概要
「○○は××のパクリ」とは、ネタとも蔑称とも取れる言葉である。
近年、twitterやFacebookなどのツールが発達し、自分の意見を好き勝手に言える機会が増えた。
しかし、それと共に自分が何気なく言った言動で相手を不快にし、時には拡大して争いや炎上する危険性も増えたということだ。
「○○は××のパクリ」も使い方を間違ったらそうなりかねない言葉の一つである。
注意
これからは、具体例を挙げながら説明をしていくため、荒れないようにわざと「アーティスト1」や「ミュージシャンA」と名前を伏せて書いております。
本記事を追記や修正をする際にもお手数ですが、そのことに配慮していただきますようよろしくお願いいたします。
本当に○○は××のパクリ?
実際に、あからさまにパクっていることや公式がパクリを認めている場合は仕方がないだろう。
しかし中には、
- 「アーティスト1の曲はアーティスト2のパクリ」→実はアーティスト2がアーティスト1の曲をカバーしているだけだった。
- 「漫画1は漫画2のパクリ」→漫画1の作者と漫画2の作者は同じ漫画家を尊敬しており、絵柄が似ているだけで作品自体は全くのオリジナルだった。
…なんてことも実際に起こっている。
実は自分の早とちりや無知が原因で、○○は××のパクリを誤って用いたために荒れてしまったケースといえよう。
実際に言われている側の人は…
仮に「○○は××のパクリ」と言われている時、○○側の人はあまりいい気持ちはしないだろう。
では、逆に××側の人の気持ちはどうだろうか?
某アーティストは「人がどんな思いでその作品作ったのかもわからんのに「パクリだ」って簡単に言うの、俺は嫌いです。なので俺の作品勝手に取り上げて、そういうの言わないでください。」
とツイートしている。
※某アーティストのツイートから抜粋。荒れないようにあえてリンク先を表記しておりません。
つまり、○○側の人も××側の人も得をしない「誰得」と言わざるを得ない状況になるのだ。
確かに逆にネタにしたり上手くかわして大人な対応をするという人も中にはいるだろう。
しかし、こういった心無い人によって『自分が頑張ってひねり出したモノ』や『話し合いや代価を支払ってちゃんと許可を取ったモノ』を否定されているのだ、ジョークにしつつも実際は多かれ少なかれショックを受けていることは確かだろう。
もしそんなことを言っているヤツがいたら
はっきり言って、こういう言葉をいう人は「自分のものさしでしか物事を考えることが出来ない視野の狭い人間」である。
※実際に本当にパクリであったとしても、わざわざ囃し立てる必要はなく、普通に「パクリは良くないですよ」と注意すればいいだけの話だからだ。
とある有名ミュージシャンAのファンが、「ミュージシャンBはミュージシャンAのパクリ」と言った際にミュージシャンBのファンは、
- 「25年前からパクっていることがばれたか~」
※ミュージシャンBが結成されたときはミュージシャンAのメンバーは皆幼少時代である。
- 「それはさすがにミュージシャンAに失礼だろ!ミュージシャンAに謝れ!」
…などジョークで済ませるような返しをしている。
何が言いたいかというと、注意する方もいたずらに騒ぐと余計にややこしくなるということである。
そのため、(上記のような面白返答までする必要はないが)どうしても注意したい場合は荒れないように上手く注意する必要がある。
自分が恥をかかないために
まずは、そんなことをつぶやく前に「一度前後関係をググる」という習慣をつけることが最善の策といえるだろう。
ググらなくても、雑誌などの本で調べたり、自分よりも年上の人に聞いてみるという方法もあるだろう。
特別な方法は問わない、『まずはきちんと前後関係を調べてその上で考えてから発言することが大事』ということなのだ。
このことに気を付けるだけで「○○は××のパクリ事故」は大部分が防げるだろう。
そして、常日頃から『自分が持っている知識が全てはない』、『自分が持っている知識の全てが正しいとは限らない』という意識をしっかり持って行動することが一番大事なことだ。