとして、人間とみなすこともできる。
また、書籍版のキャラクターでも以下の二名が月人として登場している。
しかし、月人はもともと地上に人間がいなかった時代から存在していた種族であるため、生物学的には人間とは全く異なる存在であると考えられる。
元人間(妖怪、天人など)
そして、「かつては人間だった」キャラクターも記すと以下が挙げられる。
- 元人間、現在は妖怪(魔法使い)のアリス・マーガトロイド
- 現在は妖怪(亡霊)であるが生前は人間であった西行寺幽々子
- 既に故人であるレイラ・プリズムリバーとその姉達
- 元人間、後天的に半人半妖(ワーハクタク)となった上白沢慧音
- 元地上人、現天人の比那名居天子
- 見越入道(雲山)を退治し、時を経て妖怪となった雲居一輪
- 人間であったが水難事故で死に妖怪(舟幽霊)と化した村紗水蜜
- アリスと同様に元人間の妖怪(魔法使い)、聖白蓮
- 元人間、死後何者かによって蘇生させられた妖怪(キョンシー)、宮古芳香
- 仙人に憧れ、自ら邪仙となった元人間、霍青娥
- 過去の因縁により人間としての復活を拒まれている亡霊、蘇我屠自古
- 不老不死を求め、人間から尸解仙となった聖人、豊聡耳神子
なお、アリスに関しては元々人間では無かったという解釈が主流である。
旧作の設定を引き継ぐと彼女は魔界出身の魔界人であり、伊吹萃香もアリスを「魔人」と称しているため。
アリスが元人間だというソースは稗田阿求の主観によって書かれた求聞史紀だけであり、信憑性が高いとは言い難い。
半人半妖
このほかにも、魂魄妖夢と同様に「半人半妖」である人物として以下の者も存在する。