日本のフィギュアスケート選手である。男子シングル。
バンクーバーオリンピックでは日本代表として「三銃士」と呼ばれるなど、長年にわたり日本のエースとして男子シングル人気を牽引し続けた功労者である。
概要
2010年世界選手権優勝
2006年トリノ五輪8位
2008年に練習中の事故で前十字靭帯断裂の重傷を負ったが、手術とリハビリにより復帰、2010年のバンクーバーオリンピックに出場を果たし銅メダルを獲得。
日本の男子シングル選手としては初のメダリストとなった。
バンクーバー五輪から約1か月後の世界選手権でも優勝を果たし、男子シングル選手としてアジア人初の世界チャンピオンとなった。
世界王者となったことでモチベーションが低下し一度は引退を考えたものの現役を続行。
しかしその後も怪我に悩まされ、2013-14年のシーズンでの現役引退を発表している。
女性フィギュアファンから絶大な人気を誇った選手であり、高橋本人がデザインした「D1SK」と横字で記されたバナータオルを掲げた大勢の応援団の姿を、高橋が出場したどの大会の記録映像でも見ることができる。
その圧倒的な人気ぶりは、羽生結弦のコーチであるブライアン・オーサーが「1万8000人の観客が自分を応援していない日本選手権(会場中が高橋ファン)で勝つことができた羽生にとっては、ソチオリンピックのほうが楽だったろう」と語るほど凄まじいものだった。