概要
通称「船斬りTボーン」。
世界の均衡を司るという三大勢力の一つ、海軍本部。
その海軍で佐官である「大佐」に属している。元王国騎士。
プロフィール
人物
骨ばった痩躯と相まった異様な風貌から醸し出される陰鬱な雰囲気とは裏腹に、上下の別無く他者の幸福を第一に行動する「自己犠牲の正義」の実践者。虫に刺されてわずかの出血をした部下があると見ると、海軍から支給された大切なマントであっても平気で引きちぎって止血の包帯代わりに用いるなど、一日百善を信念として掲げる度外視の善人。
部下として付き従う一般兵は例に漏れずその外見に薄気味悪さを覚える一方、「力を持たない人々に安心の日々をもたらしたい」とする熱い胸の内を知るがために深い尊敬の念を寄せている。
特技
海王類を簡単に切り刻むほどの優れた剣技を持ち、この腕を以って一太刀で巨大船をも梨割りにする様子から『船斬り』の異名を持つ。
また、生来の性格からかどうあっても曲がったことが我慢ならず、太刀筋はおろか自身の背丈近い愛用の両刃剣にすら色濃く反映されている。
- 直角閃光"ボーン空割(ソワール)"
縦と横の内角が直角となる斬撃を放ち、対象物を正確な四角形に斬り抜く。
- 直角飛鳥"ボーン大鳥(オオドリー)"
直角に折れ曲がる軌道を描く斬撃を放ち、直線上の対象を一直線に貫く。
来歴
かつてはさる王国で騎士の任にあったが国を後にして海軍に入隊し、当時の教官であったゼファーの下で厳しい訓練に耐えながら徐々に頭角を現す。現在は将官の地位に最も近い大佐として多くの部下を抱え、自らの信念と海軍が掲げる正義に従って「世界の平和」「民衆の幸せ」のために海賊討伐に奔走する。
初登場であるエニエス・ロビー行き海列車では、同じく剣の道に生きるロロノア・ゾロと対峙。お互いの奥義を繰り出して技で一歩秀でたゾロに敗北を喫するも、決して退かない胆力と己の正義を貫き通す揺るぎない心を顕にし、ゾロをして「こいつは強い」と言わしめた。
2度目の登場であるマリンフォード頂上戦争では、わずか2コマに小さく姿が描かれただけであるため戦績の詳細は不明。
2年後編の原作には未だ登場していないが、それに先駆けて2年後の世界を舞台とした2012年12月15日公開の劇場版アニメ第12作目『ONEPIECE FILM Z』に登場しており、恩師ゼファーが率いる過激組織『NEO海軍』の対策会議関係者の1人として出席した。