モンタナ級とは、第二次世界大戦時、アメリカ海軍が最後に計画した戦艦の艦級、空母その他に優先されて、建造は中止になった。
前の級のアイオワ級戦艦が速力を優先して設計された、巡洋戦艦的なものであったのに対し、攻防力を優先した純粋な戦艦として設計されたこと、軍縮条約を完全に脱し排水量の制限がなくなったことにより、基準排水量は6万トンと大和型に迫り、主砲は16インチのままなものの3連装4基12門と、投射重量では大和型を上回る。最大速力は28ノットから30ノット以上まで検討されたが最終的には大戦当時の戦艦としては低めの28ノットになった。
総合的に見て、大和型に匹敵する大戦艦であった。