概要
CV:河原木志穂
施設に預けられている11歳の少女。
無口で物静かな性格をしている。
どことも知れぬ不思議な世界の場所の絵を描いている。その不思議な世界へ行こうとして、同じ施設のチットと施設を抜け出したところ、ちょうどトーマと出会って、共に旅をすることになる。
ネタバレ
ソラン、貴方に会えるまでずっと・・・
ヘルガの正体は惑星ギリシアの王女の転生者。
国王タイタスの一人娘ティナ。十五歳。
父親に溺愛され、兄代わりのセスに守られ何不自由なく育ったお転婆娘。気丈で真っ直ぐな性格をしており、絶世の美しさを持つ。
幼少、霧で迷子になっていたときに助けてくれた仮面のお兄ちゃんに憧れを抱き、後に近衛兵の隊長として出世したソランと再会し愛し合うようになる。
セス「とは許嫁でそれなりに意識はあったようだが、兄として慕っていただけに過ぎず、彼の許しを得て双方の親に打ち明けようとするも、叔父が企てたテロによって死亡する。
しかし、錯乱した国王の命令で科学者達にゾーンに沈んだティナの魂を呼び覚まし再びこの世に生還。同時に娘を溺愛するあまり生きた兵器として肉体を改造され、真実を知らないまま生かされることとなる。
だが生き別れた母を出しに叔父ゲオルカによって真相を知り、ショックに暴走。
ギリシアを破壊する兵器と化し、説得するセスに重症を負わせるもソランの声に意識を取り戻す。
自ら自決することを選ぶが、アギの提案を受け入れソランと共に地球へ転生することを選ぶ。
転生装置により、ティナの魂は地球へ向かった。そして、幾度も転生を繰り返しクリスティーナのときはハンカチを、セラフィーヌのときは油絵を。そしてヘルガに生まれ変わっても想い出の景色を描き続け、恋人のソランを待ち続けた。
べフォールの子供達から真相を知ったヘルガは全ての記憶を想いだす。
ギリシアに戻らず、地球人として生きることを伝えるがティナを兵器として利用し、ギリシアの国王になる野望を持つ叔父ゲオルカに捕まる。ゲド機関の実験でティナの肉体に魂を戻すべくゾーンに入り意識不明に陥る。
救出に現れたトーマと二人で逃れようとするも自責の念に駆らていたトーマは正体を明かし自ら犠牲になって彼女を救おうする。
セス・・・あなたはそこまで傷ついてしまったのね
貴方が死ぬというのなら私も死にます
ヘルガとティナの必死な説得にセスは心打たれ、トーマとして生きる道を選んだ。
やがてヘルガのティナの記憶は薄れていき・・・。
十年後。
大人になったヘルガは孤児院の教師として働いていた。
ある日、彼女の元に現れた男性は・・・。
余談
王族の陰謀に巻き込まれ、愛されるが故に兵器として再誕したティナ。
深い悲しみが襲えば発動するという恐ろしい発動条件は真実を知ったことでギリシアを破壊したが、事実を知らないままソランとの結婚を国王に伝えても身分違いに許されないのは明白であり、どっちにしろ暴走は起こっていたのかも・・・。