概要
機動戦士ガンダム第08MS小隊の主役機ガンダムEz8を改造したガンプラ。
都立成練高専の科学部に属するイシバシ・ダイゴ、ニシカワ・ショータ、オカモト・ユキオが使用する。ビルダーは同チームのニシカワ。
共通の素体をベースにチーム戦に於ける役割に応じたカスタマイズが施されおり、3機が役割を分担し、完璧に連携する事でその真価を発揮する。
なお、機体名の「SR」はチームの母校たる「成練」の省略となっている。
リーダーであるイシバシの使用するイントルーダーは、接近戦用に調整された機体でありショートバレル化したビームライフルを携行する。
バックパックにはブースターを増設し機動力を強化。更に腕部に増設されたバックラーにはビームサーベルと電磁ナックルを装備するなど、格闘戦向きのカスタマイズが施されている。
ニシカワのエリミネーターは、180ミリキャノンをバックパック装着型に改造し6連装ミサイルランチャーと共に装備しており、火力支援に重きを置いた改造が施されている。
武装の他にも光学迷彩機能を有するマントも追加されており、戦闘中にその姿を消しながら砲撃を行う事が可能。
特に障害物の多いステージでの戦闘で真価を発揮すると言っても過言ではない。
オカモトのガンプラであるシャドウファントムは情報戦に特化しており、バックパックの大型レドームや肩部通信遮断子機、先端部にカメラを備えたセンサーシールド、通信受信ワイヤーなど、索敵・偵察向けの装備が充実している。
偵察や撹乱を目的とする事もあり正面からの攻撃には向かないが、武装としてビームライフルを装備している為、一定の戦闘力は確保されている。
また、バックパックの大型レドームは使用時にせり上がり後頭部にドッキングするギミックを持つ。
ガンプラバトルに於いては、バトル開始と同時にシャドウファントムがバトルフィールドの情報を収集し、エリミネーターがその情報を元に遠距離攻撃を敢行。その隙にイントルーダーが敵機に接近して格闘戦に持ち込みこれを撃破する作戦を展開する。
ただし、成錬は試合毎に機体を変更しており、このEz-SRもその内の一体に過ぎない。更に試合前に対戦相手の情報を収集し、相手チームの出方によってその作戦を細かく変更する為、相手チームにとって対抗策が取りづらい、厄介な相手として知られている。
デザインは電撃ホビーマガジン等で数々の作例を手がけてきたモデラー、NAOKIが担当。
氏の手がけるメカとしては初のTVアニメーションデザインとなる(同様の模型デザインではフレームアームズ等が有名)。
また、機体名称はそれぞれ実在のバイクに由来し、SRはYAMAHAが手がけるヤマハ-SRシリーズ、イントルーダーはSUZUKI製スズキイントルーダー、エリミネーターはKawasakiのカワサキ・エリミネーター、シャドウファントムはHONDAのホンダ・シャドウの系譜に位置するホンダ・シャドウファントムからの引用となっている。