貫く絶対の正義。
「ナイスは僕が守る、友達として!」
「友達に資格なんていらない。」
「ごめんね、遅くなって…」
「罪を集める者、かな」
「罪は全て、僕が背負う。」
概要
エリート警察官。21歲にして階級は警視。紫がかった銀色の髪に紫の瞳、陰のある繊細な顔立ちの美男子。左目の下にほくろがある。
物腰や言葉遣いが穏やかな、ナイスの「ファクルタース学園」時代からの唯一の親友で、また、ナイスも彼のことを認めている。しっかり者に見えて、意外と寝グセ(クセ毛)もついていたりする。甘いものが好きな表現がある(パンケーキを好んで食べる、コーヒーには大量の砂糖を入れるなど)。紅茶も好んでいる様子。単純に考えれば、間違いなく『ハマトラ』の中で女子力は一番高いと考えられる。
ファクルタース学園出身だが、ミニマム能力が覚醒しなかった(ハニーによると、このケースは学園歴史上でも彼が唯一)。能力が無い弱者であることにコンプレックスを持ち、それを補おうと優秀な頭脳と必死な努力で今の地位に着いた秀才。とても純粋で強い正義感を持ち、人並み外れた努力をしている。たった一人の弟は12歳で亡くなった(生きてれば17歳)。
ミニマムホルダーたちの脳髄を狙った謎の「連続猟奇殺人」の捜査に携わっており、その危機をナイスにも忠告した。
単身で躍起になって「猟奇殺人」を追う様子をナイスやスリーたちに懸念されるが、彼らの心配も虚しく、墓地で遭遇したモラルに襲われる。モラルの「親切」から何かの情報を耳打ちされ、何か核心を得ながら倒れた。その後、行方不明の彼はモモカがどこかの部屋に寝かせている。身柄をモラルの隠れ蓑に利用され、彼に変身したモラルによってナイスたちへの撹乱が行われてしまった。ただし、本人はブラックコーヒーを好まない甘党で、それがナイスに異変を察知させるきっかけを作った。
最終話にてナイスとモラルの決戦の場に現れ、満身創痍のモラルを射殺し、ナイスにも銃口を向ける。その後は警察からも離れ、自らを「罪を集める者」と称して他のミニマムホルダーからミニマムを略奪し続けている。そのことから彼のいう罪とはミニマムのことらしい。
自身の死が発動のキーになっていたため自らを含め誰一人として気付いていなかったが「再生のミニマム」のミニマムホルダーだった。発動さえすればどんな傷をも完全に治すことができるが、死ぬまでは発動しないため能動的に力を使うには自殺をするしかない。
またモラルの遺産である後発ミニマムホルダーの技術を使い、奪った他人のミニマムを使うこともできる。モラルの場合は複数のミニマムを所持することによる肉体的な負担で自滅したが、アートは上記の「再生のミニマム」で身体状態をリセットできるため、そのデメリットを克服している。