李朝は朝鮮半島において高麗に継ぐ王朝であり、今のところ朝鮮半島最後の王朝。王家は全州李氏の出身。
1392年に高麗の武将李成桂が高麗王位を簒奪し、大明の洪武帝から朝鮮王に封ぜられたことで成立した。
16世紀の文禄・慶長の役で朝鮮は明軍と日本遠征軍の戦場になり、大きな被害を受ける。
17世紀に中国の王朝交代に伴い服属先を清に変え、国号を大韓帝国と改めた高宗までの間に王は26代を数えた。
日清戦争後の下関条約締結に伴い1897年に国号を大韓帝国と改め、清朝から独立するが、同時に日本の属国化。1910年の日韓併合により大日本帝国に併合され、朝鮮の独立は失われた。