概要
スパイダーマンのクローン。本名はベン・ライリー。
科学者ジャッカルがスパイダーマンを殺すために作ったクローンで、登場初期は全く同じ姿のスパイダーマンとしてピーター・パーカーと対立した。
この戦いでクローンはオリジナルに敗北、死亡したと思われていたものの、
クローンはその後生き延び、5年間の歳月を経て摩天楼での高層ビル上で再びオリジナルスパイダーマンとの再会を果たす。
ベン伯父さんの名とメイ伯母さんの旧姓を取っている。
性質
クローンといっても人格はピーターと全く異なり、
ピーターが闘いに苦しみ、苦悩する人格に対し、
ベンは闘いを楽しむと言ったような面を持ち合わせている。
自身の発明によりべノムを捕えるという、オリジナルでは成し得なかった功績をも持つ。
驚異の事実
あるテストでピーターと勝負をしたところ、ベンの方が実はオリジナルのピーター・パーカーその人であることが判明。
ピーターの妻、メリー=ジェーン・ワトソンの妊娠も発覚し、ピーターはヒーロー家業を断念。
以降はスパイダーマンの役割をベンが受け継ぐ事となった。
初めのうちはグリーンゴブリンの罠だと思い込み、互いを遠ざけていた二人だったが、
ピーターとあまたの協力を組み、互いに信頼出来る友人同士となっていく。
ベンがスカーレット・スパイダーからスパイダーマンに至るまで
スカーレットスパイダーは赤のタイツに袖なしTシャツといった風貌をしている。
ピーターがまだニューヨークにいた頃はこの”スカーレット・スパイダー”の名を使っていたが、
子どもを育てるためにピーター夫妻がポートランドへ移ると、ベンはピーターが使っていたコスチュームをアレンジし、新生”スパイダーマン”となった。
核心(ネタバレ注意)
死亡したはずのノーマン・オズボーンことグリーンゴブリンが薬の副作用で生き返っていた。
ノーマンは再びスパイダーマンへの復讐を誓う。
ピーターは辛くもグリーンゴブリンから勝利を収めるが、大切なものを失う事となる。
ピーターの背後をゴブリンの搭乗兵器であるゴブリングライダーが狙っていた。
ベンはゴブリングライダーの奇襲から身を投げ打ってピーターを守り、自分がオリジナルのピーター・パーカーだと信じたまま短い人生に幕を閉じる。
その後……ベンの亡骸は灰と化す。
結局、オリジナルのピーター・パーカーはピーター本人だった。
……という割とめちゃくちゃな展開で退場。
所謂一つの黒歴史。
デッドプール「クローンサーガの二の舞にだけはさせねえぞ!あれはたまったもんじゃねえ!」