CV:松本まりか
物語の語り部となっている14歳の少女。
女ばかりの三人家族で暮らす。明朗快活だが、不器用で多少天然ボケな面もある。勇敢で芯は強く、過酷な状況を前にしても動じない。趣味はロッククライミング。
天才症候群の才能で、周囲の人間が何を考えているのか顔を見ただけで何となく分かってしまうなど、高い洞察力を持つ。
そのため仲間の気持ちの機微には敏感で、特に不器用な真壁一騎や皆城総士は喋らずとも自分の気持ちを察し、気遣ってくれる彼女に感謝している。
羽佐間翔子とは親友であり、彼女が恋心を抱いていたことを知っていたためか、一騎のことを特に気にかけている。
徐々に彼に対して恋愛感情を抱いているような節も見受けられるようになったが、当の一騎が総士のことばかり気にしているために関係は思うように進展しない。
また、その総士からは異性として好意を抱かれているのだが、他人の気持ちや他人間の恋愛感情には敏感なのに何故か自分に向けられる好意には鈍感なので気付いていない。
ファフナー搭乗時には変性意識の影響で口数が極端に減り、必要最低限しか喋らなくなる。
搭乗しているファフナーが狙撃メインの機体ということも相まって、ファンからの愛称はもっぱらマークゴルゴ。
EXODUSでは19歳。航空機のパイロットになっており、溝口恭介の部下の一人。
美少女からまだあどけなさは残るものの魅力的な女性に成長しており、西尾暉にはあこがれの異性として好意を向けられている。
同期の面々がファフナーのパイロットから降り、後輩に後を託している中で唯一マークジーベンのパイロットとしても現役で戦線に立っていることが2話で明かされた。
総士は同化現象を危惧して出撃した際には真矢には後方支援の役割を主とし、できれば出撃を控えて欲しいと願っているようだが、パイロットを降りた一騎の代わりに島を守るという意思から(だと総士は推測している)出撃を控える様子はない。
例によって一騎との関係は物語開始時点でも進展している様子はない。
女性として魅力的な容姿にも成長した真矢だが、医者であり、旧知の間柄であるからといって近藤剣司や総士の前で上半身裸の上にシャツを羽織っただけの扇情的な姿であってもまったく羞恥心を覚えておらず、耐えかねて総士や剣司が「(シャツの)前を閉めろ」と注意しても「別にいいじゃない」とそのまま会話を続けるなど、自分の容姿に無頓着なところもある。
あるいは一騎以外の同級生の異性は異性だと意識していないのかもしれない。