概要
スダ・ドアカワールド征服を目論むジオン族の皇帝にして、旧SDガンダム外伝シリーズにおける黒幕である。
覇界神バロックガンの妨害により、次元を飛ばされた際に分裂してしまった黄金神スペリオルドラゴンの依代(操手)たる武者頑駄無真悪参の半身(サタンガンダム)を悪に染めた張本人で、スペリオルドラゴンにとっては怨敵でもある。
自身は異世界ムーア界にて隠れ、サタンガンダム(ブラックドラゴン)を表向きの魔王として利用していたが、ジークジオン編で遂に表舞台に姿を現した。ムーア界に攻め込んできたバーサル騎士ガンダムやアルガス騎士団を苦しめるが、騎士ガンダムとネオブラックドラゴンは戦いの最中に本来の記憶を取り戻し融合(ユナイト)。騎士シャアのサイコゴーレムの妨害もあり、スペリオルドラゴンが現世に復活してしまい手も足も出ずに倒された…かに見えたのだが…
実はメイン画像の姿は、スダドアカワールド十二神が地上で活動する際に操手の肉体を使うのと同じく、モンスターザクレロキャットの肉体を利用したもので、ジークジオン本体である「ジークブレイン」はまんまと逃げ押せていた。
その後はある程度力が戻るまで潜伏し、「聖機兵物語」で「魔の盾」と呼ばれるアイテムに憑依し、様々な人間・MS族の肉体を乗っ取り、ネオ・ジオン族を立ち上げ、太古のロボット兵器「機兵」を運用して、再びスダ・ドアカ制圧に乗り出した。
紆余曲折を経て魔の盾はダバート王国の騎士ガンダムGP02の手に渡り、彼の肉体を操って裏で暗躍するが、ネオ・ジオン族の旗色が悪くなったので潜伏してしまう(結局、聖機兵の活躍でネオ・ジオン族はほぼ壊滅してしまう)。
3年後の「機甲神伝説」では、ネオ・ジオン残党を吸収合併した「デラーズ王国」を操り、再びダバート王国に攻め込む。そして月王国セレネスの「機甲神」に眼を付け、これを利用して完全復活を目論む。戦いの中でGP02の肉体は開放されてしまうが、代わりにエギーユ王の肉体を奪い、機甲神のエネルギーを取り込んで、「ジークジオンマブーゼ」に生まれ変わり、スダ・ドアカワールドその物を破壊しようとする。
しかしスペリオルドラゴンEX、超機甲神ガンジェネシス、真聖機兵ガンレックス、そして多くの戦士達の奮闘によりジークジオンマブーゼは撃破される。
殺られたフリをして逃亡を図るも、スペリオルドラゴンの名を受けたシャアによってトドメをさされ遂に滅び去った。
ジークジオンを発端とした物語は幕を下ろし、物語は次の世代へと移っていくのであった。