概要
基本的にマルチエンディングのゲームで使われる名称で、その名が示す通りその物語の『真実』である。
多くのパターンではハッピーエンドの一種と言えるが、逆にハッピーエンドがこのトゥルーエンドの一種であるとも言える。
あくまで「物語として」理想的な終わり方であり、登場人物たちにとってはバッドエンドであることも珍しくない。
またマルチエンディング以外では、隠し要素を適用する事で別のストーリーが展開していき、物語の真相が見えたり通常(初回クリア)のエンディング以上のハッピーエンドであったりするものを指すことが多い。
稀有なケースだと、トゥルーエンドに位置づけられているのに、その中でさらに分岐があるという、真実が1つとは限らないことをあくまでも貫き通す作品もある。
しかしプレーヤーの望むものと製作者の意図したものとが噛み合わないことも間々ある。
あるいは「各々のプレーヤーが感じるそれぞれがトゥルーエンドである」と製作者側が明言しているケースもある。
大体の場合、製作者が本当にやりたかった結末のことだが、プレイヤーが本当に見たかったエンディングを後からそう呼ぶこともある。
極端な例では制作サイドの「トゥルーエンド」が悲劇的な結末であった場合、プレイヤーサイド(ファン)が他の「ハッピーエンド」を「トゥルーエンド」として扱う事も。
ちなみに、あまりに悲劇的だったり消化不良だったりした原作に対し、秀逸な二次創作にもうこれが公式でいいよ的な意味合いで使われることもある。
- トゥルーエンドが一番のグッドエンドではないものの一例
- トゥルーエンド以上に良いんじゃないかという結末が有る(伝説のオウガバトルの正史エンドでは、やれ新たな悲劇だの幸せはつかの間のものに過ぎないだの不穏な表現が飛び交ったあげく、いきなり現れた何者かの主人公達を抹殺しようという旨の台詞で締めくくるが、他のグッドエンドには戦勝ムードに水を差す表現のほぼ無いものも)
- そもそもグッドエンドと呼べそうなものが無い(ドラッグオンドラグーン、テイルズオブエクシリア2、ムーンライトラビリンス等多数)
- トゥルーエンドとしては変わりものにあたる一例
- トゥルーなのに分岐がある(サガ3時空の覇者SoLでは真実すら1つではない)