概要
型式番号はPlan 1055。全高、重量共に不明(と言うより形式番号以外はすべて不明)。
名前の由来は中世の悪魔「ベリアル」。
アマルガムで運用されるASだが、実質的にレナード・テスタロッサの専用機となっている。
外見はアマルガムで運用されるコダールと同様に各部が鋭く、シャープな造形をしている。
頭部はアーバレストやレーバテインと同様の双眼式のメインセンサーを採用し、左右非対称の角がある。後述の理由で背面に翼状のパーツを有しており、単独での飛行も可能である。
機体色は暗い銀色であり、初登場時に『磨き上げられた銀の神像』と評されている。
ラムダ・ドライバを抜きにしても本機の完成度は極めて高く、アルの見立てでは「コダールタイプ以上の出力・運動性・隠密性」を有し、ECS・ECCS等の第三世代ASクラスの電子兵装を標準で装備している。アル程では無いが自立行動も可能。
ラムダ・ドライバを無力化する〈妖精の羽〉を発動された後も(状況による優位や電子兵装の差は有ったが)レーバテインを苦戦させている。
機体性能、パイロット、ラムダ・ドライバが極めて高いレベルで纏まっており、作中でも「世界で一番強い機体」と称される。
劇中ではパイロットを精神的に揺さぶり、妖精の羽を発動した自爆覚悟の攻撃で漸く一撃が入ったが、対ベリアルをコンセプトとしたレーバテインでも最終的に敗北している。
形式番号を見ると分かるのだが、実はコダールよりも前に作られた機体である。
ラムダ・ドライバ
本機の最大の特徴であり、作中でも「チート」と罵られるレベルの完成度を誇る。
本来、ラムダ・ドライバの発動には高い集中力が必要とされるので常人には使用が困難で、出来たとしても数瞬のみだと言われている。
しかし、搭乗者のレナードはオムニ・スフィアへアクセスする事でラムダ・ドライバの力を全て引き出し、長時間の発動や斥力を発生させて飛行するなど、あらゆる物理法則を無視した超常現象を引き起こしている。
単純な力場の強度もアーバレストを軽く超えている。
武装
- 40mm機関砲
機体の両前腕部に搭載された機関砲。
ASの装備としては標準の域だが、ラムダ・ドライバと併用した場合は恐るべき兵器と化している。
一方でラムダ・ドライバと直接関与する兵装ではないので妖精の羽を発動されても問題は無い。
- アイザイアン・ボーン・ボウ
レーバテインに対抗するべく追加装備された全長8メートルを超える機械の長弓。
ラムダ・ドライバの力場を不可視・極超音速の斥力弾として射出する。
弾が視認できないので、発動に必要な防御のイメージが形成できず、実質的に防御不可能な攻撃である。
上記以外に劇中では背面にも何らかの装備があった模様。