概要
漫画の神様手塚治虫の代表作の一つ。白いライオンパンジャ、その息子レオの親子二代にわたる成長と神秘の石「月光石」を巡る人間とのふれあいを描いた大作。
絵や発想的にはディズニーの影響が感じられ、実際手塚自身バンビに深い感銘を受けてこの作品の着想に至ったらしいが、高い物語性と共に連載誌の看板作品として君臨していた。因みに後にディズニーのライオンキングでは本作からの盗用疑惑が発生している。
舞台がアフリカと言う事も有り内容の一部が黒人差別をなくす会の槍玉に挙げられている。
しかし手塚作品の中でも理想主義、勧善懲悪的な主人公で教育的な要素が強い事から教育関係者からの評価は高かった。
何度も作者がリテイクを繰り返したため、単行本の中には『ブラック・ジャック』辺りと同じ新しい画風になっているものもある。