概要
60年代のスパイブームを反映したサイドビュー視点の縦スクロール型アクションゲームで、その内容を一言で言えば「スパイごっこ」である。
プレイヤーはスパイとなって敵地ビルに侵入し、待ち受けるガードマンの追跡を得意のジャンプキックとピストルによる射撃、そして任意に上下降可能なエレベーターやエスカレーターを駆使して振り切り、機密書類の奪取及びビルからの脱出を目指す。
縦スクロールする画面内で、赤いドアの部屋に入って機密文書全てを奪い、地下1Fの駐車場に停められた車に到達すればクリアとなる。追いかけてきた敵は銃撃とキックの他、エレベーターの底で押し潰す、あるいは下降中のエレベーターの上に突き落とす事によっても倒せる。(プレイヤーも同様の条件でミスになる)
全4ステージのループゲーム。
83年というテレビゲーム黎明の頃の作品の為にステージ数はあまり多くなく、外観や雰囲気的にも地味ではあるが、その地味さもまたスパイものの風情を醸しており、スパイ物でありながらコミカルなイメージで人気となった。
派生作品
1995年には業務用作品として『エレベーターアクション リターンズ』が、2011年にはプレイステーション3用ダウンロード専売ソフトとして『エレベーターアクション デラックス』が発売されている。
また、横スクロールアクションではなくガンシューティングゲームだが、2009年には『エレベーターアクション デスパレード』が業務用作品として発売されている。