概要
大日本帝国海軍が建造した駆逐艦の艦型の一つ。丙型駆逐艦とも呼ばれるが、これは従来型艦隊型駆逐艦である甲型(陽炎型及び夕雲型)、直衛艦として計画された重対空駆逐艦である乙型(秋月型)に対し、次世代型の高速重雷装艦隊型駆逐艦として分類された際のカテゴリ名である。
計画段階では16隻の建造が決定していたが、太平洋戦争開戦に伴い空母機動部隊を主軸とする戦術への移行、水雷戦自体の可能性の低下、更にはその重雷装と機関の生産性の悪さにより一番艦である島風のみを建造して計画を放棄、代わりに軽武装低速ながら生産コストの安い丁型(松型、橘型)の量産へと移行する事になった。
性能などの詳細は島風を参照のこと。