もしかしなくても:龍驤
ひょっとすると?:瑞鳳
それとももしや?:大鳳
概要
電化製品や家具などにおいて、上面の凹凸や突起を廃し、清掃の簡便さを狙った仕様。
その語感(※1)からおおむねある空母(※2)を指す言葉として認識されている
つまりアンダーサイズに対してトップサイズがフラットな空母のことである(※3)。
最上面(トップ)の甲板がフラット(構造物がない)と言う意味では
改装後の鳳翔や空母化された後の祥鳳型、千歳・千代田、龍鳳も、フラットトップと言える。
しかしそれにもかかわらずちとちよ姉妹は揃ってトップがビックである。鳳翔さんもそれなりにある。祥鳳はサラシを巻いて谷間が出来るほどのビッグである。そしてフラットトップとは呼ばれない
ちなみにトップがフラットな大鳳はというと飛行甲板上に艦橋がある(※4)。
甲板上に構造物がないという意味で用いる場合、正しくはフラッシュデッキである(フルフラットは誤用である)が、まれにこの構造もフラットトップと呼ばれるようだ。
気流を乱すものがなく離発着がしやすいメリットがあるが、離発着に重要となる管制塔の役割を果たせるものがないため管制は逆にしづらくなっており、高所に配置しなければ効果が薄いレーダーを搭載しづらい、現代においても重要である目視による索敵がしづらい、煙突の配置も面倒……とデメリットも多いため、採用例は少ない。
総じて空母の黎明期における試行錯誤のひとつと捉えられる事が多く、煙突が存在しない原子力空母が生まれ、かつレーダーからのステルス性というメリットが生まれている現代においても、艦橋を持たないデメリットのほうが大きいと判断されるのか、フラッシュデッキ構造の原子力空母は今のところ存在しない。
余談だが、艦橋は右舷に配置されることが多く、現代においてもほとんどの空母が右舷後方に艦橋を配置している。
左舷に配置している空母は歴史を遡っても多くはなく、旧日本海軍であれば、赤城と飛龍のみが左側に艦橋を配置しているが、ともに着艦が困難となる弊害が発生し、現場では不評であった(※5)。
(※1:そういう軍事用語があるわけではないが、空母そのものがほぼフラットトップ構造なので、空母を指す用語として稀に使われることはある)
(※2:「大胸」ではない)
(※3:何度も書くのはかわいそうなので誘導を参照のこと。)
(※4:このようにスタイルと艦形には基本的に因果性がない。主に排水量や搭載量、給油艦としての機能を備えていた、などのスペックが参考にされることが多い。給油艦→タンクが大きい→胸のタンクが増量…といったところか。あれ、でもそうしたらなんでz)
(※5:レシプロ機が低速飛行時に左に流れやすい特性上、左側に構造物があると不都合であったこと、気流の関係で煙突からの煙が視界を妨げやすいことが原因である。現代の原子力空母には煙突はないし、ジェット機にプロペラはないが、ジェット機にも同じく回転しているコンプレッサーは存在するため、同様の理屈で右舷に配置されているようだ。ただ影響自体は相当小さくなっており、レシプロ機時代からの慣習的な意味も強いのではないかとされている)
要するに元ネタの艦型の話ではなく、貧n…おや、あんな所を飛行機が……
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