CV:小林清志
概要
装甲騎兵ボトムズのOVA『レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』と『ザ・ラストレッドショルダー』に登場。
悪人面の厳つい大男だが、どこか誠実な目をしている(小説版『ザ・ラストレッドショルダー』より)。
バイマン・ハガードとムーザ・メリメという癖の強い連中も従っているので統率力はあると思われる。
ラストレッドショルダーではペールゼンに復讐する為に、かつての仲間達に連絡を取って集め、ATやそれを組み立てる為の工場(ビルごと)を手配、ペールゼンの居場所を突き止め、移動手段や食料を用意する等、凄まじい段取りの良さを発揮している。
両手で顔を叩く癖がある。
野望のルーツではレッドショルダーの先任上級曹長として登場。他のふたりを率いる問題隊員だが、実力については基地司令のリーマン少佐も認めている。また小説版では暴動を起こした際、鎮圧に出たレッドショルダー隊員が相手がグレゴルー達であると知っただけで戦意を喪失している。
ザ・ラストレッドショルダーでは、最後の任務で配属された戦場で全身穴だらけの重傷を負い、半身不随にまでなった。顔にも野望のルーツ時代にはない傷が残っている(この配属は自分達を抹殺する為にペールゼンが仕組んだことである)。
ターボカスタムの発案者?
関連書籍などではターボカスタムはグレゴルーの発案とされているものが多い。が、オフィシャル側からの正式はアナウンス(及び劇中での描写)はない。
また、野望のルーツで本人が語るところ、グレゴルーがレッドショルダーに配属されたのは6年前である(レッドショルダーの発足がギルガメス暦7207年(公式設定)なので、最古参の隊員ということになる)。
一方、キリコがサンサで暮らしていた時、ペールゼン率いるレッドショルダーに住んでいた施設を焼き討ちされたのだが、ペールゼン・ファイルズ(及び幻影編)ではこの時ターボカスタムが使用されているのが確認できる。
キリコが10歳(野望のルーツの時点から7~8年前)の時にはメルキアの難民センターに収容されており、キリコのそれ以降の記憶についてははっきりしている為、この襲撃はそれ以前ということになる(小説版野望のルーツではこの時のキリコを「7歳ほど」と描写しているので、7202年に起こった第1次サンサ戦役の時と考えられる)。
つまり、現在確認できる状況を纏めるとグレゴルーがレッドショルダーに配属される前(それどころかレッドショルダーが正式に編成される前)からターボカスタムが使用されていた事になるのである。
「グレゴルーがターボカスタムを発案し、高性能機を欲していたレッドショルダーがそれを採用。その後グレゴルーがレッドショルダーに配属」若しくは「グレゴルーはレッドショルダーの前身時点から所属しており、その当時にターボカスタムを発案していた」という可能性が無くはないが、現在のところ真相は闇の中である。